みみこのneko的生活

スノーボードとねことともに・・・がんと向き合って生きる

2010.7.26 診察

2010-07-27 23:34:57 | 抗がん剤治療開始

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①キリッとにゃんちん。

②「うむ、くるしゅうない。」(みーみー)

③「おかわりくれニャ。」(ぶっちゃん)

26日は検査結果をきくために、病院へ行ってきました。

今回は、内分泌内科のみの診察。

検査は使っている抗がん剤ミトタン(オペプリム、op-DDD)の血中濃度を調べる検査です。

この検査、検査をしてくれる会社を探すことや複数の検体を集めること、高価な検査代をどうするかなど、内分泌内科主治医はいろいろ苦労もされたようです。そんな苦労をかけてさせてしまいましたが、やっぱり検査してもらって、良かったです。

まず、検査結果ですが、0.2μg/ml でした。

文献では、有効血中濃度は、14μg/ml~と言われており、今の私の濃度では全く足りません。

「もっともっと飲まないと、有効血中濃度にはならないということなんだね。」

「この数字で今まで再発がなかったということは、もう飲まなくても大丈夫かもしれない。やめて経過をみるというのもいいかもしれないね。」

「でも、一度きりの人生だし、心配と言うことであれば、継続するのは全くかまわないし、○○大(私の病理をみてもらったり、治療についてアドバイスをもらったりしている副腎の権威がいる大学)では、ずっと飲んだ方がいいという見解だしね。泌尿器科主治医(私の手術もしてもらった主治医)にも伝えてはあるけれど、直接また話し合って、今後のことを決めたらどうだろう。」

というのが、内分泌内科主治医の見解でした。

私もうんうん・・・と納得でした。

そして、「やめようと思います。」とはっきり伝えました。

今まで副作用で苦しむことはほとんどなかったけれど、でもでも、正直、この5年間の治療はいったいなんだったんだろうなと思わなくもなかったです。

とはいえ、検査をして有効血中濃度になるまでどんどん飲もうというような方針だったとしたら、きっともっともっと薬を飲まなくてはいけなくて、そうなると、副作用はひどいものだっただろうし。

私の場合は、結果オーライではあるのですが、治療の選択の難しさを改めて感じました。

あと2ヶ月ほどで満5年。

でも、ずっと経過を見ていかなくてはいけないことには変わりないし、一度がんになったからもうならないということはないので、これからも油断せずに生活しなくちゃと思っています。

といいつつ、ゆるみっぱなしの私の生活、なんとかせねば。。。


2010.5.31 診察

2010-05-31 21:35:26 | 抗がん剤治療開始

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①我が家の周りでは、GW明けが見頃でした。今ではすっかり葉桜になっていますが、時々まだ咲いている桜を見かけます。

②手前はにゃんた、奥はみーみー。北海道も昼間は暖かくなってきて、昼寝もひなたぼっこも気持ちよさそうです。

③夢見る?ぶっちゃん。それにしても、爪を研がれてぼろぼろになってしまったかわいそうなじゅうたん。安かったし、しかたないか。今やすっかり巨大つめとぎとなってしまいました。

今日は、「治療をやめるかどうか話し合いをするかなり濃~い診察になるだろう」と気合いを入れて出かけたのですが、その話し合いの材料となるはずのミトタン(オペプリム)血中濃度検査結果が出ていなかったために、次回へ持ち越しとなりました。

がっかりしたような、ホッとしたような、複雑な気分です。

そんなことで、泌尿器科主治医とは、夏旅談義から入りました。

「またバリかい。よっぽど好きなんだね~。でも、今年のバリは混んで大変なんじゃないの?(*タイの情勢が悪いため、旅行先をバリに変更している人が多いらしい。)」なーんて会話をしたりなんかして。主治医もかなりの南の島好きなのです。忙しくて、そうそう行けないようですが。。。

でも、ちゃんと診察もしました。前回の血液検査結果は、以下の通り。

ACTH→14.5(前回18.0)

コルチゾール→11.4(前回11.4)

アンドロステンジオン→1.02(前回0.95)

