ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

憧れを超えた侍たち4(ネタバレあり)

2023-07-03 21:10:00 | 日記
さて、甲斐さんが欠勤なさった(笑)一次ラウンド第3戦は
ほとんどの選手が何らかの職業に就いておられるという二足のわらじ軍団チェコとの対戦
東日本大震災が発生した、この3月11日にマウンドを任されたのは
岩手県出身の「令和の怪物」こと佐々木朗希選手

まあ、映画では特にその件に触れられてはいなかったんですが
「特番」では「投げてる姿で何かを感じて貰えたら…」という佐々木選手のコメントが流れていて
その言葉通りの力投をご覧になり、パワーを戴いた方々も大勢いらしたんじゃないかと…?

あと、佐々木選手からデッドボールを受けられ
痛くないはずがないと思われるのに、笑顔でファーストへ出塁なさったあと
ダッシュする姿をお見せになったナイスガイのことや
翌朝、佐々木選手が、ロッテのお菓子の詰め合わせ(笑)を持って
チェコ代表の宿泊先へお詫びに行かれたこと

そして何より、試合終了後に、チェコ代表監督を始め、選手の皆さん全員が
ベンチから出て、ジャパンに拍手を贈って下さったことに
もうちょっと触れて欲しかったなあと…(苦笑)

もっとも、映画の中では、佐々木選手のあとに登板された宇田川選手と
ロングリリーフとなった、吉井コーチのお気に入り?(笑)宮城選手
この日の「声出し」を担当なさった甲斐選手が
ベンチ裏に用意されていたおにぎりをほおばっておられるトコへ、栗山監督がやって来られ

宇田川選手に「マウンドに来た時の感じが良いねぇ!あんまり緊張感ない…
緊張感ないっていうか、ゴメン!ゴメン!(笑)変な意味じゃなくて、フツーなのね
フツー、ピッチャーにボール渡す時って、ピッチャーも俺も緊張するじゃん?
(でも宇田川選手は)ナンか、すごい…すごい空気がイケる感じがするのよ(笑)

…と、マウンド度胸というのか?育成から半年でWBCメンバーに選ばれるという
ダルビッシュ選手によれば「1人の人間が背負うには大き過ぎる」ものを背負われただけあって
平常心でマウンドに上がられたご様子に、いたく感動なさってました(笑)
…って、まさか、この言葉も、ダルビッシュ選手の「裏回し」じゃないですよね?(笑)

サクッとチェコ戦のシーンが終わり(苦笑)一次ラウンド最終となるオーストラリア戦へ…
この日の「声出し」は牧選手で…「皆さん、隣、見て下さい
これだけのメンバーでやれるのも、あと4試合です(笑)
昨日はナイスゲームでした!しかし、やっぱり今日勝たな意味ないです

スタートの人たち、存分に暴れて来て下さい
あとから行く人たち、もう準備できてます!いつでも大丈夫です!(清水コーチ爆笑(笑))
今日、絶対勝ちますよ!いいですか?さあ~行こ~!」
…と声が裏返るほどの檄を飛ばされ(笑)気合い十分!

そして、甲斐さんが一番印象に残ったシーンに挙げられていた
大谷選手の「自打球ホームラン」が飛び出し…
って、この日、バックネット裏にいらしたという甲斐さんを探す我が家(笑)
その甲斐さんが「残像すら残らない」とおっしゃっていた打球スピードは182キロ!

ベンチにいらした侍たちは「エグっ!」「バケもんや!(笑)」と驚かれ
先発の山本由伸選手は「頼もしい一発、よし!やったるぞ!と思いました」と喜ばれてたけど
相手ピッチャーは「手を離した瞬間『まずい!』と思った
ホームランと確信したから、後ろも見たくなかった」とガックリ…(苦笑)
まあ、ホントに「目の覚めるような」という表現がピッタリな一発でしたもんね?(笑)

