昨日テレビで、アメリカの大手旅行誌「トラベル・アンド・レジャー」が行う「世界人気都市ランキング」で、京都市が2年連続1位になったというニュースが流れていた。
さすがである。お隣の滋賀県に住んだこともあり、京都には公私にわたり何度も行ったことがあるが、当然の結果だろうと思う。
▼原風景
その京都の風景写真の中で一番好きな写真がこれ。平家物語ゆかりの嵯峨野の祇王寺。苔のじゅうたんと青もみじが彩る緑の世界が幻想的である。僕はここに行ったことはない。なのになぜこの風景が僕の心をとらえて放さないかというと、実は幼い時に見た父の生家の風景にそっくりだからである。父の生家は立田山の麓、泰勝寺南側の鬱蒼とした木立の中にあった。いわば僕の原風景なのである。今日ではコンクリートのアパートが立ち並び、昔の面影はどこにもない。父がもし、生前この写真を見たらいったい何と言っただろうか。
▼京の街を彩るもの
京都に長く住んでおられた舞踊団花童理事長の中村花誠さんがよく「京都の街づくりは神社と伝統芸能を中心とした花街が絶妙に融合し、京の風情を彩っている。この街づくりのシステムを熊本でも活用できないだろうか」とおっしゃる。
たしかに京都には多くの素晴らしい神社仏閣が遺産として残っている。しかし、花街の文化や伝統芸能が残っていなければ、はたしてこれほどの人気を得ただろうか。僕はいつもそう思う。
さすがである。お隣の滋賀県に住んだこともあり、京都には公私にわたり何度も行ったことがあるが、当然の結果だろうと思う。
▼原風景
その京都の風景写真の中で一番好きな写真がこれ。平家物語ゆかりの嵯峨野の祇王寺。苔のじゅうたんと青もみじが彩る緑の世界が幻想的である。僕はここに行ったことはない。なのになぜこの風景が僕の心をとらえて放さないかというと、実は幼い時に見た父の生家の風景にそっくりだからである。父の生家は立田山の麓、泰勝寺南側の鬱蒼とした木立の中にあった。いわば僕の原風景なのである。今日ではコンクリートのアパートが立ち並び、昔の面影はどこにもない。父がもし、生前この写真を見たらいったい何と言っただろうか。
▼京の街を彩るもの
京都に長く住んでおられた舞踊団花童理事長の中村花誠さんがよく「京都の街づくりは神社と伝統芸能を中心とした花街が絶妙に融合し、京の風情を彩っている。この街づくりのシステムを熊本でも活用できないだろうか」とおっしゃる。
たしかに京都には多くの素晴らしい神社仏閣が遺産として残っている。しかし、花街の文化や伝統芸能が残っていなければ、はたしてこれほどの人気を得ただろうか。僕はいつもそう思う。