多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

久々に入院した話 その6

2023-09-25 18:09:00 | 病気あれこれ
入院生活は毎日慌ただしい。検温血圧体重血糖値、時には心拍数、あれこれ測って記録しなければならない。

主治医に副主治医、研修医に看護師、栄養士に看護学生、もう何がなんだかわからないくらい、私の担当者は多い。

病室や検査室、リハビリ室、外来、ありとあらゆる場所であれこれ聞かれるので、メモ必須である。

とある場所でここならいいだろうと油断していたら、出会ったスタッフに、「ここに来る直近の〇〇を教えてください」と言われてさすがに答えられなかった。うーむ。

私は自分の患者IDは、空で言える。後から「私のIDはコレコレですから、電子カルテ開いてくれたら記録が見られるはずですよ」と言えばよかったと気づき、あー、しまった!とがっくりした。

一日中スケジュールが決まっていて、あれこれ指示される生活、なんかこの雰囲気は…と考えて、ああ、学校にそっくりだ、と気づいた。

学校なら夕方帰れるが、今回は外泊はもちろん、外出もだめ。面会も制限付きで、厳しく言われた夫は、荷物すらなかなか持ってきてはくれず、私は困ってしまった。

必要最低限の物はあるけれど、趣味娯楽がない。病室にTVはあるが、元々好きではないので、電源すら入れていない。

本を数冊持ってきたが、すぐに読んでしまい、代わりがない。病院の売店には雑誌や漫画、ほんの少しの書籍があるが、読みたい物がない。家族が買ってきてくれれば助かるが、夫は活字より映像の人なので、本を選んで欲しいと言っても困惑するだけだろう。長男は私とは読書の趣味が違うので、変なのを勧めてきそうである。次男は夫と同じく、活字より映像派。

仕事と家事で忙しい夫と息子に本を買ってきてと頼むのも酷な気がして、読書をしない生活を続けた。スマホでニュース見たりするが、つまらない。

本のない生活がまだまだ続く。せめて活字が見たくて、「糖尿病患者のための無理のない食事療法」やら「高血圧はこんなにリスクが!あなたは大丈夫?」だの病院の健康教室で配られたテキストを何回も読んだりする。

食事療法や運動療法、朝早く起きて夜も早く寝る生活がつらい患者さんは、退院したその足で焼肉やらラーメンやら食べに行く事もあるそうだが、私は退院したら、まず書店に寄って新しい本を買いたいなあと思いました。

衣食住も大切ですが、本を読めない生活が私には一番つらいと改めて感じました。活字中毒、恐るべし。

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