みみこのneko的生活

スノーボードとねことともに・・・がんと向き合って生きる

「ROOKIES~卒業」

2009-06-28 22:23:21 | 映画

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①うちの画伯のパソを陣取ってダメ出しするにゃんた。「ちょっとそこ、そうじゃないのー。」

②「あー、あちい」(みーみー)

③「もうテレビの上は限界です・・・」(ぶっちゃん)

ベタですが・・・、ドラマ・マンガと見てきたので、やっぱり見届けなくてはと思い、行ってきました。

涙あり、笑いありで良かったです。

が、ドラマ発の映画を見た後は「これはやっぱり映画じゃなきゃだめなのかなあ」と思うことが多く、今回もやっぱりそう思ってしまいました。

でも、映画のなかで、御子柴くんが言う「これは奇跡なんじゃないかと思う。なかまに出会えたこと、先生に出会えたこと。」みたいなセリフがあるんですが、この言葉にはいろいろ思うところがあり。

いろんな人の顔が浮かびました。

いろんな人との出会いがあって、今の自分があるんだなあと。

出会いによって、変わっていく人生。

それが自分の運命なのかもしれないけれど、たくさんの人がいるなかで出会えた、その出会いもまた奇跡だなあと。

そんなことで、さわやかな気持ちで映画館を出ました。

今、そして、これから、見たい映画がいっぱいあります。

次はどんな映画をみようかなあ。。。


今年度初アートマ、無事終了

2009-06-21 21:15:37 | アート・文化

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①朝の風景。わくわくどきどき。

②「いらっしゃーい、いらっしゃーい。うちのとうちゃんが描いただよ。」(ほんとは留守番だったにゃんた)

③今日の私の戦利品。はんこ大好き!このかわいいはんこも男性の方が作られていました。とってもすてきなのがいっぱいあって、どれにするかすんごく悩みました。

今日はないかな~と思ったんですが、芸森アートマありました。

最初バラバラと雨も降って、どうなることかと思いましたが、途中はちょっと晴れ間もあったりして、無事終了。

人出は全体的にはいまひとつでしたが、今日もいろんな人たちに夫tatsuの絵を見てもらって、買ってもらって、嬉しかったです。

相変わらず「かわいい絵を普通のおっさんが描いている」というのは驚かれますが、意外とおじさんも「ほお~」と見ていって買っていかれたりもするんです。

かわいいものは女性だけではなくて、男性も好きなんですね。年齢も結構関係ないように思いました。

あとは、好みは本当に人それぞれだなあといつも思います。

私や夫が気に入っているものが必ずしも売れるわけじゃなくて、「これが?」と思うのが売れ筋だったりして・・・。おもしろいです。

あとは、お客さんとの会話でいろいろ勉強になったり、考えさせられたりもします。

絵の感想などを聞くのはもちろんのこと、今日は飼い猫を亡くされた方のお話を聞き、一緒にちょっとしんみりしたりもしました。

次回出店は、7月12日(日)の予定です。


芸森アートマーケット2009

2009-06-15 21:24:15 | アート・文化

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「だいすきなとうちゃんの作品です。どう?・・・まあまあやね。」(にゃんた)

本当は、昨日日曜日に札幌芸術の森で行われる芸森アートマーケットに参加する予定だったのですが、雨で延期となってしまいました。

次の日曜日、21日に開催予定ですが・・・、なんだかまた雨が降る予感。

ここのところ週末は雨が多くて、この時期の北海道は梅雨はなくて、さわやかな日が続くはずなのに、なんで~?という感じです。

アートマでは、夫がかいたポストカードなどを売ってます。

興味のある方、いらっしゃいましたら、ぜひ遊びにきてください。

手作りの雑貨や焼き物、アクセサリーなどなどいろんなお店があって、楽しいですよ。

私は売り子してますが、にゃんずは留守番です


最近の読書日記

2009-06-14 22:46:18 | 本と雑誌

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①最近の2冊。

②旬です。ウニです。おすそ分けいただきました。

③今日のおやつ、柳月の「きなごろも」。

④あららー、にゃんちん。おなか冷やすよー。

⑤今日は寒かったね、ぶったん。

しばらく記録していなかった読書日記。

積ん読ゾーンが拡大中で、ベッドサイドには中途半端に読んだ本やまだ読んでいない本が山積みです。

疲れのせいか、じっくり読書をする余裕が心にないのかもしれません。

ついかるーく読めるものばかり読んでいます。

そんななかでも、最近「ほんと良かったよー」と思ったのはこの2冊です。

ロッキング・オン・ジャパン特別号「忌野清志郎 1951-2009」(ロッキング・オン)発売日翌日に札幌の大型書店で買いましたが、最後の1冊でした。「王様のブランチ」のブックランキングでも、村上春樹の新作上下巻の次いで3位。さすがロックの王様です。

中高生の頃はよく読んでいたロッキング・オン。ここからいろんな音楽の情報を集めたものです。久しぶりの渋谷陽一さんのインタビュー記事。もちろん清志郎目当てではあったのですが、少し懐かしい気分で読みました。

率直に語られる清志郎のこれまでのことや思いやいろいろことが胸にズシンと響きました。

清志郎は世の中を変えようとかそんなことよりも、ただ自分が思っていることを素直にまっすぐに表現していたんだなと思いました。それは簡単なようで、実はとても難しくて、誰でもできるようなことじゃないんだけど。

そして、とても優しくて、シャイで、人間に対するあたたかいまなざしがあって、でも、鋭くて。どんなことも「楽しんでやろうぜ!」ってところがある清志郎。ああ、本当に大事な人をなくしてしまったんだなあと改めて感じる1冊でした。

