みみこのneko的生活

スノーボードとねことともに・・・がんと向き合って生きる

人間ドック2010

2010-08-29 18:06:08 | 健康・病気

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①北海道もいまだかつてない暑さ。クーラーがなく、扇風機のみの我が家。家族みんなぐったり。でも、うちの最年長(12才)にゃんた、なんとか元気です。

②みーみー(11才)、きりり

③ぶっちゃん、くったり。年中だけど・・・。

私の職場では、35才以上、2~3年に1回、希望者に全額ではありませんが、人間ドックへ補助がつきます。

私の病気が見つかったのは、その初めて希望した35才の時、人間ドックのエコー検査ででした。

そして、今回3回目の人間ドックに行ってきました。今回人間ドックを受けたのは、35才で病気を見つけてくれた病院です。

RFLの翌々日、8月10日。

今回、40才ということで、いつもは触診の乳がん検診がマンモグラフィーになっていました。

マンモ・・・触診よりも精度がいいのは当たり前ですが、「痛い」というのがよく聞く話で、ちょっとビビっていました。

ということで、若干ビビりつつ、マンモグラフィーや子宮頸ガンの検診も含め、人間ドックへ。

視力検査では、いまだ視力1.5を維持していることを確認。老眼が早く来るといろんな人に言われているのですが、まだなんとか大丈夫そう。目だけはいい私・・・。

でも、いつもは楽勝な胃のバリウム検査でちょっと難儀することに。

そして、エコー検査。「あら、ほんとにきれいに取れているねえ。良かったねえ。」と言われ、「ほんとにおかげさまで・・・。」と会話は続きましたが、「あら、胆石あるね。」とのこと。胆嚢ポリープはなくなっていましたが、胆石はまだあるようで、これは経過観察となりました。

身体測定では、やっぱり多めの体重に、知っているくせにショックを受ける私・・・。やせなくっちゃ。

その他、さまざまな検査を受け、最後にマンモグラフィー。ドキドキ。やっぱりおっぱいをひっぱって平たくするのが痛かったけど、優しい看護師さんの声かけと短い時間なのとで思ったより大丈夫。でも、映像を見ても、なんだかよくわかりませんでした。

その後、昼食へ。よくばりな私は某ホテルのランチ・バイキングへ。バリウムの後だというのに、がっつり食べ、そして、その後、やっぱり腹痛に襲われて、何度もトイレへ行くのでした。

午後、診察。今のところ、胆石以外には問題はないとのこと。2週間後にくわしい検査結果が送られてきます。

で、くわしい検査結果が先日送られてきました。

おかげさまで、胆石以外はクリアでした。良かった。良かった。

胆石は脂っこい食事をなるべく避けた方が良いようで、そうすると体重も減って良いのだろうけれど、食べることが大好きな私にはストレスたまりそう。何事もほどほどにしながら、やっていこうと思います。


2010 BALI読書日記

2010-08-21 22:44:39 | 本と雑誌

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①プールサイドにねっころがると、上はこんなことになっていて、本を読まずについぼーっと空を見ているなんてこともありました。ゆっくり流れていく時間。明日の仕事のことを考えない時間。病気のことを忘れる時間。何よりの休息、リフレッシュでした。この時のためにまたがんばろうっと。

②「つきのふね」「青い鳥」「東京日和」

③「見えない誰かと」「いちばん危険なトイレといちばんの星空」「アルケミスト」

森 絵都「つきのふね」(角川文庫)以前もバリで「カラフル」を読んでとても良かったのですが、これも思いもかけず、とても面白かった1冊。中学生が主人公で、児童向けにも書かれている青春ものの本なのでしょうが、大人も子ども以上に楽しめるのではないでしょうか。同じような経験はしていなくとも、中学生たちに共感しながら読めます。特に、最後の方は一気に読みたくなるおすすめの1冊です。

