みみこのneko的生活

スノーボードとねことともに・・・がんと向き合って生きる

当事者が声をあげること

2007-07-29 22:31:31 | 日記・エッセイ・コラム

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①なぜか私のサンダルが好きなにゃんた。。。足のにおいがたまらないのだろうか???

②箱好き、袋好きのみーみーとにゃんた。

③お気に入りの黄色いねずみさんと一緒に・・・。(ぶっちゃん)

先週の日曜日、北海道独自の「がん対策条例」をめざす署名活動に参加してきました。

優奈ママさんと患者会「フォーエバー」が中心となって声をあげ、始まった活動は、高橋はるみ知事への請願も行い、現在は今後の道議会への後押しとなる署名活動を行っているところです。

治療を続けながら精力的に活動を行っている優奈ママさんには本当に頭が下がる思いです。

そして、参加した署名活動。

なかなか難しいなあと思ったのも事実だけど、自分ががん患者であること、がん患者として大変に思っていることなどを話すと、特に若い人たちがよく話を聞いてくれて、納得して署名をしてくれたことがとても嬉しかったです。

なかには、テレビで優奈ママさんを見ましたと言ってくださった方、「がんばってください」と声をかけてくれる方、ご自身やご家族の体験などを話してくださる方もいて、私自身が勇気づけられました。

昨年、ホスピスケアの学習会のときに読んだ資料のなかの言葉、「当事者が医療を変える」をふと思い出しました。

優奈ママさんたちは、自ら声をあげて、現状を変えていこうとしています。

当事者が声をあげていくこと、そこから少しずつでもみんなにとっていい方向に医療が変わっていくといいなあと願っています。

そのために、私も微力ながら、できることをやっていければいいなあと思っています。

優奈ママさんのHP「最後まで諦めない 癌と共に・・・」http://plaza.rakuten.co.jp/mama37papa41


日常は続く・・・そして、今日は検査の日!

2007-07-27 21:31:21 | 日記・エッセイ・コラム

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①みーみー、すやすやお昼寝中。我が家の天使ちゃん!

②我が家のラズベリーで作ったジャムです。甘酸っぱ!

③我が家で採れた野菜です。トマトもやっと色づいてきました。

いろんなことがあるけれど、日常は続いています。

少し悲しみに浸っていたい気持ちもあるけれど、否応なくやってくる日常に救われてもいます。

黙っていても朝はやってくるし、お腹はすくし、やらなきゃならない仕事や予定もあるし、ねこ軍団は容赦ないし・・・。

そして、毎日見る北海道の風景はやっぱりいいなあとも感じます。

今日は、CT検査の日でした。

造影剤を毎回使うのですが、薬を一気に体に入れるため以前よりも注射の針が太くなりました。

そのために、いつもよりも痛く、また、体に入った後に体が熱くなるのも以前より激しくてちょっとしんどかったです。

注射の後の出血もいつもより多かったので、包帯らしきものを巻いてもらって、けが人みたくなりました。でも、いつも副作用は全くないです。

結果発表は再来週です。

そして、その後、友だちのお見舞いに行きました。

その友だちは唯一の同じ病院友だち。

今日もまた何にも力になれない自分に情けなくなったけど、でも、彼女が元気になることを祈り続けようと思います。


それでも生きていく自分

2007-07-25 21:22:46 | 日記・エッセイ・コラム

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①今日、帰り道で見たひまわり畑。たぶん種になる前に刈って緑肥にしちゃうんだろうけど、夏!って感じでした。

②我が家の先々週のラベンダー。今は花が終わりかけてます。

③日曜日、署名活動の手伝い後に食べた一灯庵のスープカレー。夏はカレー!冬もカレー!どんなときも、食欲は落ちない私です。

④結構前だけど、初めて食べた冷やしタンタンメン。ピリ辛で、こくがあって、おいしかったです。

繁忙期はなんとか乗り切りましたが、仕事、検査、会議、飲み会と忙しい毎日はまだまだ続きます。

忙しくしていると疲れるけど、ちょっと気持ちは紛れます。

Kさんのこと、まだ引きずっています。。。

がんの、しかも、同じ部位の患者さんって少ないので、なかなか出会うことがありません。

そんななかで出会い、ずっとやりとりを続けていたKさん。

同じような病気で、同じような年齢でありながら、まだぬくぬくと生きている自分と亡くなってしまったKさん。

「そんなこと感じることはない!」って絶対Kさんは言うだろうけど、拭いきれない罪悪感みたいなものもあります。

あるとき、元職場の先輩がなかなか希望通り転勤できない私に「きっとそこでやるべきことをまだやっていないからだよ」って言ってくれたことがありました。

私がまだ生きているのは、「まだ現世での修行が必要だ。まだ卒業はできないよ。やるべきことをまだやっていないからね。」って誰かが言っているのかな~なんて思ったりします。

