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小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



2024年8月末に接近した台風10号の豪雨で、市内では土砂崩れが51件と農地崩落が41件など復旧に約5億円を要する被害が発生。昨年後半から今度にかけて復旧工事が各所で行われ、国府津の農道沿いでは崩れた斜面の復旧工事が7月下旬に完了した。先月中旬、国府津駅裏手から上町方面へと続く農道沿いをランニングしていると、道路脇に工事看板が設置されているのを発見。看板には、農道をなおしていますと農地災害復旧工事の記載。看板の先は谷間に畑地が細長く段を成していて、幅の狭い農道が斜面を緩やかに下っている。施工された部分を見ると、斜面が崩れたようで整地と石材を積み上げて補強が施されていた。工事看板に記載の工期は7月22日までだったので、工事関係の機材や重機も無く竣工したような状況だった。斜面に設置されたのは、金属のカゴの中に砕石を詰めた「ふとんかご」で、河川護岸や災害復旧等の土木工事に用いられる工法のひとつ。国府津地内農地災害復旧工事の工費は税込5,419,700円。これから9月にかけて台風シーズンとなるが、今年は大きな被害が出ないことを願うばかり。



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令和7年度も第二四半期に入ったが、市内では令和6年度発注分の工事がいくつか続いている。堀之内の県道720号では、劣化した路面の舗装工事が7月中旬まで行われていた。道路補修工事が行われていたのは、県道720号富水駅入口から北側約180mの区間。県道の補修工事なので、発注元は神奈川県の県西土木事務所小田原土木センター。今年の2月末の入札で施工業者が決まり、7月17日までの工期で工事が行われた。県道720号富水駅入口交差点角には以前、奥行の狭いスナックが3軒並んでいたが2016年頃に解体。2020年に整備工事が行われ歩道とバス停が設置された。発注された工事内容によると、アスファルト舗装が行われた区間は183mで道路幅は約6.1mから9.4m。県道720号富水駅入口交差点近くのバス停名は現在は富水郵便局前。2020年頃のバス停名はDNP前で、それ以前はコニカ前。おそらく昭和時代は小西六前だっと思われるが、地域の産業の移り変わりによりバス停名も変遷している。県道720号の道路補修工事の正式な工事名は(小土工7112)令和6年度 道路補修工事(ゼロ県債)(その6)。工費は税込20,090,620円。今年度は小田原市発注の工事が市立病院の新病院建設費の増額で減るような話があるので、神奈川県から発注される工事も注目したい。



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小田原市栢山に所在するMeiji Seikaファルマでは、2028年に稼働予定のワクチン工場建設に向けた準備が進んでいる。先日、足柄事業所の前を通りかかったら工事看板が設置されていた。先日、県道720号沿いのMeiji Seikaファルマ足柄事業所入口前を通過すると工事看板が設置されていたので寄り道。以前は明治製菓の薬品関連の研究所がいくつか敷地内にあったが、2011年に明治グループ内の再編により、旧明治製菓株式会社の薬品事業を承継するMeiji Seika ファルマ株式会社が発足。看板や名称も明治製菓から新社名へ変更された。工事看板の記載は、Meiji Seikaファルマ 新棟建設に向けた準備工事。帰宅後に調べたところによると、新型コロナウイルスのレプリコンワクチンを製造する工場と倉庫が建設予定。建設費には、経済産業省の事業補助金が交付され2028年の稼働を目指している。準備工事の内容は不明だが、今年に入って足柄事業所内ではいくつか整備工事が行われており、以前テニスコートだった場所に駐車場が新設。工場の一番南側の空き地だった場所には、ビオトープを併設したような公園が整備された。Meiji Seikaファルマの足柄事業所は、外側から敷地内を見渡せる場所が少ないが、建設工事が見えるようであれば進捗などを記録に残したいと考えている。



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小田原市鬼柳地区から西大友の国道255号沿いを流れ、飯泉や鴨宮方面へ農業用水を供給している鬼柳堰では、段階的に水路や水門の改修や整備工事が行われている。昨年度から今年度にかけては、西大友地区で老朽化した安全柵の改修が進んでいる。小田原市西大友の国道255号西大友歩道橋から南側を流れる鬼柳用水路。上流部は鬼柳堰で、下流で豊川支線や鴨宮支線に分岐する。国道255号に沿った区域では、数年前から転落防止用の安全柵の取り替え工事が進められている。昨年度の発注工事で現在施工されている区間は、ライオンズクラブの標語看板が設置してある場所から国道をそれて東側の道路に架る大友橋まで。現地の工事看板に記載の工期は8月29日までだが、既に工事は終盤でほぼ全てのフェンスが新しいものに改修されていた。施工区間は約150mで、新設されたフェンスは白色のシンプルなもの。改修前のフェンスは撮影していなかったが、左岸側は古いフェンスのままだったので恐らく右岸側も同じだったようだ。左岸側は畑地や人家になっており、水路沿いを通行出来ないので、今後改修されるのかは不明。鬼柳用水路 水路安全施設柵整備工事の工費は税込8,540,840円。鬼柳堰や鬼柳用水路の管理者は県なので、工事の発注は神奈川県の県西地域県政総合センター。



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都市計画道 穴部国府津線の未整備区間である市内府川から蓮正寺までの約1.2kmの区間では、段階的に整備事業が計画されていて、今年度は大雄山線と狩川に架橋される橋の橋脚部分の建設工事が進んでいる。水道橋右岸上流側では2基目の基礎工事が始まった。狩川に架る水道橋の右岸上流部では都市計画道路 穴部国府津線の新設区間の整備工事が進んでいる。狩川と大雄山線の上部に架橋される計画で、狩川と大雄山線の間のスペースには橋脚が2基建設される。大雄山線側の橋脚は着工が早く、既に基礎工事が終わり橋脚部分の鉄筋工事が進行中。一方、狩川側は基礎工事が終わり、これから地上部分の鉄筋工事が始まる。大雄山線側の橋脚整備の工事名は、令和6年度 街路整備工事 公共(その5)立体交差工事 公共(その1)県単(その1)合併で工費は税込119,531,412円。狩川側の橋脚整備の工事名は、(小土工7201)令和6年度 街路整備工事(ゼロ県債)(その1)で工費は税込84,690,540円。隣接する橋脚なので、同じくらいの工費なのかと思っていたが約3500万円ほどの開きがある。狩川と大雄山線の間の2基の橋脚は年内には完成予定なので、完成したら記録を撮影に訪れたい。まだ長閑な風景のこの周辺は、これから大きく景観が移り変わってゆく。



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