思いついた写真をアップする家

写真を撮ってコメントを書く。それだけ。

C/2011 L4 祭り

2013年03月17日 11時16分17秒 | 日常的電脳日記
パンスターズ天文台が発見した彗星を、なんとか捕えてみたくなりまして、西の低空が見える場所を選定したけっか、毎度おなじみの「灰ヶ峰」と相成りました。

標高が737mなので、平地より当然寒いのです。撮影に挑戦したのは13/3/14-3/15の2日間。今年の春は少々変でして、前の週には25℃にも届こうかという陽気だったのですが、今週は平年並み以下に。日没後は真冬の服装でも足りぬくらいに冷える訳なんですな。実は13/3/10にも灰ヶ峰とは異なる場所で試しましたが、なーんも見えなかった訳です。そう、3/10は黄砂が凄まじかったのです。



日が沈む。日没後、40分経過辺りが勝負どころなのですが、太陽はあまりにも明るい。日没簿も「市民薄明・天文薄明」と言いまして、要するに薄暗い状態が続くのですね。西の空の低高度で観測されると聞きます。春分の日が近いので、太陽は殆ど真西に沈んでいきます。つまりー、速やかに暗くなってくれない事には、彗星見えないってわけ。



お約束ともいえる、呉市街地の夜景。え?彗星撮りに行ったんじゃねーのかって? はい、彗星見つけられなくて、勿体ないから夜景でも撮るかってながれ。レンズ交換を屋外でガシガシやっても、ゴミ写らない(写る事も有るけどw)オリンパスの利点ですな。メーカーとして、コンシューマー製品の方向性は欠点だらけですが。


赤○内が、パンスターズ天文台が2011年に見つけた彗星さまです。撮影日付近の計算等級は、約2.7等とか。

うむ・・・・・見えた。うーむ、これ、肉眼じゃ無理w オイラは出現予報に従い、方位磁針を用いてカメラ向きを決めていたのですが、写らない事には狙いも付かん訳でしてね、相当「あーでもないこーでもない、向き間違ったか?ピントは?」なんてやっていたんです。撮ってみて、モニターで探して。「あったあった、ココですわ」と、周りにいた人に教えてあげると、大体狙いが付いたようです。


オリンパスE-5 50-200F2.8-3.5 112mm(224mm相当) F3.3/2秒/ISO800相当

こういう時、このレンズは良いわw レンズの開放F値によって、ファインダー像の明るさも決まりますから。問題は、カメラボディーがなぁ。次モデル、本当に出るんかいな。。。

そんな訳で、パンスターズ祭りは、オイラ的に終了したのであります。理由は簡単で、今後の天気予報を見る限り、夕方にソコソコクリアな空は望めない事、この日でも、あまりに暗くて小さい現実を知り、「見えるかこんなのー ペシッ!」状態たったのに、日々暗くなる一方ですからね。オイラの機材と「眼」では無理です。

※3月下旬から4月上旬辺りまでなら、空の状態が良く、街明りの少ない場所なら、方位と仰角さえ合っていれば見たり写したり出来るでしょう。風景と一緒に撮るなら200mm相当も有れば行けますので、挑戦してみるのも良いかと思います。但し、彗星って高速移動している天体なので、長秒撮影を行うと核付近が線上に写ります。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする