goo blog サービス終了のお知らせ 

徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

辰次さんのカフェ

2018-03-09 18:10:57 | ニュース
 昨年1月、NHK総合の「目撃!日本列島・選 喜久次と辰次 ~岐阜 幇間物語~」で紹介された、岐阜市の花柳界で、幇間(ほうかん、男芸者)を目指して修業中の辰次こと橋嶋直人さん(24歳)。この辰次さんが、国登録有形文化財である美濃加茂市の旧伊深村役場庁舎を改修して開設されるカフェの運営者に決まったというニュースが朝日新聞デジタルに掲載されていた。カフェ運営の公募には21人が応募したが、辰次さんが選ばれたのは魅力ある集客への提案や、地域の人と共に活動できる人柄がポイントだったという。カフェの名前は「茶霞o'carré(さかオキャレ)」に決まり、辰次さんの出身地・熊本の伝統酒「赤酒」など地酒も提供する予定だという。この町の歴史と文化、そして自分の幇間としての知識や経験も活かし、地域に貢献できるカフェづくりを目標に5月のオープンに備えたいという。
 辰次さんは熊本地震で大きな被害を受けた御船町の出身。岐阜でたった一人の幇間、喜久次さんに一昨年夏に弟子入りし、日本舞踊や三味線、鳴物、茶道など、幇間になるための芸や素養を学んでいた。

青ガエルの修復

2018-02-14 16:33:01 | ニュース
 引退してちょうど2年。いまだに根強い人気を持つ熊本電鉄の「青ガエル」(5000形車両)。この車体を美しい外観で保存しようと、クラウドファンディングを利用した車体の塗り直しなどの修復作業が進められている。今でもイベントでは動かされることもあり、かつての美しい緑色の車体が復元されれば、まるで現役復帰しそうな外観に戻るだろう。
 僕にとっては50年以上も前の学生時代、東横線通学で毎日乗った想い出の車体。美しい姿で残ってくれればこんな嬉しいことはない。


熊本電鉄北熊本駅構内で進められている修復作業


2016年2月14日 ラストランの青ガエル

熊本城 観光客V字回復!?

2018-01-31 17:05:15 | ニュース
 今朝、熊日新聞を手に取ると1面の見出し「熊本城、観光客V字回復 9年ぶり200万人超」の文字が目に飛び込んできた。だがすぐに妙な違和感を覚える。熊本城本丸などへは誰も入っていないはずだが・・・? 記事を見直すと「観光客V字回復」とあり、入場者とは書いていない。本丸御殿が完成した2008年度の222万人というのは入場者数だったはず。さらに記事をよく読むと「二の丸広場周辺の通行量や、付近の市営駐車場の利用台数に基づき集計した」とある。え~、そういうのあり!?なんだかぬか喜びだったような。
 ただ、観光客が最近多いのは実感しているし、それは喜ばしいことには違いない。記事には、クルーズ船の寄港が増えたことによる外国人観光客の増加や大規模イベントなどの効果があったと分析していた。この活況が復興復旧特需で終わらないように願いたいものだ。


2017年9月2日に行われた「熊本復興ねぶた」

初雪 & 鏡開き

2018-01-11 17:05:04 | ニュース

今朝の熊本市内(寺原周辺)

 今朝目覚めると夜半から降り出した雪で一面の銀世界。今年初めての積雪だ。わが家の辺り京町は3㎝とテレビが報じていた。
 そして、今日1月11日は「鏡開き」。わが家では昔から「猪の爪鹿の爪(いのつめかのつめ)」と呼ぶ。なぜそう呼ぶかというと、「鏡開き」の「ぜんざい」に付け合せる「たくあん」を、猪や鹿の爪に見立てた形状に切っているからだ。もともと「鏡開き」は武家社会の慣習となっていた「具足開き」が一般化したものだという。具足というのは武士がいくさの時に身に着ける「甲冑(かっちゅう)」のこと。正月には床の間に飾った甲冑に神饌である餅や酒、魚、野菜などを供えたという。1月11日の「具足開き」にそれらの供え物を食べた慣習が「鏡開き」になったわけだが、わが家に伝わる「猪の爪鹿の爪」の由来がどうもわからない。わが家では当たり前になっていたので、生前の父や祖母にたずねることもなかった。多分、ずっと昔は猪や鹿の肉を供えていたのが形だけ残り、「たくあん」を猪や鹿の爪に見立てて供えるようになったのではないかと思っている。同じような風習が残る家がないかと多くの方に聞いてみたのだが、今のところそんな家は見つかっていない。ところが、ネット検索していると、静岡県伊豆の国市に千年の歴史を有する江川家という名家があり、そこのフェイスブックに、「鏡開き」に馬蹄に見立てた「たくあん」を供するという記事が写真とともに掲載されていた。やはり同じような風習が残っていることにちょっぴり安堵感を抱きつつ思った。これは相当古いぞ!