そうそう!強化試合での「片膝付き片手ホームラン」とバットが折れた連続アーチの時に
大谷選手は「もうちょい盛り上がって欲しいな
ファンが全然盛り上がらなくない?」と
エンゼルスファンの盛り上がりぶりに慣れておられるせいか?
日本のファンの反応を物足りなく感じられたらしく

勝利インタビューで「日本のファンに向けて何か一言お願いします」と言われて
「まだまだ声援が足りないので、もっともっと大きい声援をよろしくお願いします!」
…と返されてたけど、ベンチでは、山田哲人選手が「みんなドン引きしてんねん」とツッコミ(笑)
確かに、あまりにスゴ過ぎると、言葉を失ってしまうのかも知れませんね?(笑)

ただ、この試合が始まる前、腰の不調を訴えていらした栗林投手は
「外に出るな」との指示を受け、ブルペンで投げておられたんですが
そのご様子を見ていらした栗山監督が「ヨシ(吉井コーチ)ちょっと…」と声をおかけになり
お二人でブルペンを出て行かれるシーンのあと

栗林投手がチームを離脱なさることが発表され
ご本人は、これから優勝するチームに参加できて嬉しく思っておられること
お家でシャンパンファイトをなさるつもりでいらっしゃることを
明るい調子で告げられたんだけど、それを沈痛な面持ちで聴いていらしたダルビッシュ選手が
「みんなで写真を撮ろう」と言い出され、グランドへ出て行かれる際に

高橋選手にハグされながら「ぴえん」「ぴえん」とおどけたようにおっしゃる栗林投手にも
写真撮影が終わったあとに「次のWBCやな」と声をおかけになったダルビッシュ選手にも
思わずグッと来て、ヤバかったっす(苦笑)
もちろん「彼の野球人生のために決断しないといけないと思った」という栗山監督の言葉も
苦渋のあとが窺えて、胸に迫りましたが…(汗)

そして、一次ラウンド全勝で迎えた準々決勝イタリア戦
ここからは「負けたら終わり」のノックアウト方式…って、負けたらマイアミにさえ行けない
…ということで「どうやったら点が獲れるか?」が重要課題となり
源田選手の残留、栗林投手の離脱と大きな決断をなさった栗山監督は
更なる大きな決断を下すことを迫られることに…(汗)

「日本を背負わせる」と4番に据えて来られた村上選手は
一次ラウンド終了時点で、打率143、三振7つと、かなり深刻な状態(汗)
栗山監督も「あれだけのバッターだから、こんな状態は初めての経験だろうし…」と
このまま4番で使い続けて復調を待つか?それとも…?と迷っておられるご様子…って

「特番」では、かつてのヤクルト時代の盟友でいらっしゃる古田敦也さんに
「もっと早く(打順を)変えた方が良かったですかね?」とお訊ねになり
古田さんは「『(解説者として)変えた方がいいんじゃないか?』と言ったことはあります(笑)

でも、それは降格じゃなくて、復調して貰うためのきっかけで
打順をいじるというのは、前向きな姿勢ですし
たぶん(村上の)頭も詰まってるから、気分転換という感じで…」とお答えになっていたけど
見事、14年ぶりの王座奪還を果たされたあとでも
まだ「あの時の采配は…」と悩ましく感じておられるんだなあと…(汗)

ともあれ…この日は、たっちゃんが「声出し」を担当
「残りあと3試合、今日のゲームが僕たちをマイアミに連れて行ってくれる
カッコよく自分のプレーをして、勝って、今夜は飛行機でパーティーしよう!
ガンバリマス!サア~イコウ!」と、英語のスピーチはシャレオツですねぇ(笑)

先発は予定通り、大会2度目の登板となった大谷選手…って
栗山監督は、先発指名打者で出場すれば、投手交代後もDHは継続OKという
「『大谷ルール』が消えちゃうんで、ダル(ビッシュ選手)に
『先発じゃなくてゴメン!』って謝りました
ダルが我慢してくれたんで…」と説明され

