のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1045

2017-02-07 00:00:30 | 新しい子猫たち 

リトルキャット九州は、中国の地方とも地域とも云えるが独立しているようにも見える場所に子会社を持っていて、この会社は中国の大きな鉄鋼会社の株主に、ジブトラストと一緒になっていて、この地域とも国ともいえる場所の会社から特殊鋼を中国本土に輸出もしていたし、中国の大きな鉄鋼会社から一般鋼の輸入もしていた。実際にこうしたビジネスをする会社を中国に作っていた。


 


それに何より、チャタロウグループは多士済々の人材が揃っている会社で、中国の文化、習慣、そして中国語にも堪能な奴が一杯いるグループだった。


 


チャタロウグループの会社にはチャタロウ十則と云う決まりがあって、どこかの十則とは異なり、社員、一人一人の才能と興味を最大限に生かし、社員を人間として高める事で会社を大きく、充実するのだという建前で、有休消化は勿論の事で社員が希望する事で才能を伸ばす事については会社として特別休暇とか費用を負担する決まりがあった。純子の精神にチャタロウが加筆したような内容だった。


 


極端な話 アイドルの追っかけで有休を使うのも勿論の事、現代のアイドル分析とかの研究のために特別休暇とか費用も出す程の会社だった。


 


基本的にペットを会社に連れてきても当然よくて、有休完全消化を前提に人材を確保しているので、仕事はゆったり、仲間内の関係も趣味を含めて、相手の事や状況を考えるのが当然と云った会社で、利益はそこそこあれば、報酬は下がる事はなく上がるだけと云って、競争心がまるでない会社で、一時 中弛みが生じていたが、チャタロウが元気になって、方針を決めるようになって復活していた。報酬はリトルチャグループの会社には及ばないが、頭が切れる、仕事ができる奴が、一時的に報酬の高いライバル会社に移籍しても、やっぱ チャタロウグループの会社がいいと思えば、暖かく迎え入れる会社だった。


 


中国文化の研究とか中国語の勉強をしている奴らは、グループ内にゴロゴロといた。そうした奴らの中で動ける奴らの一部は、この中国の子会社への移籍を要望して、この中国の子会社は、中国の事については非常に詳しい奴らが揃っていた。


 


そうした奴らがいる会社に任せた方がなにかと便利と リトルチャも思い、リトルチャグループのアジアの責任者も当然思った。瑠璃は元々中国嫌いなので、ゼニだけ貰えばいいので、全部任せていた。


 


結局 このリトルキャット九州の子会社のその又子会社の会社が、リトルチャグループを含めた猫たちのビジネスと瑠璃興業のビジネスを実際に取り仕切っていた。