わが家の「鏡開き」

【備考】右写真の甲冑
 「黒糸威二枚胴具足(くろいとおどしにまいどうぐそく)」(東京・永青文庫所蔵)
  細川忠興(三斎)が関ヶ原の戦で用いたもの(「細川家の至宝展」より)

星野仙一さん!

2018-01-06 20:40:44 | ニュース


 やはり同世代の訃報が一番寂しい。星野さんは1級下だが、ほとんど同じ時代を過ごした。神宮球場の六大学野球もよく応援に行った。彼は相手チームの明治大学のエース。マウンド上で飛び上がるような躍動感あふれるピッチングで、わが方の田淵、富田、山本らに立ちはだかった。
 彼がプロ野球に入ってからも、投手や監督として、僕のひいきチームの前に立ちはだかることが多かった。だがなぜか常に親近感があった。彼は野球人としてはほとんどやり残したことはないと思う。その意味では幸せな一生だったと言えるだろう。でも70歳というのはやっぱり早過ぎるよ星野さん!まぁ残念ではあるが、僕はあえてこの言葉を送りたい。俳優の故原田芳雄さんが、ドラマ「火の魚」で言ったセリフ。「たとえ短くとも、俺はお前を哀れまない。心配するな。俺とて後に続くのにそんなに時間はかからんさ」

くまもと四季めぐり ~事始めの舞~ 舞踊団花童&はつ喜

2017-12-01 14:22:53 | ニュース


◆ 日 時:12月24日(日)午前11時~、午後2時~
◆ 会 場:城彩苑湧々座2階ものがたり御殿
◆ 観覧料:1,500円

※事始めの舞について
 12月13日は「正月事始め」。昔から日本では、その頃から「すす払い」や「松迎え」などの正月の準備にとりかかることがならわしとなっていました。
 京都では毎年12月13日、芸舞妓が芸事の師匠やなじみの店を回って、この1年のお礼や新年を迎える挨拶をする「事始め」の行事が年末の風物詩となっています。
 これにならい、舞踊団花童も、支えてくださった皆様へ1年のお礼と新年のさらなるご支援を願い、事始めの舞をご披露いたします。

谷汲観音のはなし。

2017-11-14 21:57:12 | ニュース
 先日、姉が高平の浄国寺近くのバス停で、栃木県からやってきたという若い女性と一緒になったそうだ。その女性は浄国寺の、松本喜三郎作の生人形「谷汲観音」を見に来たのだという。わざわざ栃木県あたりからも見に来る方がいるのかとちょっとビックリ。
 そういえば、昨年、地震の影響がなかったかどうか確かめに浄国寺へ行ってからやがて1年。年内にまた拝観しに行くとしよう。

 そもそもこの生人形「谷汲観音」は、熊本市迎町出身の人形師松本喜三郎が、維新後の明治4年(1871)から明治8年(1875)にかけて、浅草の奥山で興行し、大成功をおさめた「西国三十三所観音霊験記」の中の生人形の一つ。喜三郎にとって最も愛着が強い作品だったようだが、上野の西郷隆盛像などの彫刻で知られる高村光雲は、「光雲懐古談」の中で、谷汲観音について次のように述べている。

