ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

憧れを超えた侍たち6(ネタバレあり)

2023-07-08 15:20:00 | 日記
何度もチャンスを作りながら、なかなか得点に結びつかず
モヤモヤしたイヤな空気を吉田正尚選手の3ランが一掃し
「流れは完全にジャパンに来た!」と思った途端
岡本選手の大飛球を幻のホームランに変えた(汗)アロザレーナ選手がツーベースヒット
後続にもヒットを許し、1点を献上…(汗)

山本由伸投手は「とにかく厳しいコースにと思ったんですけど
狙い過ぎて、多少抜けちゃいましたね
めちゃくちゃ失投という訳でもなかったんですけど、しっかりスイングされたっていう…
イヤ、ホント、スゴイなと思いました」とメキシコの選手たちに感服(苦笑)

完全アウェーというだけじゃなく、ラテン系民族の皆さんの熱狂的応援が渦巻く
独特な雰囲気の中、佐々木朗希選手と代わられてから4イニング目となった
山本投手にマウンドを譲られた湯浅投手もタイムリーを打たれ、2点のビハインドとなり

再び、イヤな空気が漂い始めたジャパンベンチで、ただひとり
大谷選手だけは「これから!これから!準備して~!」と声を上げられていて
それが満更、空元気でもないご様子なのがスゴイ!(笑)

ともあれ…その裏にまたまたチャンスを作り、源田選手の送りバントのシーン
2ボールから、2球ファウルとなり「スリーバント(のサインが)出るだろうな」という
源田選手の予想は当たり…って、栗山監督も「サインを変えるとブレるんで…」と
迷うことなくスリーバントを指示なさったそうですが

こういうプレッシャーのかかる場面で「とにかく強くていいから前に(転がそう)
あとは、ランナーに任せようみたいな…ちょっと開き直ってしてました」と源田選手
小指骨折の件といい、やっぱり、ものすご~くメンタルが強い方なんだなあと…
そして、代打・山川穂高選手の犠牲フライで1点を返し、9回に望みを繋いだ訳ですが

「特番」の中で山川選手は…「結構早めに準備ずっとやってました
一番難しかったのは、やっぱり心の準備で、スタメンで出るより遥かに難しかったです
たぶん、シーズン中ならホームランを狙う…
ホームラン狙う時って、後ろに飛ぶ可能性も多いんです

僕は、あの状況、あの場面、絶対1球で前に飛ばすっていうのが得策
欲を言えば、ホームラン打ちたかったですけど
そういう判断を自分があの場でしたんで、それはそれで良かったのかなと…」と話されていて
あの時「ナンで犠牲フライなんだよ~!」と恨めしく思ったことを反省した次第…(苦笑)

そして、1点を追うジャパンの9回裏の攻撃…
トップバッターは、ポジティブ過ぎる(笑)大谷翔平選手…って
実際に、山川選手が「僕、代打終わってるんで
(大谷選手に)『任した!』って言ったら『任された!』って言ったんですよ(笑)
ナンて言うんだろ?前しか見てないなって…」と明かされ

ヌートバー選手も、大谷選手が「塁に出たいな」ではなく
「決めた!塁に出る!」とおっしゃって(笑)
バットを短めにお持ちになり、打席に向かわれたと話された通り

初球を右中間に弾き返し、ファーストベースを回る手前で、ヘルメットを投げ捨て
二塁に到達なさるなり、あの「カモーン!」のパフォーマンス♪
ジャパンの皆さんのスイッチが入る音が聞こえるようでした(笑)

続いて吉田選手がフォアボールをお選びになり
ファーストへ向かわれる直前、ネクストバッターサークルにいらした村上選手に
「お前が決めろ!」と指を差してメッセージを贈られると
栗山監督もプレーオフに突入するなど、あとのことをお考えになるのではなく
「ここで決めるんだ!」と言わんばかりに、吉田選手の代走に周東選手を投入

ただ…「特番」によれば、この時、野手で唯一残っていらした牧原大成選手は
城石コーチから「ランナー2人出たら、送りバント行くから」と告げられていらしたらしく
「ホントに吐きそうなくらい緊張しましたし
(吉田選手が)スリーボールになった瞬間に、もう…ナンて言うんですかね?
『うわっ!もう終わった…』と思いました」ってくらい、重圧と戦っておられたそうで

城石コーチも「顔面蒼白って、こういうことなのかな?みたいな…
でも、そうなるよなと思ってて…とりあえず準備はして貰って
で、監督のトコに戻ったんですけど、その時に『ムネに任せよう』って言ったので
『(牧原に)もうムネに打たせるから』って言ったら
牧原も『そうですそうです!それがいいです』って、あの感じ、僕、今でも忘れないですけど
アレはホントに極限だったんじゃないですかね」と明かされてました(汗)

ちなみに…栗山監督は、この牧原選手バント策と共に…吉田選手の3ランが飛び出す前に…
村上選手の代わりに山川選手を代打に送られるつもりでいらしたらしく
9回のアノ場面を迎えることになったのは、多少の運命的なものと
栗山監督が「初めから決めていた、日本を背負わせると決めていた」村上選手への期待
そして「WBCで勝つこと」へのこだわり…指揮官としての当然の準備
が、せめぎ合った末のことだったんだなあと…

その村上選手は「翔平さんが出てくれて、正尚さんが繋いでくれたんで…
まあ、少しバントも頭をよぎったんですけど
監督が『ムネに任せた!思い切って行ってこい!』って言われたんで腹くくって行きました
すごいその気持ちも伝わってましたし、ナンとかしたいなという思いはありました」とおっしゃってましたが

