徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

ルックアップのはなし。

2015-07-03 17:06:11 | スポーツ一般
 サッカーやアイスホッケーなどで「あの選手はルックアップがいい」などという言葉がよく使われる。この場合の「ルックアップ(look up)がいい」というのは「視野が広い」というような意味で、ゲームメーカーなどには必須の要件だ。もともとサッカーやアイスホッケーは、ボールやパックを操作するのは足もとなので、視線が下にばかり行ってしまい、まわりが見えなくなるため、「Look Up!(視線を上げろ)」と言っていたことから、まわりがよく見えている選手のことを「ルックアップがいい」と言い始めたようだ。
 わが水球の場合は顔の位置よりも上でボールを操作するし、基本はフロントクロールという顔を上げたままのクロールで泳ぐのだが、顔の前にボールを置いてドリブルをしたり、相手ゴール前にドライブをかける場合などにスピードを上げるため顔を水につけたりするので、どうしても視界が悪くなることが多い。だから水球の場合もこの「ルックアップの良さ」がいい選手の必須要件になっている。
 実は今日、車を運転しながらふと、自分の動作が緩慢になっていることに気付いた。例えば脇道から優先道路へ左折して入る時などの左右確認の首の動きだ。若い時に比べれば明らかに緩慢になっている。水球の現役選手だった頃、瞬時にパスの出しどころを確認するため、素早く首を左右に回転させていた。ルックアップの良さというのは、こうした機敏な動きとセットであることをあらためて強く感じた。運転に限らず、「ルックアップ」が僕の今後の課題かな、なんて思ったりした。