みみこのneko的生活

スノーボードとねことともに・・・がんと向き合って生きる

ありのままで・・・

2007-05-31 22:26:25 | 健康・病気

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左→相方のイラスト置き場で寝るにゃんこりん。ほぼ相方のそばにいます。

右→我が家の庭。宿根草のハーブがすごい勢いで伸びてます。ハーブの繁殖力は雑草並みです。

「前向き」な態度が、がん患者の生存率向上につながる・・・そういうエビデンスがあったようなんですが、ここ数年、それに対し疑問視する報告が相次いでいるそうです。

北海道新聞5/30夕刊の「医師の目 人の目~心という治癒力」(毎週水曜日連載)という広島大准教授・佐伯俊成さんのコラムに書かれていました。

ちなみに、前週のコラムでは、こう書かれていました。

「・・・(1985年)「前向き」な心構えの患者さんの方がはるかに生存率が高かったというデータが得られたのです。その後も同様の報告がいくつか続いたものですから、がん医療にかかわるスタッフの間では、患者さんや家族に「前向き」な態度を勧める傾向がとみに目立つわけです。・・・・・しかし、スタッフから励まされても、そうそう気持ちは前に向かないというのが現実です。それどころか前向きになれない自分を責めてしまって、さらに気分が落ち込む患者さんすら出てくる始末です。・・・・・「前向き」になれば、がんを生き抜くことができるのか、「前向き」な態度で生活した方が本当に長生きできるのだろうか、と。」

さらに今週のコラムに書かれてた内容を続けると・・・

「2005年イギリスのワトソンらが発表した報告。500人以上の乳がん患者さんのがんに対する心構えを5タイプ(前向き、不安、あきらめ、回避、悲観)に分けて、10年間死亡率を追跡調査したところ、「悲観」的な心構えの患者さんの死亡率はあきらかに上昇していましたが、その他のタイプと死亡率との間に特に意味のある関連は認められなかったのだそうです。」

そのことについて、佐伯さんはこのように言われています。

「がんに対する心構えは人それぞれでよく、「前向き」の方が特に長生きできるということではなさそうなのです。ただし「悲観」すぎる態度だけはどうも寿命を縮めてしまう可能性があるようです。」

「悲観的になりすぎないようにするためには・・・、それにはやはり、がん患者さん一人一人が、自分の病状、治療方針、今後の見通しなどの大事な情報について、主治医からきちんと説明を受け、その都度十分納得の上で療養することでしょう。」

私は、そうだなあ・・・と思いつつ読んでいました。

私自身は今の体調や経過がまあまあ良いこともあり、現在「悲観」になることは少ないです。でも、「前向き」になる日もあれば、「悲観」に傾く日もあるし、「不安」はないとは言えません。もちろん「前向き」でありたいなあとは思うけど、そんないつもいつも前向きでなんかいられないのが事実だし、体調が悪化したりすれば一気に悲観モードに入るような気がします。

「前向きに・・・」というのは悪いことではないし、悪気があるものではないし、私もつい言っちゃうことがあります。病気に限らず、むりやり自分に気合いを入れないと進んでいけないときもあります。

でも、私には以前からこの言葉にはやや抵抗があって、「後ろ向きで何が悪い!」というちょっとした逆ギレっぽい気持ちや「自然に生まれてきた気持ちも大事なのでは」という考えがあります。

前向きな自分も後ろ向きな自分も自分。どっちの自分も認めつつ、それでも歩いていかなくちゃ、「ありのままに・・・」「自然に」生きていけたらいいなっていうのが私の気持ちです。

そして、病気においては、当たり前のようで実際にはなかなか難しいことだけれど、「悲観的になりすぎないようにするためには・・・、主治医からきちんと説明を受け、その都度十分納得の上で療養すること」が大事だと私も思います。


ハレルヤー、チャンス!

2007-05-28 21:45:42 | テレビ番組

Dsc01547「ハレルヤー、チャンス!あ~れ~~!!

あれ?ハレルヤチャンスでタイムスリップしても、いつものソファーなんだけど・・・。

って、ここんとこいっつもソファーにいるから、タイムスリップしても変わらないってことなのかニャ?」(ぶっちん)

最近我が家のちょっとヒットドラマは、「プロポーズ大作戦」と「わたしたちの教科書」、「帰ってきた時効警察」です。

それぞれあまり期待しないで見ていたのですが、結構ハマッてます。

「帰ってきた時効警察」は、寝ちゃって見逃すことも多いけど、あののほほんというかまったりというか脱力感が好きです。

それから、オダギリ・ジョーと山Pは元々好きだったけど、「プロポーズ大作戦」の山Pはなかなかにいいです。

ドラマの内容でも、ちょっとしたことの積み重ねで運命が変わっていくのって、そうだよね~って思います。

「明日やろうはばかやろうだ」も心にしみました。

最後山Pはどうなるのかなあ?