まだまだ生きていきたいと思うけれど、その半面、「なんで生きているのかな?」と考えちゃうんです。

生きていることは当たり前ではない、すごいことなんだと病気になってからつくづく感じます。


いつでも あえる。そうだよね、Kさん。

2007-07-20 23:23:36 | 日記・エッセイ・コラム

Dsc01660「絵本工房Pooka」2003.01号(学研)→2003年の雑誌だけど、「いつでも会える」好きな方、菊田まりこファンの方必見の本のように思います。

「いつでも会える」菊田まりこ(学研)→大型判が今年に入って出ました。読み聞かせに最適です。

☆お知らせ☆日曜日、札幌で優奈ママさんたちが行う署名活動のお手伝いをしに行きます。札幌市内で見つけましたら、ぜひ署名にご協力ください。よろしくお願いします。

今でも信じられないし、しっかり受け止めることができないでいます。

病気になって初めて知り合った同じ部位の病気のなかま。

いつも、どんな大変なときも、私のことを気遣い、励ましてくれた友だち。

あまり良くない状況とは思っていたけれど・・・。先週、亡くなられました。

温泉に入れば、彼女と一度だけ会って温泉に浸かって語り合ったことを思い出すし、

ラーメンを食べれば、彼女の笑顔を思い出すし、

メールを見れば、またメールを送ればすぐに返事が来るような気がします。

悲しみ、悔しさ、後悔・・・。でも、生きている私は、それでも生きていかなければならない。

私の大好きな本のひとつに、「いつでも会える」があります。

先日、その大型本と「いつでも会える」特集の雑誌を買っていて、そばにおいてありました。

改めて読んで、じんわりと感じるものがありました。

私が生きている限り、彼女は私のなかで生きている。

シロちゃんのように、目をつぶって、彼女のことを考えると、いつでも会える。

とおくて、ちかいところにいる。

いつでも会える。

そうだよね、Kさん。

Kさんのいる場所に行くときまで、彼女の分もしっかり生きていこうと思います。


犬と猫たちのゆくえは・・・

2007-07-14 20:50:45 | neko

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①入院中にも読んだ米原万里さんの本。「嘘つきアーニャのまっ赤な真実」は彼女のルーツもわかる読みごたえのあるノンフィクション。動物好きの方には「ヒトのオスは飼わないの?」がおすすめ。「打ちのめされるようなすごい本」の“癌治療本を我が身を以て検証”を読むと、治療に関してはいろいろあったけれど、最後まであきらめず彼女らしく精いっぱい生きたことがよくわかり、でも、残念ながら亡くなられてしまった事実になんとも言えない気持ちにさせられてしまう。

②③④にゃんた、みーみー、ぶっちゃんのためにも、まだまだ生きるぞー!

米原万里さんが昨年亡くなった際、本当に残念に思うとともに、気がかりだったのは飼っていらっしゃった犬や猫たちがどうなってしまうかということでした。

妹さんが世話をされるのかなあ、でも、犬も猫もたくさんいるし、妹さんには妹さんの生活があるだろうし・・・と人ごとながら心配していました。

いえ・・・、とても人ごととは思えなかったのです。

私にも愛猫が3匹(入院当時、ぶっちゃんは外猫だったけど)います。病気がわかってから、すごく心配だったのは猫たちのこと。

夫は私がいなくてもなんとかなるだろうとあまり心配していないのですが、猫たちは飼い主であり世話をする私がいなくなったら、きっと長くは生きていけないでしょう。

そんなことで、今から万が一のときのことを考えておかなくてはと思っているのです。(とはいっても、まずは夫に飼ってもらうか、里親探しをお願い・・・ではありますが)

何より私が生きていることが一番ですし、そうありたいとは思っていますが、保障できることではありませんから・・・。

で、話は戻って、先日、本屋にいったところ、米原さんの新刊エッセイ本「終生ヒトのオスは飼わず」がありました。欲しかったのですが、その日は買わず、立ち読みをしました。

これは「ヒトのオスは飼わないの?」の続編のような本です。

その本の最後の方で、一匹一匹の米原さん亡き後の行方が書いてありました。やはり気にされている方が多かったようです。

結論は、みんな里親さんが決まったそうです!よかった。よかった。

猫も犬も、悟り、自分なりに運命を引き受け、新しい飼い主さんにかわいがられて過ごしているようです。

一匹一匹のエピソードを読んで、ついつい本屋でうるうるしてしまいました。