ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

憧れを超えた侍たち5(ネタバレあり)

2023-07-04 17:50:00 | 日記
さあ!今回は、我が家が決勝以上に、肩に力を入れて応援した準決勝メキシコ戦♪
甲斐さんが、お知り合いの皆さんは、マイアミでのジャパンの試合も全てご覧になる
…と話されてましたが、この一戦を生で観戦なさったなんて羨まし過ぎ~!(笑)

…って、我が家は、過去のWBCには、そこまで興味が持てなかったんだけど
今回は、サッカーW杯と同じく、総当たりの一次ラウンドを抜けたら
一発勝負のトーナメント方式に変わったというのが大きかったように思います

もっとも栗山監督は、大会初戦(中国戦)の前に
「どんなに素晴らしいことをやっていても、なかなか歴史っていうのは
結果が出ないと伝わりにくいこともあるんで…」と話されていたし

このメキシコ戦直前の?カメラマン兼監督の三木慎太郎さんによるインタビューでも
「ホントに絶対負けちゃいけないし、まずは決勝戦に絶対もう…
こん~なに勝ちたいと思ったことは、生涯の内でも(ない)
野球って勝ち負けがあると僕は思ってて…で、勝ち負け以上の価値観も持ってたんですけど
どんなことしてでも、今日勝たなきゃ!そんな感じありますね」と語られていて

その栗山監督のご様子や、大会が始まって以来、どんどんお痩せになって
まるで別人のような風貌になられた鬼気迫る感じも相まって
「絶対に負けられない戦い」という、サッカー中継でお馴染みのフレーズ(笑)よりも
「勝つしかない!」「絶対に勝つんだ!」との思いがストレートに入って来ました

過去2大会では、涙を飲んだ鬼門の準決勝(汗)
その試合前の「声出し」を任されたのは、優勝投手の経験をお持ちのダルビッシュ選手
「宮崎から始まって約1ヶ月、ファンの方々、
監督、コーチ、スタッフ、この選手たちで作り上げて来た侍ジャパン
控えめに言って、チームワークも実力も今大会のNo.1だと思います

このチームで出来るのは、あと少しで、今日で最後になるのはホントにもったいないので
みんなで全力プレーをして、メキシコを倒して、明日に繋げましょう!さあ行こう!」
…と、この上なく士気が高まるコメントに
先発の佐々木朗希選手も「とにかく全力で抑えようと…先制点を与えないように
流れを持って来られるように…」と気合い十分

163キロのストレートやフォークボールで三振を奪い、まずまずの立ち上がり♪
ただ、2回にピッチャー返しの打球が腹部を直撃(汗)
まあ、その場は続投となり、Wプレーでしのがれたあと、ベンチ裏のシーンへ…

「体幹鍛えてるんで大丈夫です」という佐々木選手の言葉通り
ろっ骨に異常はなかったみたいですが、ユニフォームを脱がれた佐々木選手のお腹には
くっきりと赤いボールの跡が…(汗)

それをご覧になった吉井ピッチングコーチは
「(お腹の)真ん中やん」と安心されたようにおっしゃって…って
我が家は、佐々木選手がユニフォームをお脱ぎになるのをマネされるように
吉井コーチが、まずウィングブレーカーを捲り上げ、次にユニフォームをたくしあげて
ご自身のお腹を出されるご様子にクスクス(笑)

「ワシは出さんでもええの?(笑)」と、ご自分にツッコまれながら(笑)
カメラには背中を向けて、佐々木選手にお腹をお見せになると
「ノープロブレムです(笑)」と佐々木選手(笑)
まあ「ナンでコーチのビール腹を見せられなきゃいけないんだ!?(笑)」
…とは言えないですよねぇ?(笑)

そうそう!この映画冒頭の選考会議の場面では
スーツをお召しになり、マスクをお着けになった吉井コーチを拝見できるんだけど
奥さんは、そのお姿が職場の上司の方にそっくりだとビックリしたらしく
それ以来、その上司の方と話すたびに「お腹を出した姿を想像してしまう(笑)」んだとか…(笑)

それはさておき…メキシコの先発は、大谷選手の同僚であるエンゼルスのサンドバル投手
大谷選手は「お互いのことを知っている中で
お互いの国の代表として対戦することは特別ですね」という感慨を洩らされていたんですが
サンドバル投手の方は、普段は左バッターには投げないというチェンジアップで
大谷選手の意表を突き、見逃し三振に討ち取るというしたたかさを見せてました(苦笑)

そして…メキシコ打線が2巡目に入り
4回2アウトから、ジャパンの守備シフトが裏目に出て、ランナー1,2塁となったトコで
警戒していたはずのウリアス選手に、145キロのフォークを打たれ3失点(汗)
思わず、一瞬しゃがみ込まれた佐々木選手に
源田選手が「まだ、ここからだぞ」と声をおかけになった時には
「上の空じゃなかったんで大丈夫だと思った」そうで

次のバッターをきっちり3アウトに仕留められたものの
ベンチ裏に戻って来られると、悔しげにグローブを床に叩きつけ
でも、すぐに力ないご様子で、そのグローブを拾われ、通路の奥の方へ…
そのあと、カメラが通路の奥に入って行くと…

壁にもたれて、しゃがみ込まれた佐々木選手のお姿が捉えられた…かと思ったら
ソフトフォーカスみたいに画面がボヤけ、すぐに真っ白になり
「えっ!?」と思った途端に、再び映し出された佐々木選手は
悔しさと、おそらく?ご自身の不甲斐なさ(失礼!)
そして何より、チームへの申し訳なさでいっぱいでいらしたんでしょう、涙を流しておられ

