徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

池島炭鉱とN君のこと

2015-04-18 21:25:20 | 友人・知人
 今夜のブラタモリは「長崎」の第2回目。港町長崎を海の方からの視点で見てみようというものだった。とりわけ僕が興味深かったのは「池島炭鉱」。長崎には何度も行ったことがあるが、もちろん「池島炭鉱」など行ったことはない。坑道に入った経験と言えば、6年前、荒尾の万田坑での映画ロケにエキストラ出演した時だけだ。
 それはさておき、僕には行ったことがない「池島炭鉱」に忘れられない思い出がある。それは20数年前のこと。当時、勤務していた彦根工場で10年ぶりの大量採用をすることになった。関西一円の採用だけでは賄い切れず、僕は九州各県の採用に出かけた。そして合計100名ほど採用した中で、僕がベスト1の人材だと思ったのが、N君という20代後半の青年だった。彼は池島炭鉱を辞めたばかりだった。体格もいいしクレバーで、しかも礼儀正しかった。彼は池島炭鉱の将来が決して明るくないことを見通して転職してきたのだった。僕は彼を育てた池島炭鉱がどんなところなのかとても興味深かった。今夜のブラタモリを見ながら、僕はN君の顔が頭から離れなかった。あれから20年以上経った今、彼はどんな生活をしているだろうか。


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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2015-04-19 16:18:49
人やその他ものごとに対するあたたかい思いやり、まなざし。それがこのブログを見たくなる理由であると思います。
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ありがとうございます! (FUSA)
2015-04-19 22:56:25
ありがたいお言葉です!
これを励みにまた頑張ります!
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