DHEA~s→1764(前回2229)

どうやら今のところ大丈夫のようです。

このままなら、9月末に無事5年いけるかな。「ここまで来たね~。」「先生のおかげです。」と二人でしみじみ話しました。

そして、次は内分泌代謝内科主治医の診察。ミトタン血中濃度検査について話がありました。

検査先を探すのに苦労されたようで、さらに、見つかったと思ったら、保存していた血清ではダメだったそうで、今日採血し直ししました。

次回、7月の診察では結果が出ているだろうから、それまでに主治医どうしで話をしておいてくださるとのことでした。

また、「私自身もしっかりと考えをまとめてきます」と話しました。

私と同様の症例の患者さんが北海道でも増えていること(増えているというより、見つけられるようになったとも言えるかもしれません)、ミトタンの薬価が高くて治療を続けるのを躊躇する患者さんも結構いることなどの話も聞きました。

私はいろんな意味で恵まれているかもしれません。

泌尿器科主治医・内分泌代謝内科主治医・地元医師と医療関係者に恵まれ、体調も崩すことなく、病気になっても元の仕事に就いて働き続けることができている。

ちゃんとそのことに感謝すること、そして、今は良くてもいつどうなるかはわからないのだからそのための備えをいろんな面でしておくこと、体を大事にして暮らすこと、何か人のためになることをちょっとでもすること、を心の片隅に置いて毎日過ごしていきたいと思います。


2010.3.29 診察

2010-04-03 20:59:20 | 抗がん剤治療開始

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①ちょっと恨み顔、「ぬーん」顔のにゃんちん。「一人でスルメ食べないでよっ!」

②こんな人、いませんか?「人間界のことは、すべてお見通しよっ。」(こちらも「ぬ~ん」顔のみーみー)

③「ほほーっ、なるほどね。」と上からパソ中の人間を見下ろすおとぼけ担当ぶっちゃん。

久しぶりの診察。

今回の目的は、当面の薬をもらうことと、薬をやめる時期を相談することでした。

まずは、泌尿器科から。

「今回もらう薬がなくなったら、治療はやめたい。」とまずは単刀直入に話しました。

主治医は、以前からも話していることだけれど、「再発防止の治療であることやエビデンスが少ないことから、何が適切なのかの判断は難しい。」と話していました。

そして、主治医はすぐに内分泌内科の主治医と連絡を取って、話してくれました。

その後、内分泌内科の診察も受けましたが、結論から言うと、まだ検討が必要ということになりました。

「その判断材料として、今飲んでいる抗がん剤オペプリム(ミトタン、opーDDD)の血中濃度を調べ、その結果をみてから考えてみましょう。低ければ、やめてもいいのでは。」というのが主治医二人の見解です。

私としては、その結果も待たずにもうやめたいとも考えてはいるのですが、今まで経過をみてくれている主治医二人の見解も尊重したいとも思いました。

ただ採血はしたのですが、この薬を使っている患者が少ないことなどから、その検査がいつ可能なのか、いつ結果が出るのかがはっきりしないところで、そこがちょっと気がかりです。


2009.12.28 診察

2009-12-28 21:16:09 | 抗がん剤治療開始

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①「あら?見ちゃった?」(にゃんちん@のびのび中)

②「はー、もふもふ~。」(みーみー@夫のダウンでもふもふ中)

③「はー、もうエリザベスカラーあきた。」(ぶっちゃん@ねむねむ中)

今年最後の診察。

今日はCT検査の結果発表があり、ちょっとドキドキでした。

結果は、大丈夫でした。

血液検査も、前回とほぼ変わらず、問題なし。

DHEA~s→2229(前回2221)、アンドロステンジオン→0.95(前回1.12)

コルチゾール→11.4(前回9.7)、ACTH→18.0(前回21.0)

