去年、わが家の梅は咲かなかった。今年は咲いてくれるだろうか。
ところで梅といえば、江戸端唄の「梅は咲いたか」。江戸時代から唄われているというこの唄は、“わらべ”によって日本古来の唄や踊りに目を開かされた僕に、さらに決定的なインパクトを与えた唄だ。だがそれは歌詞ではなく、イントロの部分だ。
ミミレミミミ ミファミファミミ
(注)赤字の部分は1オクターブ上

ある時、5、6本の三味線が合奏でこの旋律をいわば「底音」のように唄の間中繰り返す場面に遭遇し、何かゾクゾクっと来るものを感じた。言葉では言い表せない邦楽の奥深さをその時感じたのだった。
以来、この唄を聞くたびに僕は原点に戻ったような気がするのである。
♪ 梅は咲いたか 桜はまだかいな 柳なよなよ風次第
山吹ゃ浮気で 色ばっかり しょんがいな~
ところで梅といえば、江戸端唄の「梅は咲いたか」。江戸時代から唄われているというこの唄は、“わらべ”によって日本古来の唄や踊りに目を開かされた僕に、さらに決定的なインパクトを与えた唄だ。だがそれは歌詞ではなく、イントロの部分だ。
ミミレミミミ ミファミファミミ
(注)赤字の部分は1オクターブ上

ある時、5、6本の三味線が合奏でこの旋律をいわば「底音」のように唄の間中繰り返す場面に遭遇し、何かゾクゾクっと来るものを感じた。言葉では言い表せない邦楽の奥深さをその時感じたのだった。
以来、この唄を聞くたびに僕は原点に戻ったような気がするのである。
♪ 梅は咲いたか 桜はまだかいな 柳なよなよ風次第
山吹ゃ浮気で 色ばっかり しょんがいな~