重松 清「青い鳥」(新潮文庫)久しぶりに読みました、重松清。入院中にはすごくハマって、よく読んでいました。手術前に読んでいた本も「流星ワゴン」。これも良かったなあ。よぎょさんには、「おやじくさい」と言われた重松清。うんうん、そうそう、私もどちらかというと「おばちゃん」ではなくて、「おやじ」寄りかも。これはしっかり自覚しているのです。で、「青い鳥」ですが、すごく良くて、機内でホテルで何度涙ぐんでしまったことか。学校だけではなく、どんな場所にも、「村内先生」みたいなどこか不器用で、人から見れば欠点と思われるものを背負って生きている人が必要なんじゃないかなって私は常日頃思っていて、それをうまく突かれたなあと思いました。村内先生はきっと同じく吃音で悩んできた重松さん自身を投影した人物像なのでしょう。重松さん自身がいろんなコンプレックスを背負いながら歩いてきたからこそ、こういうお話を書けたのだとも思いました。

荒木陽子・荒木経惟「東京日和」(ポプラ文庫)「愛しのチロ」は大好きで、だいぶ前に買って、時々読む1冊なのですが、旅行前に書店で見つけて、「そういえば、これは見ていなかった」と買ったのが「東京日和」。陽子さんのエッセイ、メモ書きのような日記、東京の路地裏の風景、チロとの写真などなど、とにかく、アラーキーの陽子さんへの愛、そして、彼女を失った寂しさがじんとしみいる1冊です。

瀬尾まいこ「見えない誰かと」(祥伝社文庫)「瀬尾まいこさんのエッセイもなかなかいいよ」とよぎょさんに言われていたけど、なかなか見つけられなくて、やっと見つけたエッセイ本。エッセイって短いだけに、なんだかごまかしのきかないものなのかもしれない。よけいなものが取り払われて、その人の素顔が文に表れるような気がしました。働く女性として共感できるところもあり、また、一人がいいというところも似ているのかもと思いました。が、それでも、やっぱり生きていたら、人とはいやでも誰かと関わらないといけないし、しんどいことが9割としても、そこから発見する新しい自分があったり、小さな幸せ、大きな喜びがあったり。そんなことに共感しながら読めました。

石田ゆうすけ「いちばん危険なトイレといちばんの星空~世界9万5000km 自転車ひとり旅Ⅱ」(幻冬舎文庫)これは文庫化を待っていた1冊。「洗面器でヤギごはん」「行かずに死ねるか!」も超おすすめですが、これもおもしろかった。7年半の旅のなかのマイ世界一を書いた本なのですが、景色や食べ物や人等々、視点が面白いし、文が上手なんです。世界一周する人はそれなりにいるようだし、旅本も結構あるけれど、この人のキャラクターと文のうまさはピカイチなのでは。目いっぱい笑わせた後で、あとがきでほろりとさせられてしまいます。

パウロ・コエーリョ、訳:山川紘矢、山川亜希子「アルケミスト 夢を旅した少年」(角川文庫)この本は、紀伊国屋でサカナクションの一郎君のコメントポップがついていて、つい買ってしまいました。訳本はあまり買わないので、それほどそそられなかったのですが、つい・・・。で、内容は思ったより良かったです。「アルケミスト」とは錬金術師のことで、羊飼いの少年が旅をして、さまざまな出来事や人との出会いながら、宝物があるというピラミッドを目指すというお話です。きっと人によって、いろんな感想があると思うのですが。私は「運命」という言葉はあんまり好きではないけれど、その時は自分にとって本当につらい出来事であっても、もしかすると、何かに出会ったり、自分を成長させたりするために必要なことなのかもということを感じました。


有賀幹夫写真展「KING OF ROCK'N ROLL 忌野清志郎 NAUGHTY BOY」

2010-08-21 21:08:08 | アート・文化

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①ちょっとやらせ的写真。「これだれニャ。」

②アンニュイ・・・というか、ぶーたれてる「ぶー」氏。今週からまた薬を飲んでいます。

JRでポスターをたまたま見かけ、清志郎の写真展に行ってきました。

正直、清志郎のアルバムを聞き込んだり、ライブに行ったり・・・というまでのファンではありませんでしたが、清志郎の音楽は好きだったし、なにより生き方にあこがれる気持ちが強かったです。

まさに、NAUGHTYなんだけど、世間がどうのではなくて、自分の気持ちに真っ直ぐに正直に生きている感じがすごくかっこいいと思っていたし、そんなところが音楽にも表れていたと思います。

特に、詩がすごくいいんだよねえ・・・。訳詞なんかもすごいんだよなあ。

写真はライブのものももちろんすごくかっこよかったし、どこかの雑誌で見たことのあるミック・ジャガーと一緒の写真も少年みたいで微笑ましいものがあったけど、一番いいなあと思ったのはレコーディング風景の写真。