 三十三番の美濃の谷汲観音、これは最後のキリ舞台で、中で一番大きい舞台、背景は遠山ですべて田道の有様を写し、ここに大倉信満という人(奥州の金商人)が驚いている。その後に厨子があって、厨子の中より観音が抜け出した心持で、ここへ観音がせり出します。この観音が人形の観音でなく、また本尊として礼拝するという観音でもなく、ちょうどその間を行った誠に結構な出来で、頭に塗傘を冠り右の手に塗杖を持ち左の手にある方を指している図で、袈裟と衣は紗の如き薄物へ金の模様を施し、天冠を頂き衣は透きとおって肉体が見え、何とも見事なもので、尤もこれはキリの舞台にて喜三郎も非常に注意の作と思われます。


※クリック → 全身

朝鮮戦争と「トコリの橋」

2017-10-28 22:04:51 | ニュース
 今夜テレビをつけたら、テレ朝で「池上彰のニュースそうだったのか!! 2時間スペシャル」をやっていて、ちょうど池上さんが朝鮮戦争の説明をしているところだった。それを見ながら、ふと映画「トコリの橋」を思い出した。「トコリの橋」は朝鮮戦争を背景としたアメリカ映画で、僕がこの映画を見たのは小学4年生の頃。朝鮮戦争が停戦となった翌々年、昭和30年(1955)だったと記憶している。当時のハリウッドの大スター、ウィリアム・ホールデンとグレース・ケリーの共演ということや日本でもロケが行なわれたことなどもあって話題を呼んでいた。朝鮮戦争に従軍する空軍パイロットの役がホールデンでその妻をグレイス・ケリーが演じた。他にもパイロットの相棒をミッキー・ルーニー、その恋人を淡路恵子さんが演じていた。
 当時の日本は終戦から間もなかったので、戦闘シーンでは、僕のまわりの大人たち、実体験があったのかもしれない、現実感を伴って語り合っていた姿をよく憶えている。
 今また、朝鮮半島に危機が迫っている。もし、戦争となれば、今度は日本も対岸の火事では済まされないだろう。なんとか開戦だけは回避してほしいと願っているがはたして・・・


グレース・ケリーとウィリアム・ホールデン


プログラミング教育の必修化!

2017-10-12 22:10:07 | ニュース
 東京五輪の年、2020年から実施される教育改革で「プログラミング教育」が小学校で必修化されるという。今日、NHKの「ウワサの保護者会」という番組でそれを取り上げていたので興味深く見た。
 それによると、目的は「論理的思考」を養うことで、パソコン上での操作は便利なツールが用意されているらしい。それを聞いてちょっと安心した。
 「プログラミング」と聞くと30数年前のパソコン黎明期、四苦八苦しながら自習書で身につけて行った「プログラミング」を思い出してしまう。フローチャートを作り、それに沿ってソースコードをタイプし、コンパイラー、リンケージエディターなどを使ってプログラムを作る。テストランしてうまく行かなければまた最初からやり直し。その繰り返しだった。あんな面倒くさいことを小学生にやらせるのだろうかと思っていたが、そうではなかったようだ。
 ともかく、子どもたちがこれからぶつかるであろういろんな問題の解決に「論理的思考」は欠かせないと思う。それを養うためには良い教育になるかもしれない。

鹿島神宮がクレジットカードを発行!

2017-10-11 19:47:09 | ニュース
 TBSの夕方のニュース番組「Nスタ」で、茨城県の鹿島神宮がなんとクレジットカードを発行したというニュースを伝えていた。鹿島神宮は創建が紀元前660年と伝えられる、伊勢、香取と並ぶ三大神宮の一つ。また、香取、息栖と並ぶ東国三社の一つでもあり、最も格式の高い神社の一つである。そんな日本最古級の神社がなぜクレジットカードを発行するに至ったかというと、財政難で、20億円もの費用がかかるという12年に一度の「御船祭」の実行が危ぶまれているのだという。そこで、なんとかその費用を捻出するための窮余の一策としてクレジットカードの発行を思いついたらしい。カードの年会費やポイントは自動的に神社に寄付される仕組みになっており、カード利用者には神社からいくつかの特典があるようだ。財政難に悩む神社は多く、鹿島神宮のクレジットカード利用が広がれば他の神社にも波及するかもしれない。
 ところで、わが母の生家がある玉名市大浜町の外嶋宮にも10年に一度の年紀祭があり、たしか次は3年後くらいに巡って来ると思うが、財政的には大丈夫なのだろうか。