奥さんは、その佐々木選手に貰い泣きしながら
かつて、甲斐さんが山梨での甲斐バンドライブのあと
道端に座り込まれ、泣いていらっしゃるのを
「撮っていいんだろうか?」と躊躇われていた井出情児さんに
田家秀樹さんが「撮った方がいい」と促された
というエピソードを思い出していたらしい

ちなみに…栗山監督は、この映画の舞台挨拶で
「僕たちが話すよりも、なぜ侍たちが頑張れたのかを感じて頂けると思います
ぜひ、号泣して下さい。僕も映画を観てヤバかったです(笑)
『こんなこと言ったな』とか『こんなこと言ってたんだ?』
『あの選手が、あんな表情してたんだ!?』って
僕の知らない場面が、たくさん観られました
色んなことが甦って来て、何回観てもウルっと来ちゃう(笑)」と話されていたんだけど

その「ウルっと来ちゃう」シーンの1つでいらしたであろう
佐々木選手の涙に関しては「これからの日本を背負う大エースになる人が
この悔しさを背負ったら、もっと大きくなる
更に飛躍するきっかけになると信じている」と、コメントなさってました

ともあれ…佐々木選手は、ほどなくして涙を拭われたものの
「実は、アメリカに行く前に監督から聴いていた」というリリーフ登板…
山本由伸選手の投球をベンチからご覧になっている間も
今にもまた泣き出しそうな表情をなさっていて(汗)
これまでのジャパンだったら、ベンチ全体に重苦しい空気が流れそうな感じだったんですが

源田選手が佐々木選手に話しかけられた時に
ベンチでは、ダルビッシュ選手が「これから!これから!」という風に手を叩いておられたり
3失点後に、佐々木選手を始め守備についていらした選手たちがベンチに戻って来られた時に
大谷選手が「OK!OK!OK!OK!
行くぞ!行くぞ!行くぞ!行くぞ~!」と、大きな声で出迎えられたり

…と、甲斐さんがおっしゃっていた通り
このお二人が「メジャー(リーグ)的な要素をどんどん入れたんで」
悲壮な感じには、ならずに済んだんじゃないかと…?
山本選手は「長いイニングを投げる予定だったので、いつものように試合に入った
1点もやりたくないという状況で、ホントにゼロで抑えるという気で
マウンドに上がりました」との言葉通りの投球

その直後、早めに1点でも返したいトコで、岡本選手がレフトへ大きな当たりを放たれ
「おおっ!」と盛り上がったのも束の間、アロザレーナ選手に幻のホームランにされ(汗)
その後も、ツーアウトながら満塁という、一打同点のチャンスを作るも、トドメの一発が出ず
我が家が、テレビ画面越しに、ドキドキとガッカリを繰り返し、ストレス過多になった頃(苦笑)

あの冷静沈着な吉田正尚選手も「野球をやってる人なら判る
『ちょっとマズイな』という雰囲気は感じていたし
僕自身も『これは、メキシコに押されている』『球場の雰囲気に呑まれている』と感じていた」と明かされていたイヤな空気の中
山本選手の3イニング目、キャッチャーが甲斐選手に代わった途端
「甲斐キャノン」か~ら~の「源田の1ミリ」が生まれ、モヤモヤは一掃♪

もっとも、源田選手は「『ああ、ヤバい!』と思ったんですよ
絶対アウトのタイミングでボールが来たんで…
で、まあ(ランナーにタッチを)よけられて…まっ、初めて見るスライディングで
身体能力がスゴイなと思いながら、ベンチをチラッと見たら
ベンチの方で(チャレンジを)やってくれてた感じですね」と
ご本人は、確実にアウトだという「そんな自信はなかった」んだとか…

それでも、このチャレンジによって、空気が変わった7回裏
2アウトランナーなしから近藤選手が出塁、大谷選手がフォアボールを選ばれたあと
吉田選手が、ライトポール際ギリギリに同点ホームランを叩き込まれ
…って、コンちゃん贔屓の奥さんは、この3ランの場面が放送されるたび
「きっかけはコンちゃんなんだからね!」とツッコミますし(笑)
ナンなら「源田の1ミリ」でも「甲斐さんが送球したんだからね!」と毎回申します(笑)

その近藤選手は「後ろに翔平もマサもいますし
『野球は2アウトから』って言われるように
出塁することが、一番意味のある試合だったんじゃないかなと…」と振り返られていて
ああ、奥さんは、そういったあまり目立たないところで、ご自身の「やるべきこと」を
きっちり果たされているトコに心惹かれるんだろうなあと…(笑)

「『ファウルかな?』って感じの打ち方だったけど、切れずに入って行ったんで
そっからは、喜び過ぎて覚えてないです(笑)」と近藤選手(笑)
「ホントに打ってくれると信じて観てました」とおっしゃっていた
佐々木選手も泣き出しそうでいらしたお顔が一変

「アメトーーク」の「ありがとう侍ジャパン芸人」の中でも
アンタ・ザキヤマさんが「完全試合やった時でも、あんな顔してなかったよね(笑)」と話され
ぺこぱ・松陰寺さんは、この同点3ランをご覧になった佐々木選手が
他のジャパンの皆さんとご一緒にベンチから飛び出されたあと
ご自分の帽子を「160キロのスピードで地面に投げつけてた(笑)」と指摘なさってました(笑)

ただ、当の吉田選手は「少し興奮したんですけど
ふと『まだ3対3…もう1回、たぶん最後、チャンス回って来るな』と思いながら
もう少し冷静に、切り替えられるように…」と
早くも落ち着きを取り戻され、現状を把握なさっていたことにビックリ!
もっとも、そういう方だからこそ、この場面で
値千金の同点ホームランをお打ちになれるんじゃないかと…?
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