イラストレーターのNAKACOさんが、ブログで紹介された作家・渡辺温の小説を読み始めたら、すっかり“渡辺温ワールド”に引き込まれてしまった。渡辺温とは、大正末期から昭和初期に作家活動をしていた人で、将来を嘱望されていたが、昭和5年、交通事故に遭い、27歳の若さで夭折した。従って作品も少ないが、23篇が、「青空文庫」に掲載されている。大正モダニズム華やかなりし頃に、多感な時期を過ごしただけあって、モダニズムの香り高い文章が魅力。僕は、いちいちネットで読むのもめんどくさいので、印刷してA5版の小冊子にし、NAKACOさんが制作された挿絵を貼り付けて楽しんでいる。
■NAKACOさんのブログ
「NAKACO'S CRAFT'S WEBLOG」(http://nakaco.sblo.jp/)
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