NOHEA 'ILIO

僭越ながら、屋号犬神屋を名乗らさせていただいております。
19年春、ホノルルからラスベガスに転居してまいりました。

ありがたき弔問客

2024年02月01日 | Weblog
↑アレクサンドラ💕ポージィ💕蔡蘭芳(ツァイランファン)さんです。台湾出身。不育症判明につき、母胎犬早期引退の経緯がございます。

奥さんあのね。
アタシ、バセンジー大姐さん見送ってから、やっぱり少しおかしくなったの。
昨年末あたりからここずっと。
大姐さんの傍でカウチとかで寝てたのね。
それでやっぱり2、3時間おきに目が覚めて、大姐さんの看護とお世話に当たっていたのです。
でもって、見送ったあとからも、どうしたって2、3時間おきに覚醒してしまうわけ。
「ああ、もう眠っていいんだ。ベッドでゆっくり眠っていいんだ」
って自分に言い聞かせても、熟睡なんかはできやしない。
それから一日中、どうしたって療養ケージ置いてあったところに必ず視線が向いちゃって。
「もう、ここには居ないんだ」
そんな時は、一番せつなくて胸痛い。
奥さん、毎日の習慣って、おいそれとは元に戻らないわね。
旦那さまも
「どうしてあんなとこに、エィミーが寝てるんだっ!?」
あとで捨てようと思って、外の窓際に放置していた茶色いレジ袋見ても、どうやら丸くなって眠ってる大姐さんに見えるよう。
おいおいおい。
大丈夫か犬神屋老夫婦。
もう、療養食手ずから給餌しなくていい。
全魂かたむけてた頻繁な掃除も、投薬ケアもしなくていい。
なんかね〜。
他の犬たちの世話だけだと、あまりにも簡単ですっかり手持ち無沙汰になっちゃって。
やること激減して、時間なんかも持て余してしまうよう。
時間、持て余してると


↑ちょいと不謹慎かもしれないけれど。
アタシ、ほんとにこんな感じ。
元気でないの。
なんか力抜けちゃって。
悲しくなくても、自然につーっと涙が頬伝ってる。
奥さん、これってペットロス症候群?
しかも重篤なやつ?
ちゃんと食べてるのに、いっつもお腹が空いてるみたいに、力なんかは漲らない。
ただ、ぼろタオル人形みたいに、一日中クタッとしたまんま。

そんな時に。


↑分家を代表して、弔問客がやってきました。


↑弔問客。
好奇心でいっぱいです。

弔問客、いざ子2さんたち若衆が帰宅しようとしたら、頑として動かず、本犬自らドアも閉める勢い。


↑そして、弔問客は床と同化して。


↑いきなり抱き抱えて歯ブラシごしごしも嫌がるだろうから、これ買ってきたりなんかして。
「慰問と慰霊と鎮魂のレンタルペット一週間」
くらいに、子2さん共々考えていたところ。


↑初日はこんなに遠慮がちだったのが。


↑一週間もしないで悠然と犬ベッド占拠。
歯ブラシも、三日ほど前からラクにさせてくれるようになりました。


↑一週間過ぎて、なんとなくレンタル契約破棄。
しっかりと、心開いてくれちゃって、このまま、本家の方に所属する気しかしません台湾人。


↑そしてうちの新台湾総督は、慣れてくると、こういうことを普通にするようになります。
おいおい。
総督〜。

ご推察のとおり、弔問客はすでに客分ではなく。
慰問犬として、職務を忠実に勤めてくれています。
おかげさまで、傷心の犬ばか、随分と心をを慰められているところです。


↑旦那さまの焼いてくれたタルトタタンもちゃんと味がわかるようになりました。
奥さんアタシ、ぼろタオル人形だったから、ちゃんと食べてても、あんまり味わかんないままでした。


↑こちらですけれどもね。
甘過ぎず癒される感じよ。


↑猫とも仲良くしています。
まったくもってノンプロブレモス。






コメント
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