①にゃんちん、ぶっちゃんのおとぼけコンビ。
②例年、おひなさまとおだいりさまだけ3月3日に飾るのですが、片付けたあと早速その箱の上にのるみーみーさま。お立ち台のようです。
昨日、今日とまたもや週末大荒れの北海道。我が家の周りも大荒れで2日間、家でまったりしてました。まったりしすぎて、頭ぼんやりしています。明日の天気は大丈夫かなあ。明日の私も大丈夫かなあ・・・。
北大路公子「ぐうたら旅日記~恐山・知床をゆく」(寿郎社)、「枕もとに靴~ああ無情の泥酔日記」(寿郎社)、「頭の中身が漏れ出る日々」(毎日新聞社)以前、「生きていてもいいかしら日記」を読み、すっかりハマってしまった北大路公子。一気に読みました。内容的にさらっと読めるようで、そうでもない結構緻密な文。おもしろい話をおもしろく書くって、実は結構難しいような気がするんです。そして、読むとちょっと元気が出て、元々「まあ、いいじゃん」という性格の私ですが、「そうそう、これでいいんだよ。」と思えます。それから、恐山は一度行ってみたかったけど、別な意味でやっぱり行ってみたくなりました。
穂積「式の前日」(小学館)新聞のコラムで見かけて、読んでみました。マンガなんですが、良質な短編を読んだような読後感。味のある映画を見た後のような感覚。今までに読んだことのないようなしみじみじわーっとくるマンガです。この感じ、西原理恵子の「ぼくんち」を読んだ時以来の感覚でした。
内澤旬子「世界屠蓄紀行」(角川文庫)以前から注目していた本ですが、やっと手に取りました。なんというか、読むための覚悟が出来ていなかったのです。でも、読んでみて、感謝をして無駄にせずにちゃんと肉を食べようという気持ちにさらになりました。これは、バリに行くようになった影響も大きいかも。バリでお祝いのような葬儀、生きている鶏などを市場で買って家で捌いて食べるという人々の暮らし、大好きなバビグリン(豚の丸焼き)、そんな文化を見聞きして、人の死とか屠蓄とかに関する変な心のバリアがなくなったように思います。その半面、今見ている韓ドラ「根の深い木」でもあるように、屠蓄が下層の者たちの仕事であった国もあり、日本も例外ではないのです。階層がないと思われがちな日本でも、民族(アイヌなど)やなどの差別が今も残っているということをまた考えさせられる本でもありました。
池上正樹、加藤順子「あのとき、大川小学校で何が起きたのか」(青志社)まだ全部読めてはいないのですが、3月11日を前に記録します。121名の児童・教職員中、死者・行方不明者84名という大惨事。どうしてこのような惨事になったのか、この本をもってしても、すべてが解明できたとはいえません。どうして空白の時間が51分もあったのか、どうして山へ逃げなかったのか・・・。疑問は多くあります。生存者が少ない中で確認する術が少ない現状でもあります。でも、この本を読んで思うことは、①組織の中で緊急事態に短い時間で正しい判断をして行動をするということは難しい、②だからこそ緊急事態に備えて具体的な行動を決めて周知しておくことが大事、③過ちを率直に認め、今後の業務に生かしていく組織づくりができるかどうか、ということです。また、子どもたちの中には「山へ逃げよう」と主張していた子どもたちも複数いたにも関わらず、山へは逃げなかった事実。この事実をどう受け止めるのか。学校現場だけではなく、社会のあり方や組織のあり方などさまざまな部面へ問題提起している惨事だと思います。