鹿島神宮・二の鳥居


東国三社詣りとは切っても切れない潮来節

山鹿灯籠まつりの美観を増す無電柱化

2017-05-28 18:29:08 | ニュース
 山鹿市のさくら湯の前を走る国道325号沿いの無電柱化が実現したというニュースをテレビで見た。今日、用事があって山鹿を通ったので確認してみた。たしかに以前に比べると風景がスッキリした感じがする。山鹿市の中心市街地は、「歴史まちづくり法」に基づく重点区域に指定されており、他に先駆けて無電柱化に取り組んでいるという。
 観光スポットに行ってカメラを向けた時、いつもガッカリするのが空中に張り巡らされた電線。美観を損なうこと甚だしい。熊本市でも一部の街で無電柱化が始まっているが、既に全国的に進められているというので、観光スポットでガッカリすることも徐々に減って行くだろう。
 今年の山鹿灯籠まつりでは、スッキリした背景の中、これまで以上に情趣に富む灯籠踊りが見られることだろう。

▼電線が消えスッキリした山鹿温泉さくら湯の前の風景





▼山鹿灯籠踊りの美観がさらに

さくら湯の前で

平成34年(2022)までに着工!

2017-05-08 20:59:33 | ニュース
 一昨日、「宇土櫓の復旧を早く」なんてブログに書いたら、今日、テレビのニュースで、熊本市は宇土櫓や東十八間櫓など、国の重文に指定されている13の建造物の復旧工事を、5年後の平成34年度までに着工する予定であると報じていた。宇土櫓などの復旧工事について公式にアナウンスされたのは初めてだ。先の見通しがついたのは嬉しいが、まだ5年も先かと思うとちょっと複雑な気持になる。それに、おそらく平成ではなくなっているだろうし。


健在だった2012年の一、二、三の天守

ちょっと気になるニュース

2017-05-07 21:01:52 | ニュース
 今日の熊日朝刊に、ちょっと気になるニュースが二つ。

◆ロンドンの漱石記念館 再開へ
 昨年閉館したロンドンの「ロンドン漱石記念館」が場所を変えて、来年8月に再開するという。記念館を運営していた漱石研究家の恒松郁生さん(熊本県玉名市)が、閉館を惜しむ声に押されて、ロンドン近郊に所有する私邸の一部を改装し、所蔵の資料を展示するという。現在、玉名市の草枕交流館長を務める恒松さんは、来年春には再び英国に渡り、再開の準備に入るそうだが、何はともあれ、貴重な資料が再び、多くの漱石ファンの目に触れることは喜ばしいことだ。

◆柳川市 川下り船頭を全国から公募
 水郷の町、福岡県柳川市の名物は、市内の堀割を巡る「どんこ船」の川下り。ところが、舟を操る船頭の高齢化による人材不足が深刻で、後継者の募集は柳川市だけではままならず、このほど全国から募集し、なんとか3名の採用ができたという。そういう時代になったかと感慨を新たにしたのだが、そういえば、息子の勤めるホテルが柳川店の新規オープンに当たり、従業員を募集したのだが、柳川だけではとても集めきれないと言っていたのを思い出した。


美術品の変色事故

2017-04-19 22:05:57 | ニュース
 今朝、熊日新聞で目を疑うような記事を見た。熊本市現代美術館が高知県から借りていた美術品を変色させてしまったので修復したというもの。だいぶ前に見たことのあるニュースだなぁと思いながら、たしかブログに書いたことがあるなと探してみたら、なんと7年も前のブログ記事だった。

 2010.9.18「ショッキングな屏風絵の変色事故!」

 小泉八雲の生誕160年と来日120年を記念した催物「へるんさんの秘めごと」展の時だ。展示された美術品の中に絵師金蔵の屏風絵があった。「蘆屋道満大内鑑 葛の葉子別れ」というタイトルのおどろおどろしい絵だった。実は僕が見た時には既に変色事故が起きており、展示されていたのはレプリカだったということを後で知り、二重のショックを受けた覚えがある。
 あれから7年、いろんな経緯があったのだろう。だが、それにしても7年というのはあまりにも長過ぎやしませんか。民間企業だったらありえない話だ。