大谷選手が、メディアの要請で、エンゼルスでは同僚である
フレッチャー選手とツーショット写真を撮影なさっているそばで
この時、栗山監督の囲み取材も重なっていたらしく
話し始められた栗山監督が、記者たちの後ろを指し示されながら
大谷選手の写真撮影が終わるのを「待った方がいい?」と気を遣ってらっしゃいました(笑)

その後、いつものルーティンで気持ちを整えられたはずの、さすがのオオタニサンも
やはりメジャーリーガーを8人擁するイタリア相手…それも準々決勝とあってか?
ブルペンで、モニターをご覧になりながら、胸に手を当てて「君が代」斉唱された辺りから
初戦とは全く違う厳しい表情をなさっていたかと思ったら
初回から、1球投げられるたびに「ウリャ~!」「オラ~!」という
一瞬「えっ!?誰の声?」と驚くような大きな声を響かせながら
160キロ台の球を惜しげもなく投げまくり(笑)

一方、イタリアは、野茂英雄さんの元女房役だったピアザ監督が、緻密なデータ野球を披露
極端な守備シフトを敷いて、大谷選手をセカンドゴロに討ち取るなど、日本打線を翻弄(汗)
…が、さすが、吉田選手から「野球IDが高い」と評された大谷選手
守備シフトの裏を突くセーフティバントを成功させ、重苦しい空気を一掃

「チームの勝利より優先する、自分のプライドはなかったですね」とおっしゃってましたが
翌日の新聞には、岡本選手のホームランより
この大谷選手のバントの方が大きく扱われていてクスクス(笑)
まあ、イタリアのピッチャーも「大谷は、いつでもホームランを打てる選手
シングルヒットは、むしろありがたい」とコメントしてたけど…(笑)

でも、ベンチ裏のシーンで、大谷選手と甲斐選手が
「ストレートが良い」「最後はスライダーだと山を張ってても打てない」など
この日の投球内容について、分析なさっていたんですが
投球数が50球を超え、初回からフルスロットルでいらした大谷選手に疲れが見え始め

甲斐選手の構えておられるトコには行かず、デッドボールを連発(汗)
そして、ピアザ監督の「ストレート狙い」の指示が当たり、ついに2失点…(汗)
規定投球数には達していなかったものの、栗山監督が降板を告げにマウンドへ向かわれると
大谷選手は「すみません」と謝られ、栗山監督は「初めて言われた」とビックリされたらしい

…って「翔平は、試合が終わってない内に絶対に謝ったりしない
何があっても最後まで諦めないヤツなんで…あの言葉は重かったですね」と話されてました
ただ…「特番」で、このシーンの映像を改めてご覧になると
「あれは、他の選手たちに言ったんですね?『イヤな流れですいません』って…今、そう気づきました(笑)
ナンだ、俺に言ったんじゃないんだ…」と苦笑い(笑)

それはともかく…この緊迫した場面を託された伊藤投手は
「監督からは『点を獲られるとか気にしなくていい』って言われたんですけど
この状況を任されたんだから(ランナーを)帰したくない」と思われたそうで
きっちりショートフライに討ち取られると「よっしゃー!」という大谷選手の声が…(笑)

ただ、そのフライは、2試合休場なさって、この日、スタメン復帰されたばかりの
源田選手の頭上に上がったので、思わず「大丈夫かな?」と思ってしまいました(失礼!)
だって、右手の小指は折れたままでいらっしゃるんだし
左手だけでシングルキャッチなさったので、つい…スイマセン!(苦笑)

まあ、試合は、ジャパンが、好投のイタリア先発ピッチャーを引きずり下ろし
また、ピアザ監督が、早々と抑えの切り札を投入したために
後続のピッチャーの準備が間に合わなくて、続投させるしかなく
ここぞとばかりに畳み掛けたジャパンが勝利♪

その喜びに浸る間もなく、飛行機に乗り込まれ、一路マイアミへ…
たっちゃんの「声出し」の通り、機上でパーティーが開かれたか?どうか?は不明ながら
1つの関門を通過なさった安堵と、本当の戦いはこれからだという武者震い
異なる思いが交錯して、なかなか寝つけなかった方も少なくないんじゃないかと…?
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