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徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

観音様の帰座

2019-09-12 22:04:25 | ニュース
 明後日オープンする大型複合商業ビル「サクラマチ クマモト」の地下一階に、かつて交通センタープラザ・泉の広場のシンボルだった泉の観音様が帰って来られた。一時的に鎮座ましましていた高平の浄国寺から四年ぶりに桜町に帰座された。今日現地で遷座式が行われたという。ただし、新しい場所には泉はなく、デジタル映像で池や熊本の風景が映し出されるのだそうだ。センタープラザの時のように単純に祈りの対象から、見世物になられたようでちょっとお気の毒。


再び桜町に鎮座


浄国寺におられた時の観音様

よみがえる悪夢

2019-08-29 18:17:08 | ニュース
 九州北部を中心に降り続く記録的な大雨が各地に甚大な被害をもたらしている。佐賀県大町町では鉄工所の工場から大量の油が流出。流出した油量は最大で約8万リットルに達し、六角川下流の広範囲にわたり、油が流れ着いており、その対策に追われているというニュースが流れた。このニュースを聞きながら、48年前の悪夢がよみがえった。

 1971年、玉名に建設中の工場がまもなく操業を開始するという3月下旬、集中豪雨に見舞われた。その豪雨は完成間近の新工場にとんでもない事故をもたらした。重油タンクの送油機構がダメージを受け、重油を大量に菊池川に流出させたのだった。事故発生が夕方ですぐに暗くなり、被害の実態を確認できなかったが、川にオイルフェンスを張るなどの応急処置が行われた。翌朝になって唖然。流出口から河口付近まで約4㎞にわたり、両岸とも真っ黒い重油でベッタリと覆い尽くされていた。それからは操業開始を延期し、従業員総出で中和剤を使っての河岸清掃の日々が始まった。その一方、直接の被害者である漁業関係団体との補償交渉が始まった。中でも深刻だったのは養鰻組合。シラスが壊滅的な被害を受けていた。養鰻組合からの要求は金銭補償に加え、シラスの現物補償。総務部門にいた僕は上司とともにシラスの買い付けに仲買業者を走り回る羽目となったのである。


1級河川 菊池川

ちょっと気になるニュース

2019-07-31 23:49:46 | ニュース
 小学6年生と中学3年生を対象にした「全国学力テスト」の今年の結果が公表され、熊本県の小学生の国語の平均正答率は全国平均を上回った一方で、中学生の数学と英語の平均正答率は全国平均を下回ったという。特に中学生の数学が全国平均を下回るのは3年連続ということで、どうやら熊本人は数学が苦手?。僕自身も数学が苦手だったが、社会に出てから「もっと勉強しとけばよかった」と最も思ったのは数学だった経験からも、ぜひ中学・高校で数学をしっかり学んでおいてほしいと願うばかりだ。


山形県沖地震の支援活動

2019-06-19 19:51:31 | ニュース
 昨夜の山形県沖地震から一夜明けた今日、熊本市はさっそく支援に動き出した。特に被害の大きかった新潟県村上市と山形県鶴岡市には支援物資として両市にブルーシートを150枚ずつ送ったそうだ。3年前の熊本地震の際は全国から様々な支援をいただいているので、その恩返しという意味でも今後も継続して支援すべきだと思う。
 鶴岡市からは職員派遣の要請があり、2名を派遣することが決まったという。鶴岡市は加藤清正公・忠広公の終焉の地という熊本市とゆかりの深い町。平成23年(2011)の清正公生誕450年・没後400年行事の際には、鶴岡市黒川地区に伝わる黒川能(国指定重要無形民俗文化財)が招かれるなど、これまでも人の往来や文化の交流があった。熊本からの応援はきっとセイショコサンも喜んでおられるに違いない。