CHABOと「お~!」と笑顔の写真や、ちょっとナイーブな横顔がうかがえる写真など。

これからも残された清志郎の歌は聴けるし、こうやって清志郎の姿も見られるけれど、それでも、やっぱり清志郎がいないのは本当に残念と改めて思いました。

だけど、清志郎のスピリッツは、こうやっていろんな人たちの心の中に生き続けて、勇気づけていくんだろうな。


2010.8.16 診察~抗がん剤治療やめます~

2010-08-16 22:09:05 | 抗がん剤治療終了

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①夫とにゃんちんコンビ。なんだかいやがっているように見えますが、にゃんちんと夫は今もラブラブです。

②実はこの下にぶっちゃんがいて、にらみをきかせているみーみーです。

③必殺!まねきねこ(ぶっちゃん)

今日は、ひ尿器科、内分泌内科の両方の診察を受けました。

そして、抗がん剤治療をやめることを確認しました。

もめることもなく、「じゃあ、これからの経過観察は・・・」と淡々と話はすすみました。

これからも年に1回のCT検査、年に1~2度ホルモン検査をするため、ここ2~3年と変わらない3ヶ月に1回くらいのペースで通院は続くことになりそうです。

今日もホルモン検査のための採血をしたのですが、久しぶりに会うベテラン看護師さんが今日の担当で、「最近はどう?あまり会っていなかったものね。」と言われ、「おかげさまで、来月で5年になります。治療もやめることになりました。」と言うと、とても喜んでくれました。なんだかとても嬉しく感じました。

内分泌内科で術前にお世話になっていた先生はアメリカに行ってしまったため、今の先生には術後からお世話になっているのですが、「ぼくも一緒に決めたということもあるし、これからも一緒に経過をみていきますから。」と言ってくださり、これからも変わらず、ひ尿器科の先生と内分泌内科の先生にお世話になることになりました。

もし、再発や転移をしても、それは先生のせいではないし、責任を感じる必要は全くないけれど、何かあった時にまた先生方にみてもらえるというのは私にとってはとても心強いことだし、何も起こらないとしても変わらず先生方に見守ってもらえるというのは安心感が大きく、とてもありがたいことです。

「次の目標は10年だね。」と最後に内分泌内科の先生が言われました。

10年ということはあと5年・・・今の私にはとっても遠い未来のようにも思えるけれど、この5年と同じように、「次の診察まで」とか「次の検査まで」とか近い目標を一つひとつクリアしていって、気づいてみたら10年たっていたというふうになっていたらいいなあと思います。

まずは、次のスノーシーズンをまた楽しみたいなあ。

そのためにも、ほどほどに、まったりと、ゆるゆると、ぼちぼちと、neko的に生きていけたらいいなあと思ってます。

そんなことを考えつつ、道すがら、一緒にひとときを過ごしたなかまたち、今は空の上の人になったなかまたちのことを思い、うるっとなってしまうのでした。


2010 Bali旅 まとめ

2010-08-15 18:50:09 | バリ旅行記

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①②③バリはやっぱりいいなあ~。今回は、海に近いヴィラで気温も高く、プールを満喫しました。ワルンのご飯もしっかり食べて、いい旅でした。

④無事帰国。関空にて。

⑤暑さにもめげず、ぐーすか寝ているにゃんたねえさん。

⑥やっぱりお腹を舐めちゃうぶっちゃん。また病院かなあ・・・。

2005年夏に病気がわかり、入院、手術、がん告知を経て、治療に入り、最後の旅行かもとバリへ夫と初めて行ったのが2006年。

特にバリにあこがれていたわけではなく、プールつきのヴィラに泊まってみたいという願望と予算がなんとか合っていたのがバリだったというだけのことでした。本当はハワイでもどこでも良かったんです。

なのに、知り合いには「呼ばれちゃったのかもね~。」と言われるほどに夫婦ですっかりハマってしまい、「最後の旅行」がついに5回目になりました。

来年の今頃、自分はどうなっているのか、やっぱりわからないけれど、来年の今頃も「楽しかったなあ」としみじみ思っている自分でいられたらいいなあと思います。

そのためには、また一日一日しっかり生きていかないと。

明日から、また通常営業。

マイペースで、体を大事にしながらやっていこうと思います。