「来年の夏で5年かい?すごいなあ。ここまでよく来たねえ。」と主治医。

「私もここまで来られるとは思いませんでした。先生のおかげです。手術がばっちりだったんですよ。」と言うと、

「いや、ちがう。きっといい時に見つかったんだなあ。」と主治医は言われていました。

そして、治療をいつまで続けるかについては、もう一人の主治医である内分泌内科の先生と相談しておくということでした。

その後、内分泌内科の診察。

こちらでは、治療をいつまで続けるかの話がメインになりました。

私の検査をしてくださった道外某大学の病理の先生は副腎の分野では世界的権威とも言われているらしく、この先生は会うたびに私の内科主治医に「できるなら一生飲んだ方がいい」とおっしゃるのだそう。うむむ・・・。

「2年前の論文(ミトタンで治療した人たちとしていない人たちで比較をした)でミトタンが再発防止に効果があるということははっきりしてきているんだけれど、量や期間などはまだはっきりしていないし、続けたらいいのか、やめても大丈夫なのかはやってみないとわからない。」という主治医の話はその通りだろうと思うし、

「命はひとつなのだし、再発をしたら難しい病気なのだから、続けられるのなら、ずっと飲んでいくべき。」という某大学の病理の先生の意見もわかります。

「まあ、でも、主治医どうしで話をしておくからね。」と内科主治医も話してくれましたが、「私は5年でやめたいと思っているんです。」と自分の今の気持ちもちゃんと話しました。

「いずれにしても、一生経過はみていくから。」と内科主治医も話してくれ、「来年もよろしくお願いします。」と挨拶をして、帰ってきました。

「薬のやめどき、難しいなあ・・・」と考えつつ、でも、こうやって今生きていること、支えてくれる二人の主治医にも感謝しないとって思いました。

そして、ここまで来られたこと、ありがたいなあ、良かったなあと思う半面、申し訳ない気持ちも強くあります。

どうして自分は生きているのか、そんなことを考えている時間がもったいない気もするけれど、でも、時々考えてしまいます。


2009.11.9 診察

2009-11-09 21:14:23 | 抗がん剤治療開始

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①のっぱらに建っている我が家。時々壁のすきまからねずみが入り込んでいるらしく、昨日はカサカサッという音とともに、にゃんたが反応。みーみーも続き、1時間は張り込んでいました。その後も時々やってきては、じーっと見ていて、音はしなくなりました。頼もしい限りです。執念の捜査。「現場百回!」

②夫の膝の上でまったり♪でも、この後も張り込んでいました。

③ノラ出身で、とても優秀なねずみ取り捜査官だったのですが、今回は全く反応しませんでした・・・。

久しぶりの病院。

いつも1時間半から2時間待ちの内科も、今日は45分待ちでいつもよりずっとスムーズだったとはいえ、10時半頃にたどり着いて、会計が終わったのが2時ちょい前。やっぱり疲れました・・・。

今日は、まずはレントゲン撮影。肺に転移しやすいので、肺のチェックです。結果は、問題なしでした。

採血もしましたが、その結果は次回発表です。

診察では、多発している皮膚線維腫のことを話しました。泌尿器科でも内分泌内科でも、副腎との関連性はわからないとのこと。でも、カルテには書き込んでいました。

来月は、一年ぶりのCT検査です。ちょっとドキドキ・・・。

さて、内科では、「インフルエンザの予防接種、どうしようねえ。」と聞かれました。一応私も「基礎疾患を持つ人」のグループに入るのだそうです。

私のお世話になっている内分泌内科では、糖尿病の患者さんが多く、待合室などでインフルエンザ予防接種の手続きの説明を医療事務の方から受けている方がとても多かったです。

でも、私は受けないことにしました。

今の私はどう考えても優先して接種する患者ではないし、かかった時はしょうがないです。(実際、昨年末、季節性にかかって、しんどかったですが、タミフル・リレンザなしでもちゃんと治りました。)

インフルエンザが重篤化する恐れもありますが、それは季節性でもあることだし、ワクチンの副作用だってあることなども頭をよぎりました。

私の分が、子どもや妊婦さん、治療中の患者さんなど必要としている人に使われるのなら、それが何よりです。

それにしても、私の周りで大人が新型インフルにかかっているケースはすごく少ないです。大人は新型の免疫を持っているのかな?