さあ、いよいよ、栗山監督がイメージなさっていたという
「決勝戦最後のマウンドに立つ」大谷選手が、現実のものとなり
その大谷選手が、直前の打席で出塁された際に二塁ベースへとスライディングなさった時のユニフォームの汚れを指して
「泥だらけのクローザー、唯一無二、二刀流の証」という絶妙なナレーションが入り
中村捕手と投球に関する最終確認をされているらしきご様子が映ったあと
「完全アウェーの中、大会最後のショータイム」の始まり始まり~!
…が、この回の先頭打者、9番代打のマクニール選手に、フルカウントからフォアボール(汗)
アメリカの観客たちが、期待を込めてどよめき
打席に入る準備をするトラウト選手の背中をカメラが捉える中
日本のファンの皆さんの胸に一抹の不安がよぎ
るも(汗)
続くムーキー・ベッツ選手をセカンドゴロ併殺に討ち取ると
大谷選手が、腰の辺りで拳を握るガッツポーズ
「野球の神様が用意したのは、この2人の対決だった
共に代表を牽引して来たスーパースター!夢と見まごうクライマックス!」
…って、ホントに「こんな展開ってある!?」と驚いたというか
これがドラマだったら「あまりにもベタでしょ!(笑)」とツッコミたくなるほど
出来過ぎ、ドラマティック過ぎで、改めて大谷選手の「持ってる」力、恐るべし!って感じ(笑)
そして…何度も観たはずなのに、結果は知ってるはずなのに、緊迫してしまう対決シーン…
ただ、栗山監督は、Wプレーで走者なしとなり
最後のバッターとして、トラウト選手が打席に立ったのをご覧になって
「あっ、これは勝つんだな…最後の最後に、世界一を決める場面が翔平とトラウト
きっと野球の神様が、今までの苦しみ、頑張って来た翔平たちのことを認めて
用意してくれたんだろうな」と思っていらしたそうです
大谷選手がお投げになった渾身の6球…3つのストライクは全て空振り
特に最後のスイーパーは、ホームベースの幅を超えるほど横移動する「魔球」でしたが
大谷選手は、この対決について…「エンゼルスの選手たちと対戦するのは特別です
普段は仲間として戦ってますし、お互いのことを知っている中で
お互いの国を代表して戦うのは特別なこと
その中で、トラウトは、今の野球のトップにいる選手だと思う
誰よりも彼のすごさを近くで見ていて判っているだけに
自分のベストを超えないと勝てないと思っていた」とおっしゃっていて
トラウト選手は、相手の投球フォームの癖から球種を見破ることに長けているため
スライダーとストレートの見分けを難しくしようと
普段の投球フォームとは、右肘の位置を変えて投げられたことを明かされてました
まあ、この場面で、そんなことが出来るということ自体が、もうスゴ過ぎるんだけど(笑)
最後のスイーパーに関しては、当のトラウト選手も
「ショーヘイがエグい球を投げて来た(笑)」と心底ビックリしたみたいですし
そんなテクニック的なことじゃなく、魂のこもった一球だったということじゃないかと…?
ともあれ…この映画の中で、トラウト選手の三振のシーンは繰り返し流され
まずは、グローブと帽子を投げ捨てて、雄叫びを上げられる大谷選手が映り
2回目は、ジャパンのメンバーが、ベンチから飛び出すシーン…って
この時、いつもは冷静沈着な吉田正尚選手が、ベンチのフェンスを乗り越え損ねて
グランドに手を着き、横向きに倒れていらしたことを
「アメトーーク」で、ぺこぱ松陰寺さんが指摘なさっていて
それ以来ずっと、クスッと笑ってしまう我が家(笑)
3回目は、ベンチを飛び出されたジャパンのメンバーが、大谷選手の元へ駆け寄って行かれ
歓喜の輪が出来るシーンとなるんですが、甲斐さんが話されていた通り
最初に大谷選手の元に辿り着かれ、飛びつこうとなさった牧選手を
大谷選手は、同じようにジャンプされながらも
牧選手とは胸の辺りが軽く触れる程度にかわされ(笑)
その後ろにいらした中村捕手、甲斐捕手とハグなさってました(笑)
ただ、甲斐さんが、ビルボードツアーのMCで、この場面に触れられる前に
「アメトーーク」で、ぺこぱ松陰寺さんが指摘なさっていたので
奥さんは「ああ、甲斐さんも『アメトーーク』観たんだな(笑)」と思ったんだとか…(笑)
もっとも、優勝の瞬間、一番最初に抱き合うのは、やはりバッテリーが王道でしょうね?(笑)
そのあとは、トラウト選手がベンチへ引き上げる姿を除くと
大谷選手が「おっしゃ~!ムネ~!」と村上選手や
