徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

「 漱石の道 」 の整備を!

2015-09-02 18:51:51 | イベント
 今日は「漱石記念年」のプレイベントとして創作舞台「夢・草枕 - 峠の茶屋の花吹雪 -」が熊本市民会館で上演されたが、所用のため行けなかった。見に行った人から話を聞くことにしよう。
 ところで、来年始まる「漱石記念年」に際しては、「漱石の道」をぜひ整備していただきたいと願っている。「漱石の道」といのは、明治29年4月13日、第五高等学校の英語の教授として熊本へやってきた漱石は池田停車場(現JR上熊本駅)に降り立ち、人力車に乗って薬園町の菅虎雄宅へ向かう時に通った道のことである。京町を突き抜け新坂を通って坪井に下りようという地点(漱石ポイント)で、眼下に展開する熊本市街を見下ろして「森の都だなぁ!」と言ったとも伝えられる。
 実は、全国の漱石ファンの中で、「漱石の道」を辿りたいと来熊され、上熊本駅で降り、歩いて行かれる方もおられる。ところが、明確な表示がないのでわからなくなり、途中で断念する方もいらっしゃるようだ。そんな方からお便りをいただいたこともある。
 来年・再来年の記念年には多くの観光客や漱石ファンの方が来熊されると思うが、中には上熊本駅から「漱石の道」を辿りたいとお考えの方もいらっしゃるだろう。この際、「漱石の道」を明確に示す道筋標示やサイン類の設置を、記念事業の一つとして整備してもらいたいものだ。また、併せて、新坂の表示板(漱石ポイント)からの、眺望の確保をお願いしたいものである。
 なお、この件は「漱石記念年」の推進メンバーの方にも既にお願い済みなのだがどうなることやら。


正面の電柱に「漱石の道」の表示。消えかかって目立たない。その右側には漱石ポイントの表示板が藪に覆われている。