小田原市府川の県道74号を起点として、国府津の国道1号付近まで至る都市計画道路 穴部国府津線は、事業区域の約6.5kmのうち約5.6kmは整備が完了しており供用されている。未整備となっている市内府川から蓮正寺までの約1.2kmの区間では、2029年まで段階的に道路整備が行われる。
昨年度から都市計画道 穴部国府津線の建設工事が始まったのは、狩川の水道橋右岸上流側。県道74号沿いの旧小田原給食センター付近から大雄山線と狩川を架橋して蓮正寺方面へ道路が建設される。
工事が行われている場所は大雄山線の線路脇。架橋するための橋脚の建設が進んでいる。
大雄山線と狩川の上に架けられる橋の長さは約190m。県が公表している資料には略図しか記載されていないが、8基の橋脚が建設されるようだ。4月下旬に訪れると、既に基礎部分にコンクリが打たれて、地上部分には鉄筋が組まれていた。
都市計画道路 穴部国府津線の橋脚建設工事の正式名称は、令和6年度 街路整備工事 公共(その5)立体交差工事 公共(その1)県単(その1)合併。工費は税込119,531,412円。整備事業が順調に進めば、5年後くらいにはこの風景の中に大きな橋が完成している。これから事業予定地では道路整備が進んでいくので、工事前や工事中の風景をこまめに記録したいと考えている。