宮崎キャンプから、ずっと本調子が戻らないまま、大会が始まり
四番打者としての期待に応えられていないという焦りや申し訳なさなど
ネガティブな感情が渦巻いておられたであろう中…って、この日も3三振でいらしたし(汗)
牧原選手がお感じになっていたという緊張や重圧よりも
更に厳しく重いものを背負って打席に立たれたんじゃないかと…?(汗)

映画では、村上選手がサヨナラヒットをお打ちになった瞬間
バットがボールを捕らえた「カキーン!」という音がしたかと思ったら、無音になり
バックネット裏の観客が立ち上がり、大谷選手が塁上で打球の行方を見ておられるご様子や
ジャパンの皆さんがベンチ前に飛び出される瞬間などが
それぞれスローモーションで再生されたあと、再び「カキーン!」の場面が流れ

皆さまが何度となくご覧になったであろう?大谷選手と周東選手のホームインのシーンへ…
周東選手の足が速過ぎて「ランボルギーニに煽られるワゴンR(笑)」と評された大谷選手と
韋駄天・周東選手が、立て続けにホームへ帰って来られてましたが

周東選手は「(ファースト)ベースに着いてから
清水コーチに『ライナーに気をつけろ、大谷がワンバウンドでスタートするかも知れないから
それに反応できるように…あと、長打が出れば帰れるぞ』と言って頂きました

村上は、どの方向の打球が伸びるのか?引っ張ったらどういう打球になるのか?
(練習から)見ておかないと、いざとなった時に対応できないと思うので
そこは、もうホントにチームのために見るようにはしてましたけどね」と話されていて

「アメトーーク」では、ソフトバンクファンでいらっしゃる博多華丸さんが
周東選手は、普段からそういう準備を怠らない選手だから
村上選手の打球をご覧になった瞬間に「帰れる!」と確信したんだと説明なさったあと
「まさに、用意しゅうとう(笑)」とおっしゃってました(笑)

それはともかく…ベンチから飛び出されたジャパンの皆さんが
生還されたお二人を取り囲み、歓喜なさっているトコへ
村上選手が走塁の途中で、お顔をクシャクシャにして戻って来られ
栗山監督と抱き合われたシーンは、何度観てもグッと来ますよねぇ?(笑)

最後の最後まで村上選手を信じ続けていらした栗山監督と
最後の最後にその期待にお応えになった村上選手…って
ドラマや漫画よりベタな(失礼!)展開に「こんなことあるの!?」ってビックリしたけど(笑)
あの時、栗山監督が「遅いよ!ムネ~!」とおっしゃったんだと思うとクスクス(笑)

ただ、その歓喜の輪のすぐそばで、ガックリと肩を落としてうなだれる…どころか
ベンチのフェンスに上半身を預けた、前屈みたいな姿勢のまま動かないメキシコの選手や
目を潤ませながら、レフトから引き上げて来るアロザレーナ選手の姿は
一歩違えば、ジャパンの皆さんの姿だったかも知れないんですよね?(汗)

ともあれ…「特番」では、この村上選手値千金の一打に関して
大谷選手は「ファーストスイングから良い軌道で振れてましたし
なかなか、こう…結果が出なくて苦しかったと思うけど
必ず打ってくれると思ってました」とコメント

周東選手は「打ってくれると信じてましたね
あそこの打球は、ムネも練習の時からすごい打ってる打球だったので
まあ、イメージはありましたけど、人生で一番速く走れたなと思いますし
無音というか、自分の世界というか、1コ1コのベースが、すごい近く感じたなというのは
すごい思いましたね」と振り返られてました

映画の中では、村上選手に「救われた」投手陣
「良かったな」と声をかけられて、また涙ぐまれてた佐々木選手…と山本選手が
インタビューを受けていらした村上選手に「ムネ!」「ムネ~!」と声をおかけになり
村上選手が振り返られるなり、ポリバケツいっぱいの大量の水をプレゼント(笑)

そういえば、鈴木誠也選手も広島時代に、ヒーローインタビューを受けておられる
チームメートの方々に、よく水をおかけになってましたが(笑)
確か、黒田選手がお立ち台にいらした時は、ご自分で水をかぶってらっしゃいましたよね?(笑)

そのビショ濡れになられた村上選手が、ベンチで帰り支度をなさいながら
「良い所で打てて良かったっす、苦しかったけど…『また俺か…』と思いましたけど…
まあ、そういう打順なんで、仕方ないっす」と話されている時に

ベンチに戻って来られ「さすがや!」と言って下さった大谷選手に
「翔平さん、ナイスバッティング!」と声をおかけになり
「翔平さんのおかげです!マジで、勢いつけてくれました、最高です!」とおっしゃってました

場面はロッカールームに移り、牧選手の「来た来た!来た来た!」という声が聞こえたかと思うと
村上選手がロッカールームに入って来られるなり、ジャパンの皆さん全員が拍手でお出迎え
続いて、大谷選手が戻って来られると、再び牧選手が「ハイ~!ナイスヒット~!」と声がけ

チームメイトの皆さんの拍手に、両腕を高く上げて、おどけたようにお応えになったあと
村上選手とハグを交わされた大谷選手に、周東選手がポツリと
「翔平さん、遅過ぎて抜かしそうになったわ(笑)」とおっしゃったトコで
いよいよ、決勝のアメリカ戦へ…このオチのつけ方、結構好きです(笑)
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