「おーし!よっしゃあ~!朗希!」と佐々木選手と次々にハグなさるご様子や
栗山監督が「たっちゃん!」とヌートバー選手をハグされ「サンキュー・ソー・マッチ!」
「頑張った!本当にありがとう!ナイスゲーム!」と、お互いにお礼の言葉を交わされたり
「ムネ~!」と抱き合われた村上選手から
「すいませんでした!色々ありがとうございました!」と告げられると
「ここからだからな!」と「日本を背負う」バッターとしての成長を促されたり
ダルビッシュ選手とは「ダル、ありがとう!」
「ありがとうございました!最後まですみませんでした、ホームラン打たれて申し訳ないです」
「ダルのおかげだ!本当にありがとう!」とおっしゃったり
源田選手が「ありがとうございます!」と頭を下げられると
「最高だ!最高!誇り!ありがとな!本当にありがとう!頑張ったな!」と
源田選手の右手を取ってご覧になったり…と、テレビで試合を観戦しただけでも
この優勝の瞬間に感激したのに、この映画や雑誌などで、その裏側のエピソードを知ったあと
改めて、この場面を観ると、リアタイで見聞きした表情や言葉が、また違う意味を帯びて来て
特に、源田選手の残留をお決めになった経緯…
栗山監督が「源ちゃんとやることで、世界一になると思ったんですよね(笑)」と
源田選手に「最後まで一緒にやるぞ!」と返されたこと…を思うと、マジでヤバかったです(汗)
ちなみに、この映画のポスターになっている…
ジャパンのベンチから見た大谷選手とトラウト選手の対決シーン…も
そのあとのジャパンの皆さんの歓喜のご様子も
前日のメキシコ戦で投げられ、この日の登板がなかった山本由伸選手が
三木監督から託された小型カメラで撮影なさったものだそうで
三木監督は「ベンチのフェンスを乗り越えてチームメイトと歓喜の渦に飛び込む、その映像は
観客が選手たちと一緒にグランドで優勝を擬似体験するかのような至高の没入感
フェンスを飛び越えてるのに、ブレてないし
ブルペンから宮城と鶴岡捕手らが走って来る画もバッチリ収めてくれた」と絶賛♪
栗山監督は「僕は、選手たちと真剣に向き合ってる時に、カメラという第三者が入ると
本音を喋れなくなってしまうんじゃないかと思ったんです
でも、侍ジャパンのメンバーは全然大丈夫でしたね」とおっしゃってましたが
三木監督兼カメラマンは、適度な距離を保たれ
また、定点カメラを活用なさるなど、工夫を凝らされたみたいです
まあ、そのご自身の撮影に関しては「ほとんど盗撮です(笑)
思い入れや感情が爆発した場面は、ブレブレだったけど(笑)
ここぞ!という場面で、その場にいるような臨場感が溢れ、感動が甦るように…」
…と話されていた通り、あえてブレブレの映像もお使いになっていて
「ライブのグルーヴ感が伝わるなら、少しくらい音がヨレてたって構わない」とおっしゃった
某ミュージシャンの方を思い出しました(笑)
それはともかく…ジャパンの皆さんが表彰台にお立ちになったシーンでは
トロフィーを掲げていらした大谷選手が「めっちゃ重たい、これ!ヤバい!」と洩らされたり
カメラを向けられた源田選手が「こっちで持とうかな(笑)」と
メダルを右手に持ち替えられ、笑顔をお見せになったり…
そのあと、グランドで栗山監督の「世界最高の男たち!ありがとう!」との言葉に続いて
村上選手の「何回?何回?」の声がして、監督の胴上げが始まり
海外メディアの皆さんが、選手たちの輪の外側から、物珍しげにカメラを向けておられたけど
監督の身体が10回宙を舞い、グランドに降ろされたあと
「ハイ、次!次!」という風に、ダルビッシュ選手が
(たぶん?大谷選手を)手招きなさるご様子が映ったかと思ったら
この映画のタイトルロゴと共に、あいみょんさんがお歌いになった主題歌が流れ始め
当のダルさんや「アンビリーバボー!」と腰の引けたたっちゃんの胴上げシーンはカット(苦笑)
そうそう!あいみょんさんと言えば、山川穂高選手が大のファンでいらっしゃるらしく
佐々木朗希選手が、あいみょんさんと対談なさった際に
「朗希、俺の許可なしに、あいみょんと会ったらしいな?」とチクリ(笑)
あと「アメトーーク」情報では、吉田正尚選手が、胃腸の具合が悪くていらした日に
練習中に流す音楽を「胃に優しそうだから、あいみょんの曲にして欲しい」とリクエスト(笑)
まあ、結局、痛みが治まらず、病院で診察を受けられたみたいですが…(笑)