The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

Sherlock Holmes 『A Game of Shadows』 : (3)

2017-01-18 | A Game of Shadows
ガイ・リッチー版シャーロック・ホームズ『シャドウ・ゲーム』: (3)


・・・続きです


馬車でジプシーの集落へ到着した2人はシムザと会う事が出来 彼女の兄のレネイが危険
人物に係っている事を説明し 兄の行方を尋ねます。

その間振舞われた珍味「ハリネズミのスープ」等頂きながら(怖)レネイが残した絵から
手掛かりを探り”古い印刷機の傍にあるワインセラー”と推論したホームズに、シムザは
”緑のウサギ”というアナーキストのアジトだと言います。
兄はそのリーダーのクロード・ラバシュと言う爆弾魔と親しくしていたという事が判明します。
そしてシムザに誘われるままに民族ダンスを踊るワトソン。ホームズは「止めて置け。死ぬぞ」
と言いますが ノリノリでダンスに興じるワトソンの動きが~~~!!

踊っている場合ですか?(笑)
(この時のBGMが ”Romania Wind”という曲でとてもテンポが良い雰囲気のある曲ですね)

一方助けられたメアリはマイクロフトの家にかくまわれていました。 が・・・
全裸兄(!!)← 変人兄弟は困ったモンだ・・・です(汗)(画像は自主規制しますね)
暗号になっている電報がワトソンから届くのです。
「大嫌いなメアリ、君には二度と会いたくない・・・」とか何とか。 ショックを受ける
メアリに全裸兄(!)は全部反対の意味なのだと説明します。 けど、困ったお方です、
お兄様。

シムに案内されホームズとワトソンはラバシュに会いに行きます。
レネイは英国人支配者(モリアーティー)の言いなりになっており 恐ろしい計画の実行
を依頼されている。

爆弾を仕掛けているが爆発まであと10分だと言うラバシュに場所を聞き出そうとした時
眼の前で自殺してしまいました。
手下たちに追われながら 「ホームズビジョン」で抜け穴を推察し、爆弾が仕掛けられた
場所はオペラ座であろうと推論したホームズが急ぎ向かったオペラ座では「ドン・ジョバ
ンニ」の公演中。

物陰からモリアーティーが観劇中である事を見つけたホームズは間違いに気付き慌てて
向かいのホテルに向かいます。

 
そこでは商人のマインハルトの通商会議が行われており 一行が駆け付けたものの間に
合わず目の前で爆破されてしまうのです。

現場を検証したホームズは、マインハルトは爆破の前に射殺されている事を突き止め
爆破が隠蔽工作であり セバスチャン・モラン大佐が狙撃したのだと推測しました。
マインハルトは”大きな銃”を製造していたが 数日前に彼の会社の株がが何者かに
より買い占められていた事を知ったホームズは変装してモリアーティの行動を探り 
彼等がマインハルトの工場があるヘイルブロンに向かう事を突き止めたのです。

爆破事件のせいで国境が閉鎖されている為 抜け道を良く知るシムザ率いるジプシー
一行に導かれてドイツ国境を抜けることになりました。
馬に乗っての旅になるのですが、ホームズがぐずって馬に乗りたがらない。



ワトソンが「扱いやすい馬を」と頼み、結局 ”ポニー” に乗るホームズ。
ポニーですよ、ポニー、もう・・・・(笑)
一行がとっくにとっくに先を行くのに ず~~っと遅れてパカパカとポニーに乗る
ホームズが何とも可愛いんです(笑)
天才で無敵の格闘家でありながら馬に乗れないって落差が良いですね。

辛くも国境を越え マインハルトの物であった工場にたどり着き様子を覗い侵入しよう
とするホームズとワトソン。
そんな緊迫感のある時に ホームズはワトソンに何度も「幸せか?」と尋ねるんですね。
(又2人で冒険をする事が幸せか?と聞いている訳なんですが・・・。やっぱり戻って来て
よって言いたいんでしょうね)

ワトソンに電報局でマイクロフトに電報を打ち4時までに戻って来いと指示し 自分は一人
で工場に忍び込みます。
工場の中は膨大な数の兵器で埋め尽くされてる 兵器工場でした。
様子を覗っていたホームズはモラン大佐に見つかってしまい捕えられてしまいます。


一方人目を避けて電報を打ち終わったワトソンが戻って来るとホームズからのメモが残っています。

”Watson, come at once if convenient, if inconvenient, come all the same”
「都合がよければすぐ来い、都合が悪くてもすぐ来てくれ」← (字幕は 『・・・都合が
悪くてもするべき事ことをしてくれ』って感じだったのですが、これはどうなんだろう?
チョット微妙な感じがするのは私だけかしら?)
(これは正典”The Creeping Man” 『這う男』でホームズがワトソンに送った電報にある
文章で良く知られたホームズ語録の1つです。
BBC版の”A Study in Pink”ではテクストで、”The Abominable Bride”では電報で、と共
に引用されています)
そのメモには場所を示す絵も描かれていました。


モラン大佐に捕えられたホームズ、勿論モリアーティーが居りました。
誰に電報を打ったのかを問い詰めますが白状しないホームズの肩にカギフックの様な物を打ち
込み天井から吊り下げ拷問します(痛そう!)

モーツアルトの「鱒」のレコードを掛け 自ら歌いながらホームズを拷問するモリアーティー
はスピーカーでその音を外へ流し ホームズの苦悶の声もワトソンに聞かせると言う冷酷非情さ。
結果電報はマイクロフトに送ったのだと白状させられるホームズ。(実は白状したと見せかけ
ながらモリアーティーからある物をすり取っていたんですね)


一方ワトソンもドイツ兵に捕えられるのですが それをモラン大佐が銃撃しようと狙っていました。
銃撃を逃れながら大砲を見つけたワトソンが間一髪でホームズの絵にあった灯台を爆破します。

破壊された工場に入りホームズを探すワトソン。
瓦礫のなかでやっと見つけたホームズは、”Always good to see you, Watson”(会えて嬉しいよ)
←字幕は 「来てくれると思った」と・・・)


..... to be continued です。


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