①my vaioちゃんを枕に・・・「いけませんか?」(にゃんた)
②みーみーちゃんの肉球はまっくろ♪
③ぶーちゃんの寝顔♪
昨日は久しぶりにBへ。カリカリ斜面を堪能。
そして、今日も出かける予定があったのですが、ずっとひきっぱなしの風邪がいまだすっきりせず、熱は出ないけれど、鼻水ずるずるで体もだるい・・・。なので、思い切って休むことにしました。
なんとなくバタバタした毎日のなかで、枕元の積ん読用本棚にはすでに20冊ほどの未読の本たち。
どれも読みたくて買ったものなのですが、そのなかから1冊を今日は久しぶりに読みました。
かたわらには、にゃんず。あ~、これも幸せなひとときです。
しかし、この本は読んで幸せ・・・という内容ではありません。
堤未果「ルポ貧困大国アメリカⅡ」岩波新書
すでに、堤未果さんの著書はこのルポの前作を含めていくつか読んでいますし、講演を聴く機会もありましたが、どれも読み応えがあり、愕然とし、考えさせられます。
オバマ就任以降の教育(学資ローン)、年金、医療という切り口では前回をまたさらに掘り下げた内容となっていますし、最終章の刑務所の民営化と刑務所でのアウトソーシング等にはそこまでと驚いてしまいました。
堤さんはこのようにエピローグで述べています。
「教育に医療、高齢化に少子化、格差と貧困、そして、戦争といった問題をつきつめてゆくと、戦争の継続を望む軍産複合体を筆頭に、学資ローンビジネス、労働組合や医産複合体、刑産複合体など、政府と手を結ぶことで利権を拡大させるさまざまな利益団体の存在が浮かびあがってくる。世界を飲み込もうとしているのは、「キャピタリズム(資本主義)」よりむしろ、「コーポラティズム(政府と企業の癒着主義)」の方だろう。」
しかし、そんななかで勇気を持って声を上げる人たちもメディアには取り上げられないけれど、多くいるのだそうだ。そして、そこで生まれた新しいスローガン、「オバマを動かせ(Move Obama)」。
アメリカはそうか・・・というだけではなく、日本だって・・・と思わせられるのです。
そして、医療のことも多く取り上げられていますが、読むたびに、じゃあ私に出来ることはなんだろうと考えます。
自分自身の病気「がん」から発信するということが一番ですが、そこから広げて医療全体に対する問題提起に。そして、患者だけではなく、医療の現場ともつながっていけたら。さらに、医療を含めて、遠い将来もみすえて、これからの国のかたちはどうするのかをみんなで考えていけたら・・・と気持ちだけは動くのですが、金子さんのように行動にはまだまだつながらない自分です。