今年の大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」は今、江が最初の結婚を、秀吉によって無理やり離婚させられるところまで進んでいるようだ。例年どおり、今年も大河は見たり見なかったりで詳しいことはわからない。江の話というのは、熊本県人の僕にとって、あまり触れたくないところへ繋がって行くので、それも気持にブレーキをかけているのかもしれない。江は三度目の結婚で将軍秀忠の正室となるわけだが、秀忠の跡目を次男・家光にするのか、はたまた三男・忠長にするのかをめぐって春日局と対立する。結局、春日局が推した家光が三代将軍となるわけだが、江が推していた忠長には過酷な運命が待っていた。加藤清正の死後、跡を次いで肥後の藩主となっていた加藤忠広は、忠長と繋がっていたとみなされ、加藤家は改易となってしまう。もちろん改易の理由はそれだけではないが、大きな要因となったことは間違いないようだ。ただ、この加藤家改易は江が亡くなった後の話だ。今後ドラマがどう進展していくのかわからないが、あまり聞きたくない話もでてきそうだ。
加藤忠広公のお墓がある山形県鶴岡市の本住寺(片山秀明さん撮影)
加藤忠広公のお墓がある山形県鶴岡市の本住寺(片山秀明さん撮影)