The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

これから読む予定のミステリ:Sep./3(2024)

2024-09-11 | ブックレヴュー&情報
※ 『ターングラス・鏡写しの殺人』ガレス・ルービン

早川書房 2024年9月19日発売予定

【内容概略】
≪1881年イギリス、エセックスのターングラス館で起こった毒殺事件。事件解明の鍵は、館に監禁
された女性が持つ一冊の本にあるという。一方、1939年アメリカ、カリフォルニアでは推理作家が
奇妙な死を遂げる。彼は、死ぬ間際に58年前の毒殺事件の物語を書いていた――。≫

この作品は今年初めに『翻訳刊行待ち』に含んでいた作品ですが、その時も ”刊行後すぐイギリス
の読書界に衝撃を与えたミステリ、登場! ” と大変魅力的な紹介文がありましたので、楽しみに
待ちかねていました。

発売日だけは大分前に発表されていたのですが、カバー装丁がなかなか出てきませんで、どうなった
のか?・・・と気をもんでいました。
ようやく!です。(凝った裏カバー装丁になっているとか)

※ 『そして誰もいなくなるのか』小松立人

東京創元社 2024年9月20日発売予定

【内容概略】
≪ミステリ作家デビューを夢見る小松立人は、学生時代にとある犯罪に手を染めた。家庭教師先の
タンス預金二千万円を、知人同士四人でこっそり盗み出したのだ。ほとぼりの冷めた十年後、盗ん
だ金を掘り起こすために集まった小松たちは、崖崩れに巻き込まれて命を落とした。
――はずなのに彼らは、死神から一週間の猶予期間を申し渡され、事故の七日前に戻る。期間中は
仲間を殺害することで相手の残りの寿命を奪うことも可能だという。死までの一週間、小松はこの
奇妙な出来事を小説に仕立てて新人賞への投稿を目指すことに。しかし、仲間たちは次々と……。
独特な感性で描く、“特殊設定×サスペンス”長編。≫

初読みの作家作品ですが、何といってもタイトルに目が惹かれてしまいます。
言わずもがなですが、アガサ・クリスティの名作『そして誰もいなくなった』”And Then There Were
None”を連想します。
そして、その後紛らわしい(と言っては失礼かもしれませんが、多分”敢えて”似たタイトルをにされ
ただろう)作品, オマージュ作品, パスティーシュ作品が各国で映画、ドラマ化作品が何作かありま
した。

今作は英語のタイトルが ”And Then There Will Be None ?” と微妙に変えてありますね。

これは押さえておきたい作品です。

因みに、第33回鮎川哲也賞優秀賞受賞作品とのことです。

※ 『エイレングラフ弁護士の事件簿』ローレンス・ブロック

文春文庫 2024年9月4日発売

【内容概略】
≪不敗の弁護士エイレングラフは言う、
「私の報酬は法外ですが、有罪になったら一銭も支払わなくて結構。でもあなたが無罪放免となった
なら、もし私が何もしなかったように見えても、必ず報酬を支払っていただきます」
そして依頼人は 必 ず 、無罪となる。たとえ真犯人であっても!≫

エラリイ・クイーンも太鼓判!
ミステリー史上最高で最凶の弁護士マーティン・エイレングラフ登場!

本邦初訳の作品もふくむ全12編。これぞ珠玉。ブラック・ユーモアとヒネリとキレが絶妙にブレンド
された短編ミステリー集。

初めてお目にかかる作品です。
短編集だそうなので、取りあえず取り掛かってみましょう。





(source : 早川書房、創元社、文藝春秋 & etc.)






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