本條流祝儀曲 「 松 」

　舞踊団花童の国立劇場初出演は絶賛を博したようでまずはおめでたい。中村花誠先生の強力なご指導とメンバー全員の弛まぬ努力、ご家族の献身的なサポート、そして関係者の皆様の温かいご支援によって今日の成功へとつながったと思う。
　そんな中で、特に本條秀美さんの存在を忘れるわけにはいかない。花童の舞台の地方を長い間務めていただくとともに、折々に新曲の作曲も手がけていただいている。表現は悪いが「困ったときの本條さん頼み」みたいな面もあり、花童サポーターの一人として心から謝意を表したい。もちろん花童のゴールはまだずっと先のこと。これからも本條さんには花童を支えていただくよう切にお願いしたい。
　今回の国立劇場での本條會でも幕開けを飾った本條流祝儀曲「松」。本條秀美さんへの謝意を込めてこの曲を贈りたい。
　下の映像は、2011年10月29日、熊本城本丸御殿における秋夜の宴での「松」。地方は本條秀美社中および中村花誠と花と誠の会。立方は第一期のザ・わらべ。僕が彼女たちのベストパフォーマンスの一つにあげている曲である。