徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

秋の色種(いろくさ)

2015-09-13 21:42:29 | 音楽芸能






秋の色種(いろくさ)」とは秋の様々な草花という意味で、秋景色を描写した代表的な長唄の一つ。弘化2年(1845)、南部侯佐竹利済の作詞、十世杵屋六左衛門の作曲。全曲で20分ほどになるが、下の映像はその中から「虫の合方」という三味線の聞かせどころを抜粋したもの。邦楽で「合方」というのは唄と唄との間をつなぐ三味線の演奏のこと。「チン チリ リン」という松虫の音を思わせる音色が印象的。


2013年1月2日 熊本城本丸御殿 冬のくまもとお城まつり
三味線:今藤珠美と今藤珠美社中
  筝:下田れい子
 鳴物:中村花誠と花と誠の会
 振付:中村花誠
 立方:ザ・わらべ