チャボのインタビュー記事。「シンガーとしてはいいよ・・・。美しいし。かっこいいし。いかしているけど・・・。~友達としては生きててほしかったよ、やっぱり。ベッドにいても。~」という下りもほんとに泣けました。

「正社員が没落するー「貧困スパイラル」を止めろ!」(堤未果、湯浅誠 角川書店)堤未果さんの著書「アメリカ弱者革命」「ルポ 貧困大国アメリカ」は衝撃的であり、日本の未来を考えると絶望的にもなり、でも、少しだけ希望を感じさせてくれる本でした。湯浅さんはNPO「もやい」での活動や「派遣村」での活動で注目された方ですが、著書「反貧困」も読みごたえのあるすばらしい本でした。

そんな二人の共著には、またさらに衝撃を与えられました。

今、アメリカで急激に貧困層に落ちているのは、中流、もしくは上流とみられていた医者と教員、公務員、製造業の管理職だというのです。

ということは、今アメリカには一握りのお金持ちはそのままとしても、中間層は大幅に少なくなり、貧困層が増大しているということなのです。

私たちが今市場原理主義社会のもとでより安く、より良いものを求め、喜んでいるとしても、それは全体としてみてみると、労働条件の極端な低下を招き、結局は自分の首を絞めているということになるのでしょう。

医者については医療過誤保険の保険料の高騰、教員についてはチャータースクールと教育改革法(落ちこぼれゼロ法)~民営化、市場原理主義の導入~が大きな原因のようです。

どちらも日本でもあり得る話だなあと感じました。

それから、医療のことでいうと、ここ数年多くなったがん保険を始めとした医療保険のCMにちょっと胡散臭さを感じていたんですが、「あ、そうか」とうなづける話もありました。

アメリカでは、公的医療保障もありますが、それもまたさまざなな民間に任せています。そうなると、民間は医療費を抑えるためにさまざまな手だてを立てます。治療法までも保険によって限られてしまい、患者は治療を選べず、入院期間を短くされ、必要なものは包帯のたぐいまで一つひとつ決められる。医師には、金額等さまざまなノルマや制約がかせられる、事務処理が膨大化する、過重労働になる、医療過誤が起きる、そして、さらに保険料が上がる・・・等々。

日本でもその流れが来ているそうです。結局、いろんな民間企業が入ってきたことの原因にはアメリカの要望に沿ったさまざまな規制緩和がありますが、さらに、2007年から保険法についてさまざまな検討がされているようです。そのなかで民間保険の支払い手段に現物支給(現金以外、つまりサービス、治療そのものということです)があがっているのだそう。また、医療保険は民間が引き受けた方がいいという話もあるのだそう。

私自身もたまたま入っていたがん保険に実際にお世話になった立場であり、大きなことは言えないけれど、基本的には北欧のように医療費、教育費についてはすべて保険料、もしくは税金でまかなうべきという考えを持っています。

日本はこれからどのようになっていくのか・・・。小手先やその場しのぎの政策ではなく、未来にどんな理想を掲げていくのかをまずみんなで考える時期なんだろうなと思います。

そのことを考えるとき、一つの示唆を与えてくれる1冊だと思います。

・・・と、ちょっと長くなってしまった・・・。


滝平二郎さん

2009-06-14 20:57:10 | 本と雑誌

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①「ソメコとオニ」とかも入っている短編集「ベロ出しチョンマ」も読みごたえがあります。

②本ではツメとぎをしないえらいこちゃんたち。(しかし、壁は・・・)

③「たなばた」といえば、「こどものとも」で読んだもの(写真上)が絵もすてきで、印象に残っています。でも、写真下の「たなばたさま」(住井すゑ、滝平二郎作)もまたストーリーが違っていて、滝平二郎さんの切り絵もすばらしく、いい作品です。

今思えば、内気で暗い性格で友だちの輪の中になかなか入れなかったからか、両親がよく読み聞かせをしてくれたからか、自分の手に届く場所にいつも本があったからか、本はよく読んでいました。

幼稚園の頃の記憶とともにある本は、「アンパンマン」「ぐりとぐら」「いやいやえん」「プンクマインチャ」です。

そして、小学校低学年中学年くらいの頃の記憶に強く残っているのは、滝平二郎さんといわさきちひろさんの絵本です。

どちらの作品も当時教科書に載っていたような気がします。

お話の内容はもちろんですが、その絵がすごく印象に残っています。

滝平二郎さんが先日亡くなりましたが、今日テレビで「八郎」を紹介されているのをみて、ふとまた読んでみたいなと思いました。

それぞれのお話にとってもいい言葉がいっぱいあるんですが、それになくてはならないようにすばらしい絵が重なって、本当に見ごたえのある作品となっているんです。

「つらいのを しんぼうして、じぶんのことより ひとのことを おもって なみだを いっぱい ためて しんぼうすると、その やさしさと、けなげさが、こうして 花になって、さきだすのだ。」(「花さき山」 作:斎藤隆介、絵:滝平二郎)

「じぶんで じぶんを よわむしだなんて おもうな。にんげん、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっと やるもんだ。」(「モチモチの木」 作:斎藤隆介、絵:滝平二郎)

「わかったあ!おらが、なしていままで、おっきくおっきく なりたかったか!おらは、こうしておっきくおっきくなって、こうして、みんなのためになりたかったなだ、ん でねが、わらしこ!」(「八郎」 作:斎藤隆介、絵:滝平二郎)

いい作品は、きっと作者が亡くなっても、ずっと残り続けて人の心にとどまるのだろうなあ。

子どもの頃読んだ本を今読み返すと、また違った感動があって、よいものです。