ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

衝撃の出会い

2012-08-04 02:49:28 | 日記
ボクの奥さんが初めて甲斐バンドと出会ったのは、
奥さんが小学6年生の時…
ラジオから流れて来た『バス通り』を聞いて、
『心臓をワシ掴みにされた』のだという。

当時は歌謡曲全盛期で、
歌番組にはアイドルと演歌歌手ばかり…

クラスメイト達が、新・御三家に夢中になっているのを
どこか冷めた目で眺めながら、
なぜ自分は誰のファンにもならないのだろう?と
少し寂しく感じてもいたそうだ。

後に気付いたらしいが、ボクの奥さんは
歌い手よりも、歌そのものに興味を持つタイプだったようだ。

それもマイナー調の物悲しいメロディーが好きだったという。

まだ物心がつくかつかない頃は『ブルーシャトゥ』
幼稚園の頃は『恋の季節』
小学生になってから一番好きだったのは『学生街の喫茶店』

どんな子供だったんだ?!(笑)

ボクの奥さんは第一子の長女だが、同級生には兄姉がいる友達もいる。
中学生の兄姉の影響で、友達がラジオの深夜放送の話をする。
その内に奥さんもラジオを聞くようになった。

そして、新人歌手のデビュー曲をかけるコーナーで、
運命の出会いをしてしまったのである。

歌詞やメロディーはもちろん、
その甘くかすれた声に魅了された奥さんは、
『甲斐』バンドという名前にも興味を惹かれ、
レコードを買いに行き、ジャケット写真を穴が開くほど見つめたらしい。

ジャケットに写る4人の内の誰が歌っているのか?

作詞曲『甲斐よしひろ』は、どの人なのか?

数ヶ月後…あるテレビ番組で、全ての謎が説き明かされる。

初めて動く甲斐さんを見た奥さんは、『え~っ!うそ~!』

頭の中に思い描いていたイメージと
怒った顔で噛み付くように歌う甲斐さんの映像が、
あまりにも掛け離れていたのだ。

それでも、というか、そのせいでかえって、というか
奥さんの胸にしっかり刻み込まれた『甲斐さん』は、
今も色褪せることなく輝き続けているのである。
コメント
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