「パイレーツ・オブ・カリビアン~ワールド・エンド」

2007-05-26 23:09:22 | 映画

Dsc01520「はふう・・・。オイラ、やっぱりここがイチバン落ち着くんだよね~。

このぶにぶにした、やわらかな感触。はああ、極楽、極楽。しばらく動かないでね。

そうそう、パイカリ・・・それって、新しいカリカリ?おいしいの?」(にゃんちん)

久しぶりの映画。朝イチで行ってきました。

前作はなんだかわかるようなわからないような感じだったけど、今回は完結編だし、しっかり見なくちゃ。

で、感想ですが、やっぱりところどころよくわからなかった。

あと、楽しみだったチョウ・ユンファの出番はあまりない上、チョウ・ユンファの最期はあっさりしていたのが残念。

それから、長くて、疲れた。

でも、ジョニー・デップ、オーランド・ブルームはかっこいいし、素だか演技だかわからないキース・リチャーズは老けてもやっぱりイケてました。

そして、一つ一つの場面の風景や小道具などがすばらしい。

なので、総合すると、良かったといえるかなあ。

私と相方はもともとエンドロールまでぼんやり余韻を楽しみながら(疲れて動けないとも言える・・・)見ている方なんですが、最近はエンドロール後におまけみたいに映像が流れることが結構あります。

今回もそうなので、これから見られる方はぜひエンドロールまで見てほしいと思います。


ツシマヤマネコのように

2007-05-25 22:09:17 | 日記・エッセイ・コラム

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「ヤマネコにゃ!!」(みーみー)

「え?ヤ、ヤマネコ?ど、どうしよう・・・」(ぶっちん)

「ふーん、それがなにか?(何があっても、変わらず毛繕い)」(にゃんた)

ここ2週ばかり週末は仲良くしている同僚などと食事に行っていました。本当はちょこっと飲みたいところだけど、まだ我慢しています。

職場の飲み会は仕事の話や自慢話、悪口ばっかりでなんだか楽しくないんだけど、この友人たちとの飲み会は本当に楽しい!

もちろん仕事の話やグチも盛りだくさんだけど、どこか明るいのがいい。

仕事も信念はしっかり持っているけど、力がほどよく抜けているのがなんともいい。

だから、話していても、「そうそう、そうなんだよね~」ってことによくなります。

それぞれ抱えているものは違うけど、なんだか共感できる友人たちです。

で、前々回も前回も最後に話題になったのは、対馬の下島で二十数年ぶりに写真に写ったというツシマヤマネコのこと。

そのヤマネコ、開発がすすんだ下島では絶滅したのではという予測もされていたようなのですが、わりとふくよかな様子で「うっかり」って感じで写ってました。

「私たちもこれでいこう!」「絶滅危惧種として、『まだ生きていたんだね~』って言われるくらいに」「厳しい環境のもとでも、たくましく、マイペースで細々とやっていこう」とツシマヤマネコに感化された私たち。

職場の環境も、社会の情勢もなかなか良くならないどころか悪くなるばかりだけど、厳しい環境のなかも生き抜いているツシマヤマネコを見習って生きていこうと思います。


絵本屋 ぽこぺん

2007-05-19 23:54:02 | 本と雑誌

Dsc01523今日買った本たち。「いのち」と「死」を取り上げている本。

①「ぼく、もうなかないよ」→アナグマさんシリーズの「わすれられないおくりもの」を思い出させるストーリー。サルさんがカバさんの死を乗り越えていくときに、カメレオンの存在がとてもいい味を出している。絵が色彩豊かで、文字数も少なく、小さな子に読み聞かせしてあげるにもいいかも。

②「レアの星ー友だちの死ー」→ロビンががんにかかったレアの生と死に向き合っていく様子がなんともつらく、悲しい。でも、最後はロビンなりに死を受け入れる様子が描かれている。絵もすてき。

③「エヴァはおねえちゃんのいない国で」→おねえちゃんの死をゆっくりゆっくり受け入れていく過程がていねいに描かれています。「いつかエヴァのかなしいきもちもいたみではなくなるでしょう。そのときかなしみは、なみうつのをやめ こころのなかにそっと、とまるところをみつけるのでしょう。」この最後の言葉がなんとも味わい深い。

今日の主目的は、絵本屋ぽこぺんへ行くこと。

先日夕刊に出ていて、興味を持って行きました。

とっても素敵な建物に、店主さんの気に入った本が満載の絵本屋さんでした。

本は店主さんがテーマでまとめられていたのも見やすくてよかったし、いろいろと声をかけてくださって、想いも伝わってきました。

時間があれば、本をながめたり、店主さんとお話したりで、何時間でもいてしまいそうな空間でした。

いっぱい欲しい本はあったんですが、今回はRFLの読み聞かせにもいいかなーって思える3冊を購入。

長沼には、絵本屋さんはもちろんのこと、おいしいお店やカフェ、すてきなギャラリーなども集まり、ドライブがてらお出かけするのにちょっとおすすめです。