昨夜の熊本城・本丸御殿「春の宴」は先々週の「熊本をどり」、先週の「植木をどり」に次いで「川尻をどり」。川尻という町も熊本の中では独特の歴史と文化を持つ。かつては緑川河口の港町として物流の拠点となり、また薩摩街道の宿場町として栄え、町には回船問屋、旅籠、料亭などが軒を連ねていた。刃物や桶、肥後象がんなどの工芸品や酒造、菓子づくりなどの伝統文化が今日まで連綿と息づいている。藩主御茶屋は薩摩藩参勤交代の定宿となり、あの篤姫も江戸参府の際、宿泊した記録が残っている。そんな川尻の歴史的文化遺産を後世に残していこうという取り組みが、町ぐるみで行なわれている。
「藤寿三番叟」
藤本流三味線の御祝儀曲。熊本市在住の師範、藤本喜代則さんの唄と三味線は聞く人を魅了する。
「ハイヤ節」
天草市牛深に江戸時代から伝わるハイヤ節は、全国40ヶ所以上のハイヤ系民謡のルーツといわれる。毎年この時期に、牛深では「ハイヤ祭」が行なわれる。
「藤寿三番叟」
藤本流三味線の御祝儀曲。熊本市在住の師範、藤本喜代則さんの唄と三味線は聞く人を魅了する。
「ハイヤ節」
天草市牛深に江戸時代から伝わるハイヤ節は、全国40ヶ所以上のハイヤ系民謡のルーツといわれる。毎年この時期に、牛深では「ハイヤ祭」が行なわれる。