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油屋種吉さんの直近の記事に、栃木県下野市の「ゆうがおパーク」のことが紹介されていました。この記事の最後に「下野市は、元首相の小泉さんのもとで実施された広域合併で、それまでの石橋町、国分寺町それに南河内町が合併してつくられました。夕顔はかんぴょうの花で、大きめの白い花だとご存じの方はおられましたでしょうか」という一文が付け加えられていました。不肖私も一応、元栃木県民ですので、栃木名産品かんぴょうはウリ科の植物で美しい夕顔の花を咲かせることは聞いていましたが、「半蔀(はじとみ)」や「夕顔」など、源氏物語の「夕顔の君」をモチーフとした能を見たことがありますが、妖艶な「夕顔の君」と栃木名物のかんぴょうを結び付けて考えたことはありません。種吉さんのひと言でハッと気づかされました。夕顔はただ美しいだけではなく、その実で人々の命を支えていたのですね。
2018.9.16 藤崎八旛宮例大祭 御能奉納 段山御旅所 喜多流能「半蔀」シテ(前・後):友枝雄人 ワキ:坂苗融
わたしのつたない記事をご紹介いただけるなんて、思ってもおりませんでした。うちの親せきはかんぴょうを育てていました。大きくなると、スイカくらいの大きさになります。器械にかけて皮をむき、天日に干す。まるですだれのようで、今も頭の隅にあざやかに残っています。
そうでしたか!
あらためて栃木のかんぴょうの歴史を調べましたら、江戸中期に下野国にお国替えになったお殿様が、前任地の近江水口藩からお取り寄せになったのが始まりだそうですね。実は私は滋賀県彦根に在勤の頃、水口にはリクルートで度々訪れていましたので妙な縁を感じました(^^♪