のら猫の三文小説

のら猫が書いている、小説です。
質問があれば
gmailのnaosukikan
まで連絡ください

新しい子猫たち No.1042

2017-02-04 00:00:15 | 新しい子猫たち 

この猫も自分たちの子供に教育の必要性はよく分かっていて、日本の猫ハウスと似た各猫ハウスをつなぎ、ホストコンピューターで管理するシステムを真似ようと思っていた。


 


香奈ハウスチャイナの幹部は、日本のコネコ通信、コネコ研究所のシステムを導入しようと思っていた、香奈ハウスチャイナは、中国でのレアメタル関係をほぼ独占しているので金はあったが、一応、親会社の香奈オフィスに了解を求める事にした。誤魔化せる金額ではなかった。


 


奈津美の所に決済許可を求める書簡が上がってきた、香奈が偶然にも香奈ファイナンシャル、香奈ハイテクの幹部部屋を覗いた時があった。奈津美とも目線があって、奈津美は今の香奈オフィスにとってはたいした事がない金額だったが、一応 香奈に説明した。


 


そこで香奈は決済許可を求める書簡を一読した。ナント スイスから来た猫の子孫が香奈オフィスチャイナの猫ハウスの猫たちの始まりだったという事が分かった。この時香奈にはピンと来るものがあった。


 


正人も呼んで、香奈ファイナンシャルとしても全面的に協力しなと云った。状況を察知するのが鋭い、政則が香奈ハイテクとしても協力したいと申し出て、香奈の旦那の徹も香奈の弟の勝も雰囲気を察知して、それはいいと言った。香奈の凄さだった。これほど香奈が積極的になるにはワケがあると思ったのだった。


 


香奈は、ココとチャにも協力するように言って、まだ分らんが、コシロの子孫が中国にいる可能性があると示唆した。ココは早速スイスのグランマとチャットで話をしてみた。本当にグランマの孫が中国人留学生に引き取られたという事がわかった。ココとチャは、コネコ通信とコネコ研究所のボス的な猫たちを呼び、中国でのパソコンシステムに全面的に協力しなと厳命した。ココは元々怖い猫だったが、普段は温厚なチャまで厳しい表情で命令していた。理由は知らないでも、香奈の家の猫たちに異論を言える余地はなかった。少し背景の説明があって、中国の猫たちがコシロの子孫かもしれないと判ったので、益々反対できる筈はなかった。


 


色々な経営システムとか資本関係等の問題が解決するまで、とりあえず香奈オフィスチャイナが負担するものの、ちゃんとしたシステムを出来た後は、香奈ファイナンシャルと猫たちのグループとで共同して中国での体制を作り上げる事にした。