みみこのneko的生活

スノーボードとねことともに・・・がんと向き合って生きる

新しい自分

2006-03-15 17:54:31 | 日記・エッセイ・コラム

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おらも 注射大嫌い。あらくれものにゃんたって病院では有名さ。

でも、ケーキは大好き。特に、レアチーズとシュークリームは最高だね。

今日は、みみこの誕生日だから、楽しみなんだ!ちゃんと、おらの分あるんだろうね。なかったら、ごんぼほっちゃうからね。(意味わかるかな?)

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左は、煉瓦屋のケーキ。ふたくちーずやプリンもおいしいですよ。

右は、夫が買ってくれたvon zipperのゴーグル。かっこよし。

今日は、CT検査に行ってきた。今月で術後6ヶ月。再発転移はないか調べるためだ。いつものことだが、造影剤は注射なのでいやだ。特に、CTは手の甲から血管をとるので、さらに緊張してしまう。

3ヶ月に1回のCT検査、月1回の血液(ホルモン)検査を今しているが、いつも結果を聞くときはどきどきする。診察は、再来週である。大丈夫だといいなあ。

さて、今日は私の誕生日。

夫からは数日前von zippperのゴーグルをプレゼントしてもらって、大喜び。ほしかったし、それを選んでくれた夫の気持ちが嬉しかった。さっそく土曜日から使用。すごくかっこいいし、何よりくもらない!(今までのは傷だらけですぐくもった)

今日は、夫や両親、友人からメールあり、道々見ながらうるうるしてしまう。同じように病気と向き合っている友だちからはカードも届いて、大感激。一人家で大号泣。大の大人がちょっと恥ずかしいかも。

思えば、去年の誕生日の自分は、がんがあることなど知らず、誕生日に特別な感情はなかった。夫から何もらえるのかなあと、のんきに楽しみにしているだけだった。年をとって、誕生日などそれほど意味がなくなってしまっていた。

そして、がんに気づいていなかった私は、10年後、20年後、30年後、40年後の私を想像していた。退職は早めにしたいなあ、そして、山のふもとの小さな家で、小さな畑を耕しながら晴耕雨読雪ボードの生活をしたいなあとか夢見ていた。

しかし、病気がわかって、そんな未来を考えることはできなくなった。今の私は一日一日、一年一年を生きる、今を生きるのみである。でも、それも悪いもんじゃない。

今、以前と違って誕生日を生きて迎えられることに大きな意味がある。今日は子どものときのように、すごく嬉しく喜びを感じる。そして、また来年も誕生日を生きて迎えたい。