清正公が眠る天澤寺(鶴岡市丸岡)の参道

今日のチョット気になるニュース

2019-06-17 22:46:55 | ニュース
 今日耳にしたニュースの中でチョット気になるものが二つあった。

▼菊鹿ワイン カード情報流出か
 「菊鹿ワイン」で知られる熊本市の熊本ワイン株式会社の通販サイトで、去年12月からことし1月にかけて、購入の手続きをした利用客のクレジットカードの情報、最大444件が、流出したおそれがあるという。ネットでの個人情報流出が後を絶たないが、いよいよ地元の会社にも魔の手が伸びて来たか。しかも既に実害が出ているようだ。シニカルな言い方だが、こんなに頻繁に個人情報が流出するということは、ネット上に個人情報を登録する時は、流出することは覚悟の上でということのようだ。


2019.6.17「ニュース845くまもと」畠山衣美アナ


▼タピオカがヤクザの資金源に!
 先日、漱石内坪井旧居のあたりを歩いて通りかかったら、女子高生が群れをなしているのが目に入った。何ごとだろうと思いながらその場所の前にさしかかると、いつのまにできたのかタピオカ飲料を販売する店舗があり、ちょうど下校時間の中央高の女生徒が列をつくっているところだった。その時はちょっと微笑ましい風景だなと思いながら通り過ぎたものだが、今日のニュースではなんと、タピオカがヤクザの資金源になっているというではないか。大丈夫か、オイ!

時代は「令和」へ

2019-04-01 19:16:00 | ニュース


▼典拠
 万葉集 梅の花三十二首の序文より

 初春(しよしゆん)の月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風(やはら)ぎ、梅は鏡前(きやうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(かう)を薫(かをら)す。

(意味)
 初春のよき月にして、空気はよく風は爽やかに、梅は鏡の前の美女が装う白粉のように開き、蘭は身を飾った香のように薫っている。

ニホンザル出没

2019-03-06 13:45:54 | ニュース
 わが家の裏にニホンザルが出没した。昨年から今年にかけて、熊本市内にニホンザルが出没しているというニュースはテレビで見ていたが、とうとうわが家近辺にも現れたかという感じだ。フェンスの上を西から東の方へ渡って行ったが、なにしろ一瞬のことで撮影もできなかった。実はわが家のあたりは京町台地の北東側のへりに位置し、かつては丘腹には草木が生い茂っていた。昔はキジやタヌキなどは普通に見かけたし、今年97歳の母によれば、猿が現れたこともあるという。一応、熊本市の鳥獣対策室に目撃情報を伝えたら、京町駐在所のおまわりさんが見廻りに来られた。

今年の桜開花は3月17日!?

2019-02-27 23:07:00 | ニュース
 日本気象協会によれば今年の桜の予想開花日は、全国的に平年より早い平年より2日から1週間ほど早い見込み。熊本市は3月17日が予想開花日となっているが、これは昨年とほぼ同じ。
 桜の名所、熊本城の行幸坂は熊本地震後、閉鎖が続いているが今年も開花の時期の土日だけ開放される予定。うまく見ごろにタイミングが合えばいいのだが。


熊本地震前の熊本城行幸坂の桜

風化への警告!?新年早々の地震

2019-01-04 17:56:24 | ニュース
 昨夜の地震は、わが熊本市中央区は震度3と発表されたが、今まで度々経験した震度3とは明らかに違う激しい横揺れが続いた。最も激しかった玉名郡和水町が震度6弱と聞き、妻の実家も近いことから心配したが、今のところ特に被害は無くひと安心。熊本地震発生から2年8ヶ月経ち、風化が始まりつつある昨今の状況への警告のような気がした。130年前に発生した明治熊本地震の時は、5年後、および6年後に再び大きな地震が起きている。「おのおのがた!ゆめゆめ油断召さるな!」

▼1月3日の地震で最大震度6弱を記録した和水町江田の肥後民家村

あの日のこと

2018-09-06 17:05:41 | ニュース
 朝起きると同時につけたテレビは北海道の地震のニュースを伝えていた。画面で見る光景に2年半前の悪夢がよみがえる。午後になって震度7だったという情報。やっぱりそうかと納得。テレビを見ながら2年半前のあの日々のことをつい振り返っていた。
 二晩を車中で明かした後、当時94歳の母にとってこれ以上は無理と判断。近くの中学校に設けられた避難所を覗いて見たが、そこも母には無理と判断。やむなく、姉婿の親族が経営する保育園の一室に泊めてもらい食事まで提供してもらい助かった。ただ、水が出ない不便さを実感させられた。それからしばらく余震は続いた。車は命綱だったので給油に行ったが、スタンドは軒並み売切れ。あきらめて帰ろうとすると、今度は道路の大渋滞に巻き込まれた。水や食料ほか生活用品を買い求める人々が在庫している店を探し回っていた。今でもゾッとするような思い出だ。おそらく北海道の被災者の皆さんも同じような目に遭っているのだろう。


