のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1054

2017-02-16 00:04:47 | 新しい子猫たち 

いくつかの毛利レアメタルの精製工場の近くには池があった。むしろそういう場所を選んだのではあったが、レアメタルは、水に溶解するのもあるし溶解はしないものもあるが一般には水との親和性が高く、水分子と結合しやすい特徴があって、水蒸気が発生しやすい所では他に飛散しにくいとも知られていた。


 


この池の水は、飲用可能となるように簡単な浄水設備もつけられていた。別に水が欲しいわけではなかった。水に分散したものを回収できるようにもしていた。


 


まったく 同じとは言えないものの、敷地内とは比較的 環境がドンドンと似てきた。


 


中国の猫ハウスの猫たちは、スイスからの猫を始まりとはするが中国国内の各地での のら猫とか飼えなくなった猫たちも集められていた。


 


あの猫はドンドンと種をばら撒き、メス猫たちもドンドンと子猫を産んでいた。色々とはあるが中国の猫ハウスも猫が増えてきた。


 


それ以外の猫たちも当然いるが、まずレアメタルの効果は、性欲を学習効果、脳細胞の発達に変えてしまうのが一般的な効果だった。


 


元々異常に賢い猫がスイスからの猫で、この効果は暫し、遅れたので、ドンドンと種をばら撒いたが、コシロの子孫たる特徴も次第に出てきて、やたらと倫理とかに煩い猫にやがて変わった。


 


アンタの若い頃はどうなのよと突っ込む猫はいなかった。この猫はやがて老師とか言われるようになったからだった。