”Inspector George Gently” : Pilot版 『Gently Go Man』
2007年放送
『孤高の警部 ジョージ・ジェントリー』のパイロット版です。
このドラマは英国で2007年S1から2017年S8迄放送されています。
(S8の2エピソードでファイナルとなりました)
このドラマは随分前に見ていたのですが、途中で脱落。
ところが、最近また再放送されていて久々に見る機会を得ました。
特に第一話は殆ど忘却の彼方だったので忘れている点が多く、改めて見て色々記憶が欠落して
いた事に気付きました。 これは第一話となってはいますが ”パイロット版”として制作されたエピ
ソードです。
以前何度か番組紹介として書いた事はあるのですが、今回は今更ですが第一話についてザット触れて
みたいと思います。
すっかり忘れていたのですが 出演者をみると嬉しくなりますよ。
ゲストが素晴らしいんです! すっかり記憶から抜け落ちていて我ながら情けないやら ビックリ
やら・・・・。
この回では、メインの :
マーティン・ショウ : ショージ・ジェントリー
リー・イングルビー : ジョン・バッカス
に加え、その素晴らしいゲストが、
リチャード・アーミティッジ : リッキー・ディーミング
ショーン・エヴァンズ : ローレンス・エルトン
フィル・デイヴィス : ジョー・ウェブスター
等が顔を揃えています。
このエピソードでは、ジェントリー警部がダラム郡警察で働くことになった経緯と相棒となるバッカ
スとの出会いから描かれています。
時代背景は1960年代。
スコットランド・ヤード勤務のジェントリー警部は警察内部の汚職事件調査中に最愛の妻が車にひき
殺されてしまう。
傷心のジェントリーは妻の殺害に関与したと思われるギャングのボスであるジョー・ウェブスター
(フィル・デイヴィス)がバイク事故により死を遂げた若者ビリーがバイク事故により不審な死を遂
げた葬儀に出席して以来姿を消したとの情報を得てダラムに向かう事になる。
ダラムではジョン・バッカスと共にビリーの死因を探る捜査を開始する。
最愛の妻に死なれ 心に痛みを抱えながらも 腐敗した警察内部の調査、事件の解明に果敢に挑んで
いく。 寡黙で不器用そうだが 地道に証拠を固めて犯人を割り出そうと潔癖ともいえる信念に元ず
くジェントリー警部。
夜の海岸で亡き妻を想い1人慟哭する姿は胸が痛くなります。
一方、若いバッカスは野心に燃え 証拠を捏造したりもする。 スコットランド・ヤード配属希望を
出していて 兎に角手柄を立てたい”今どき若者”。
上司の娘と結婚しているも家庭生活は上手くいっていない様子。
初めて観た時は、何となく暗そう、重そうなのではないかと思ったのですが、これが意外にユーモラ
スなセリフやチョイ軽いバッカスの言動等で以外に面白く観られます。
何より、マーティン・ショーは当時の時代背景と共に重厚で抑えた演技でジックリ見せてくれます。
そして、世代も考え方も違い、時に突っ走るバッカスの ”動”とのぶつかり合いで、ジェントリーと
バッカスの人間性をより対照的に印象付けています。
マーティン・ショーはこのドラマのコンサルタント的役割も果たしており、当時の世論等も根底に置き
丁寧な時代設定に基づきクラシカルな雰囲気をリアルに再現しています。
1960年代の社会情勢、風景、衣装が色濃く描かれていて、特に女性の衣装、メーク、ヘアースタイル
等も興味深いです。
直ぐにイメージする所謂「刑事ドラマ」とは違い、ハラハラ、ドキドキ感とは違い、警察と犯罪者の
癒着、警察内部の汚職、人種差別、同性愛者を認めない、麻薬の万延等で社会が揺らぎ始めた1960年代
のイギリスの生活環境等を時代背景を元にジックリと描かれています。
スコットランド・ヤードに配属を希望していたバッカスですが、今回の事件を最後の仕事と考えていた
ジェントリー警部が手を回してその要望書をボツにしたらしい。
それと云うのも、かつて彼が若い警官をを教育した時に上手くいかず、その警官が「最低のダメ警官」
になってしまったという苦い経験から、そのままダラムに留まりバッカスの成長を見守る道を選びます。
最後に名コンビ誕生となる記念すべきシーンになる訳で、今後の2人のコンビが楽しみになる作り方を
しています。
マーティン・ショウは経験豊かな俳優さんですが、ポアロ作品にも出演していました(どのエピソード
