小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原競輪場から相洋高校へと続く市道0028で、10月14日早朝に道路脇で倒木あり約10時間にわたって通行止めとなった。倒木が起きた翌日の15日午後に、現地の様子を撮影に出かけた。倒木が発生したのは相洋高校の校門から約150mほど坂を下った地点。小田原高校側の斜面にあった大木が倒れ市道を塞いだ。倒木発生地点は、歩道脇のフェンスが損傷していたが道路上の倒木は除去されて通行止めは解除。倒木の発生した斜面は、県指定の天然記念物である小田原高等学校の樹叢周辺で大木が多い。倒木による人的被害は幸いなことに発生しなかったが、電柱2本が損傷。近くの電柱は上半分が折れてしまったようで、上部は金属柱で補強されていた。倒木が発生する前に大雨が降ったわけでもなく、予期せぬ形でのアクシデント。市道0028沿いは相洋高校の通学路にもなっているので、人的被害が出なかったのが不幸中の幸いだった。今回の倒木を受けて、今後周辺の樹木整理が計画されるのかもしれない。

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散歩の途中に御幸の浜や袖ヶ浜に立ち寄ることが多く、海岸に出ると昔と比べて浜が狭くなったと感じる。先日、袖ヶ浜を訪れると防潮扉の先が波打際で海岸の侵食が進んでいた。Googleマップで確認すると、小田原市内の海岸で特に狭くなっている場所の一つが浜町の袖ヶ浜周辺。私が小学生だった昭和50年代は、まだ砂浜があって野球ができるくらいの広さはあったが、今は防潮扉から波打際まで10mほど。海岸の侵食状況は砂浜が消失して、高波で打ち寄せられた小石で波消ブロックが埋もれている。以前は自分の背より高い波消ブロックの隙間に入れたが、もはや隙間は見当たらず。袖ヶ浜でも特に海岸の侵食が進んでいるのが、袖ヶ浜からひとつ西側の出入り口付近。写真を撮影した日は特別に波の高い日ではなかったが、濡れずに海岸伝いで御幸の浜に向かうのが困難な状況だった。袖ヶ浜からひとつ西側の出入り口から海岸へ。防潮扉のすぐ先が波打際で、波が穏やかでも割と怖く感じる。防潮扉の前で改めて海岸を撮影。足元近くが波打際でなんとも落ち着かない。神奈川県内の海岸は各所で侵食が進んでおり、2021年度に相模湾沿岸海岸侵食対策計画が策定され今後、侵食の進んでいる海岸では養浜工事が実施される見込み。しかし、浜町から南町までの海岸は侵食対策計画には入っていないため更なる侵食が懸念される。

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小田原漁港内で見かける鳥はカモメやアオサギが多いが、7月に入った頃から度々一羽の合鴨の姿を目にするようになった。すぐに居なくなってしまうのかと思っていたが、漁港内に住み着いたようで一ヶ月以上が経過した。小田原漁港内で初めて合鴨を見かけたのは7月上旬頃。夕暮れどきの散歩の途中に小田原漁港に立ち寄ると船間をのんびりと泳いでいた。最近は合鴨の様子をチェックするのが楽しみになってきている。夕方に訪れると、漁船のバルバスバウの上に乗っかって羽を休めていることが多い。バルバスバウが付いている漁船は限られており、同じ漁船が定位置となっているようだ。鳥にはあまり詳しくないが、見たところ合鴨と思われる。飛ぶのが得意ではないようで岸壁にあがっているのは見たことがない。以前、近くの早川河口にアヒルと合鴨が住み着いていたがいつの間にか姿を見なくなった。小田原漁港に住み着いた合鴨は長生きしてほしいもの。

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2017年頃から神奈川県内でもナラ枯れと呼ばれるナラ類やカシ類が感染する樹木の伝染病が確認され、小田原市内ではここ数年でナラ枯れの被害が急速に広がり100本以上の樹木に被害が発生している。小田原市板橋の富士山周辺の丘陵地でもナラ枯れと思われる木が目立つようになってきた。小田原市板橋の富士山は板橋から風祭間の国道1号北側の丘陵地。富士山の東側は高級住宅地で西側は雑木林が広がっている。昨年の9月に石垣山農道沿いをランニング中に立ち枯れた木が目に付いたので撮影。約10ヶ月後の今年7月に同じ場所から富士山をほぼ同ポジションで撮影。昨年の9月よりも立ち枯れている木がかなり多くなっている。立ち枯れてしまった木の中で、線路に近い場所にあった数本は既に伐採されている。ナラ枯れはカシノナガキクイムシという昆虫が媒介するナラ菌により木が枯死してしまう。ナラ枯れの対策は感染した木の伐採が必要となるが、伐採は基本的に地権者の責任で行わなければならないので放置されている木が多い。ナラ枯れ被害の木は立ち枯れているほか、カシノナガキクイムシが木に穴を開けて入り込んで木屑を大量に排出するので、木の根元を見るとすぐに分かる。市内では入生田の丘陵地や沼代周辺の雑木林でナラ枯れと思われる立ち枯れた木を多く目にする。富士山周辺のナラ枯れは昨年から急速に拡大したように感じて、特に風祭方面から見ると早くも紅葉が始まったかのような眺め。今後、どのような対策が取られるのか動向が気になる。

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大雄山線井細田駅の東隣に所在している八幡神社は境内に大木が多くて、森の中に社があるような佇まいだった。今年に入り拝殿裏手の楠の大木が何本か伐採され、また春になってからは鳥居近くにあった銀杏が伐採されてしまった。八幡神社の東側には旧久野川の名残の水路が流れていて、その水路の石垣の上に2本の銀杏の大木があって、初冬の頃に黄葉する風景が好きで毎年訪れていた。先日、八幡神社前を通りかかると銀杏の木が2本伐採されていたほか、鳥居近くの樹木が剪定されていて木々の風景が変わってしまった。八幡神社の銀杏の風景は何年も前から撮り溜めているので、同アングルから伐採前後の風景を比べてみたい。八幡神社の東側には水路には擬宝珠つきの太鼓橋が掛かっていて右手に2本の銀杏の木があった。銀杏が黄葉する頃に訪れると、太鼓橋と石垣と銀杏の木の組み合わせがなかなか風情を感じさせる眺めで好きだったが、もうその風景は望むことが出来なくなった。上の写真は初冬の頃、太鼓橋の上から撮影したもの。水路を覆うように葉を広げていた銀杏の枝ぶりが良かったが、伐採されてしまい何とも残念。最後に鳥居前からの風景の伐採前後の比較。以前は拝殿を取り囲むように大木があったので鬱蒼とした雰囲気があったが、伐採や剪定が行われてだいぶ境内は陽が入るようになって明るくはなった。年々、市内の社寺の境内にある樹木の伐採や剪定が行われ、好きな風景がいくつか無くなってしまい何とも残念。

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