ポーションが発売されたよ。父ちゃんが買ってきてくれたんだ。
おらはゲームなんて興味ないけどね。
ポーションはなんかまずいらしいよ。おらには関係ないけどね。
(にゃんた)
検査が始まった。まずは、おなじみのレントゲン、心電図、肺活量。
黙々と毎日おしっこため。今回は、トイレに隣接する蓄尿部屋におしっこがずらっと並び、圧倒される。
夜中の採血。ホルモンを調べるためだ。
CRHとACTHの負荷試験もする。CRH(ACTH放出ホルモン)は視床下部から下垂体に出ており、下垂体のACTH(副腎皮質刺激ホルモン)に影響を与える。ACTHは、下垂体より副腎皮質のコルチゾール(代謝に関わるホルモン)やアンドロゲン(男性ホルモン)を刺激し、影響を与える。このように副腎皮質ホルモンはCRH、ACTHの働きに大きく影響されるため、この二つのホルモンに異常がないかも調べなくてはならないのだ。
CRH負荷試験。この日は朝食も水もとれず、検査中はずっとベットで安静にする。8時に腕に針を入れる。いつものことながら、なかなかうまくいかす、ずっと針を入れたままになるのに、やむなくひじの内側に。腕の曲げ伸ばしができない体勢である。採血後に、薬(ホルモン入り)を注入。その後、針から30分後、60分後、120分後と採血。ずっとベットで寝たまま、本を読んでいた。針が入っているところも痛いままだったのが、ちょっとつらい。でも、またさし直すのがいやで我慢した。11時くいらいに終了。パンが出て、昼食前だったけど、我慢できず食べる。看護師さんや医師から、いっぱい血をとったからご飯ちゃんを食べるんだよと言われ、それをいいわけに昼食も食べたのに売店でチョコレートを購入。
ACTH負荷試験。この日も朝から飲食止め。今度は別の方の腕になったが、やはりひじの内側。やり方はCRH負荷試験と同様だが採血の回数は1回少ない。でも、採血量は過去最高記録であった。血をたくさん作らねば!中食(パン)、昼食後、さらにおやつ購入。アイスも食べるもんね!
検査の名前はわからないが、夜中にやはりホルモン入りの薬(デカドロン)を飲み、起きがけに採血もする。やはり朝いきなりの注射はつらい。
放射線検査各種~CT、RI、MRI、骨シンチ、副腎シンチ。それぞれ造影剤を注射する。私は副作用はなかったけど、出る人もいるのだ。
副腎シンチは5日前よりヨード(海水が濃いような妙な味)を毎朝飲み、日を空けながら3回撮る。ヨード飲み始めから、副腎シンチの3回目までは12日間ほどかかった。
これらの検査すべてに3週間ほどかかった。検査なので、わりとお気楽だったが、採血には慣れることはできなかった。でも、看護師さんにも、医師にも、同室の皆さんにも優しくしてもらい、食事以外の不満はほとんどなかった。