だったかな←ボケ)
ところで、バッカスを演じるリー・イングルビーですが、”Life on Mars”でサム・タイラーの父親役だっ
たと初めて気づきました。
”Life on Mars”観たのは随分前の事で すっかり忘れていましたよ。
それから、最初に書いた様に、嬉しいゲストの1人であるリチャード・アーミティッジは今回ライダー
ジャケット姿でカッコ良く似合っています。
この作品の後に”Spooks : MI-5”に出演する事になるんですね。 ”Spooks :MI-5”のルーカスは好き
でしたねぇ。
そして、ショーン・エヴァンズ、
現在BSプレミアムでも放送中の”モース”はこの作品の後の出演になります。
そう言えば、BSでのタイトルは”新米刑事”が付いていない様ですね。 ワタクシが見ていた時はタイトル
「新米刑事モース~オックスフォード事件簿」というタイトルでした。尤も、”新米刑事”というタイトル
も如何なものか・・・という感じもありましたが。
今回の放送は吹き替え版だそうなので観ていません。 これまでずっと字幕版で観ていたので いきなり
吹き替え版になるとイメージが狂いどうも馴染まないんですよ。
もう1人、フィル・デイヴィス
この俳優さんを初めて認識したのは「シャーロック」だったのですが、その後随分色々なドラマで見かけ
ます。 「Silk」,「Dr.Who」, そして「ホワイト・チャペル」等々。
大体悪役が多いんですけど(笑)、「ホワイト・チャペル」のマイルズは良い味出してましたねぇ。
と、大分脱線しましたが、言いたかったのは・・・・。
先見の明があるのか その後色々活躍する事になる良い俳優さんを揃えたんだな~って事でして(汗)
あともう一点、このドラマのエンディングに流れる曲がいかにもこのドラマの雰囲気に合っていて結構気
に入っています。
”Final theme by Ray Harman”
https://youtu.be/Jx1GFyjSr14
それにしても、このタイトル・・・・。
『孤高の』を付ける必要があるんだろうか?
あまり孤高のイメージは感じられないのですがね
もう少し何となからなかったんでしょうか。(余計なお世話?)
2007年放送
『孤高の警部 ジョージ・ジェントリー』のパイロット版です。
このドラマは英国で2007年S1から2017年S8迄放送されています。
(S8の2エピソードでファイナルとなりました)
このドラマは随分前に見ていたのですが、途中で脱落。
ところが、最近また再放送されていて久々に見る機会を得ました。
特に第一話は殆ど忘却の彼方だったので忘れている点が多く、改めて見て色々記憶が欠落して
いた事に気付きました。 これは第一話となってはいますが ”パイロット版”として制作されたエピ
ソードです。
以前何度か番組紹介として書いた事はあるのですが、今回は今更ですが第一話についてザット触れて
みたいと思います。
すっかり忘れていたのですが 出演者をみると嬉しくなりますよ。
ゲストが素晴らしいんです! すっかり記憶から抜け落ちていて我ながら情けないやら ビックリ
やら・・・・。
この回では、メインの :
マーティン・ショウ : ショージ・ジェントリー
リー・イングルビー : ジョン・バッカス
に加え、その素晴らしいゲストが、
リチャード・アーミティッジ : リッキー・ディーミング
ショーン・エヴァンズ : ローレンス・エルトン
フィル・デイヴィス : ジョー・ウェブスター
等が顔を揃えています。
このエピソードでは、ジェントリー警部がダラム郡警察で働くことになった経緯と相棒となるバッカ
スとの出会いから描かれています。
時代背景は1960年代。
スコットランド・ヤード勤務のジェントリー警部は警察内部の汚職事件調査中に最愛の妻が車にひき
殺されてしまう。
傷心のジェントリーは妻の殺害に関与したと思われるギャングのボスであるジョー・ウェブスター
(フィル・デイヴィス)がバイク事故により死を遂げた若者ビリーがバイク事故により不審な死を遂
げた葬儀に出席して以来姿を消したとの情報を得てダラムに向かう事になる。
ダラムではジョン・バッカスと共にビリーの死因を探る捜査を開始する。
最愛の妻に死なれ 心に痛みを抱えながらも 腐敗した警察内部の調査、事件の解明に果敢に挑んで