近くのマンションがわが目を疑うような変わり果てた姿に(2016年4月17日)

スーホの白い馬

2018-08-21 15:30:37 | ニュース
 モンゴルの民話をもとに再話した「スーホの白い馬」で知られる児童文学者の大塚勇三さんが先日亡くなられたことがネットニュースに掲載されていた。
 11年前、知人が中国・内モンゴル自治区出身の馬頭琴奏者リポーさんを熊本に招いてコンサートを開くというので企画・構成をお手伝いさせていただいたことがある。その時のプログラムの目玉が「スーホの白い馬」だった。「スーホの白い馬」は小学2年生の教科書にも載っているのでおなじみでもあり、吉崎真美さんの朗読とリポーさんの生演奏による「スーホの白い馬」は満席となった会場の感動を呼んだ。「スーホの白い馬」英語版の翻訳に携わられたリチャード・マクナマラさんはちょうどその頃、熊本県立大の講師を務めておられたので表敬と演奏会のご案内を届けに大学を訪問したこともある。大塚さんの訃報を聞いてそんなことを思い出した。


コンサートのポスター


英語版「スーホの白い馬」

八朔のはなし。

2018-08-01 15:41:55 | ニュース
 今日は八月朔日すなわち「八朔」だ。旧暦の8月1日のことなので、新暦では今年の場合、9月10日になるようだ。会社勤めの頃、社員の中に「八月朔日」と書いて「ほぞみ」さんと読む姓の方がおられた。柳田國男の「歳時習俗語彙」の中に次のような一節がある。

―― 天草の御所浦島でも稲の穂を一束だけ刈って来てこの日神に供える。八月朔日と書いてホヅミと訓ませる家の名字は稀にあるが(安房古事志)、穂掛け刈掛けをするには東国ではまだ少し早い。――

 つまり、稲穂が頭を垂れ始める八月朔日、摘んだ御初穂を神に供える習わしがあったので、八月朔日を「ほづみ(穂摘)」というようになり、それを家の名字とする人もいたのだろう。「ほぞみ」はそれが音変化したものと思われる。


9月10日頃の稲田の様子(岩戸の里:熊本市西区松尾町平山)


 京都祇園ではこの日、芸舞妓が芸事の師匠やお茶屋に挨拶に回る夏の恒例行事「八朔」が行われる。下の写真は4年前の「八朔」の様子を伝えるテレビニュースの一場面だが、この年の8月1日も、台風12号接近で大荒れだったり猛暑だったりの状況だったことがよくわかる。そして何よりも超人気舞妓だったまめ藤さんのまだ初々しい頃のお顔がなんとも懐かしい。


辰次さんのカフェ グランドオープン!

2018-06-02 22:38:34 | ニュース
 熊本県御船町出身の幇間(ほうかん)辰次こと橋嶋直人さんが経営する、岐阜県美濃加茂市の旧伊深村役場庁舎(国登録有形文化財)を改修して開設されるカフェが、6月1日グランドオープンしました。中日新聞は次のように伝えています。

