小田原市では、老木化や通行障害の生じている桜の伐採を2023年から各所で実施している。伐採された場所の中から昨年度は西海子小路で桜の植え替えが行われ、今年も継続して2つの市道沿いで桜の植え替えが予定されている。
今年度、桜の植え替えが計画されているのは市内南町と城山の2つの市道沿い。南町の市道0017は西海子小路という呼称のほうが一般的で、桜の名所のひとつだが老木化が進み一昨年に12本の桜が伐採された。今年度の工事でも桜の伐採と植え替えが行われる。
着工前の1月中旬に西海子小路を訪れると、通りの北側にある3本の桜の木にビニール紐が巻きつけられていた。伐採する木のマーキング用かと思われたので、念のため撮影。
着工後の2月上旬に、再び西海子小路を訪れると、ビニール紐でマーキングされていた桜の木は伐採されていた。
既に切り株は伐根されて、約1mほど掘削が行われていた。桜の植わっていた場所には下水管が埋設されていたりと、思っていたよりも人工物があって興味深い。西海子小路沿いでは9ヶ所で伐根作業が進行していた。
桜の植え替え工事が行われる、もう一つの場所が市道2328。青橋から百段階段方面へと続く坂道沿い。市道2328沿いでも、老木化した桜5本が昨年度に伐採されている。
市道2328でも伐根が行われて桜の植え替えが予定されている。市道0017・市道2328街路樹再整備工事の工費は税込15,408,800円。植え替えられた桜の若木が、今年の春に花を咲かせるかは分からないが、暖かくなったら植え替え後の桜の様子を撮影に出かけたい。