コネコ研究所とコネコ通信は、表面的な人間のスタッフももっていた、そいつらとも相談しながら、この計画を進めていた
猫たちは、中国にまったく縁も所縁もなかったワケでは実はなかった。リトルチャグループのお宝銀行は実は協力銀行と云うか子会社に近い銀行を香港にもっていて、香港にはリトルチャ財団の関係する財団もあった。そこには、清香の前の旦那が差配している財団で、財団といいながらも一つのファンドのようにもなっていて、本土への融資も実はしていた。
香奈の娘の瑠璃は、大の中国嫌いで通っていた。ハゲタカはハゲタカを好きにはなれんのだったが、それでも瑠璃興業として、リトルチャグループと共同した会社を実は中国に持っていたのだった。
リトルチャも実は中国はそんなに好きな国ではなかったがフッリピン人のアジア総括の奴に任せて、この中国の会社の運営は実は任せていた。
ただこの合弁会社には資本も出していない、チャタロウグループのリトルキャット九州が子会社を中国に作り、この人たちが、中国におけるビジネスをリトルチャと瑠璃興業の合弁会社を含めて、ナンだカンダを実際は取り仕切ると云う複雑な展開をしていた。