▼気軽に集えるカフェに 美濃加茂・旧伊深村役場改装(中日新聞プラス)
 美濃加茂市伊深町の国登録有形文化財「旧伊深村役場庁舎」で25日、6月1日のリニューアルオープンを前に、記念イベントが始まった。27日まで、カフェのプレ営業をはじめ、舞と邦楽の上演やマルシェなどが開かれる。
 旧庁舎は、市が昨年度に改修して1936(昭和11)年の創建当時の外観を復元。内装は、早稲田大創造理工学部の古谷誠章教授と学生らが住民ワークショップを開いてデザイン、監修した。岐阜市の鳳川(ほうせん)伎連の幇間(ほうかん)、鳳川辰次(たつじ)(本名・橋嶋直人)さん(24)が市の委託を受けてカフェ「茶霞(さか)オキャレ」を運営し、抹茶やかき氷などを提供する。
 この日は玄関前で記念式典があり、関係者や地域住民ら約50人が集まった。伊藤誠一市長は「地域の新しい動きの重要な拠点となる。世界に向けて歴史や文化を発信したい」とあいさつ。地元の正眼寺の山川宗玄老師が書いた旧庁舎の看板をお披露目し、復元された門柱に掲げた。
 その後に施設内で、辰次さんらが祝儀の曲「雛鶴三番叟(ひなづるさんばそう)」や舞を披露。来場者に抹茶も振る舞い、辰次さんは「子どもたちにも気軽に来てもらえるように地域の人に溶け込み、まちづくりに貢献していきたい」と意気込んだ。
 26日は午前10時〜午後9時、27日は午前10時〜午後4時に開館。両日とも地元の伊深まちづくり協議会が野菜や手作り雑貨を販売するマルシェを開き、早大の学生らが施設改修の見どころを随時案内する。26日は地元の伊深小学校が作った絵本「えげんさん」の増刷販売、27日は日本茶のおいしい入れ方講座などもある。
 6月1日からのカフェの営業時間は午前11時〜午後5時で、木・金曜日は午後6時〜8時半にも開く予定。水曜休み。

日大アメフト事件に思うこと

2018-05-29 23:41:07 | ニュース
 今夜、関東学生連盟は、日大アメフト部の反則問題に対する処分を決定し、発表した。内田前監督と井上前コーチを永久追放に、タックルをした宮川選手とチームは今シーズン終了まで出場資格停止処分とした。
 かつて大学スポーツに身をおいた一人として、また、多くの日大出身の友人を持つ者として複雑な思いが交錯する。今回の事件の経緯を聞きながら、僕はある日大出身の友人から随分前に聞いたあるひと言を思い出した。それは日大の現理事長である田中氏が就任した時だったと思う。「あの理事長で大丈夫かな?」という言葉だった。田中氏はたしか僕の1級下で、僕の同級生には相撲部が何人かいたので、彼が学生相撲界で有名な選手で僕もその名前はよく聞いていたことは憶えている。その田中氏の理事長就任に僕の友人が何を不安視していたのかはわからないが、ある意味、その不安が的中したのかもしれない。今回の事件に関し、いまだに公の場に顔を出さないのは、おそらく学校側として「出せない、あるいは出してはいけない」人なんだろうなぁという気がする。
 テレビのワイド情報番組では連日この話題が取り上げられている。フジテレビの「とくダネ!」でキャスターの小倉さんが、自らの体験を踏まえて「数十年前にはよくあったこと」と言っていたが、よくあったのは部内での体罰という名の暴力であって、対戦相手の特定選手を怪我させる目的の反則行為など見たことも聞いたこともない。今回の事件の背景には、手段を選ばず、学生アメフト界で絶対的な王者にならなければならない日大内部の学内事情があったとしか思えない。


名前の言い間違い

2018-05-19 21:35:27 | ニュース
 日本大学アメフト選手の悪質な反則行為によって関学の選手が負傷した事件、今日ついに日大の内田監督が関学へ謝罪に出向いたという。ところが、その場で関学のことを「かんさいがくいん」と何度も言い間違えて、火に油を注いだようだ。一番間違えてはいけない場面での失態、日頃から、いかに相手チームに対する敬意が欠如しているか如実に現れている。今回も相手に対する敬意があれば、絶対に起きるはずのない事件。日大アメフトに限らず、最近の学生スポーツ指導者は、相手に対して敬意を払うというスポーツマンの最も基本的な態度を教えているんだろうか。疑わしい指導者をちょくちょく見かける。学生スポーツのOBの一人として「そんなスポーツはやめちまえ!」と言いたい。