いく。 寡黙で不器用そうだが 地道に証拠を固めて犯人を割り出そうと潔癖ともいえる信念に元ず
くジェントリー警部。
夜の海岸で亡き妻を想い1人慟哭する姿は胸が痛くなります。
一方、若いバッカスは野心に燃え 証拠を捏造したりもする。 スコットランド・ヤード配属希望を
出していて 兎に角手柄を立てたい”今どき若者”。
上司の娘と結婚しているも家庭生活は上手くいっていない様子。
初めて観た時は、何となく暗そう、重そうなのではないかと思ったのですが、これが意外にユーモラ
スなセリフやチョイ軽いバッカスの言動等で以外に面白く観られます。
何より、マーティン・ショーは当時の時代背景と共に重厚で抑えた演技でジックリ見せてくれます。
そして、世代も考え方も違い、時に突っ走るバッカスの ”動”とのぶつかり合いで、ジェントリーと
バッカスの人間性をより対照的に印象付けています。
マーティン・ショーはこのドラマのコンサルタント的役割も果たしており、当時の世論等も根底に置き
丁寧な時代設定に基づきクラシカルな雰囲気をリアルに再現しています。
1960年代の社会情勢、風景、衣装が色濃く描かれていて、特に女性の衣装、メーク、ヘアースタイル
等も興味深いです。
直ぐにイメージする所謂「刑事ドラマ」とは違い、ハラハラ、ドキドキ感とは違い、警察と犯罪者の
癒着、警察内部の汚職、人種差別、同性愛者を認めない、麻薬の万延等で社会が揺らぎ始めた1960年代
のイギリスの生活環境等を時代背景を元にジックリと描かれています。
スコットランド・ヤードに配属を希望していたバッカスですが、今回の事件を最後の仕事と考えていた
ジェントリー警部が手を回してその要望書をボツにしたらしい。
それと云うのも、かつて彼が若い警官をを教育した時に上手くいかず、その警官が「最低のダメ警官」
になってしまったという苦い経験から、そのままダラムに留まりバッカスの成長を見守る道を選びます。
最後に名コンビ誕生となる記念すべきシーンになる訳で、今後の2人のコンビが楽しみになる作り方を
しています。
マーティン・ショウは経験豊かな俳優さんですが、ポアロ作品にも出演していました(どのエピソード
だったかな←ボケ)
ところで、バッカスを演じるリー・イングルビーですが、”Life on Mars”でサム・タイラーの父親役だっ
たと初めて気づきました。
”Life on Mars”観たのは随分前の事で すっかり忘れていましたよ。
それから、最初に書いた様に、嬉しいゲストの1人であるリチャード・アーミティッジは今回ライダー
ジャケット姿でカッコ良く似合っています。
この作品の後に”Spooks : MI-5”に出演する事になるんですね。 ”Spooks :MI-5”のルーカスは好き
でしたねぇ。
そして、ショーン・エヴァンズ、
現在BSプレミアムでも放送中の”モース”はこの作品の後の出演になります。
そう言えば、BSでのタイトルは”新米刑事”が付いていない様ですね。 ワタクシが見ていた時はタイトル
「新米刑事モース~オックスフォード事件簿」というタイトルでした。尤も、”新米刑事”というタイトル
も如何なものか・・・という感じもありましたが。
今回の放送は吹き替え版だそうなので観ていません。 これまでずっと字幕版で観ていたので いきなり
吹き替え版になるとイメージが狂いどうも馴染まないんですよ。
もう1人、フィル・デイヴィス
この俳優さんを初めて認識したのは「シャーロック」だったのですが、その後随分色々なドラマで見かけ
ます。 「Silk」,「Dr.Who」, そして「ホワイト・チャペル」等々。
大体悪役が多いんですけど(笑)、「ホワイト・チャペル」のマイルズは良い味出してましたねぇ。
と、大分脱線しましたが、言いたかったのは・・・・。
先見の明があるのか その後色々活躍する事になる良い俳優さんを揃えたんだな~って事でして(汗)
あともう一点、このドラマのエンディングに流れる曲がいかにもこのドラマの雰囲気に合っていて結構気
に入っています。
”Final theme by Ray Harman”
https://youtu.be/Jx1GFyjSr14
それにしても、このタイトル・・・・。
『孤高の』を付ける必要があるんだろうか?
あまり孤高のイメージは感じられないのですがね
もう少し何となからなかったんでしょうか。(余計なお世話?)