NOHEA 'ILIO

僭越ながら、屋号犬神屋を名乗らさせていただいております。
19年春、ホノルルからラスベガスに転居してまいりました。

corpse flower

2016年05月15日 | Weblog
にほんブログ村 犬ブログ 犬 海外生活へにほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬猫 多頭飼いへにほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 多種飼い(多犬種飼い)へにほんブログ村

個人的に、「パワースポット」という呼び名を好みませんのですが。
そちらは確かに、「癒しの空間」&「安らぎの場」なのですよ。
いいえもう。
私の中では「癒し」も「安らぎ」もとッ越して
心ふつふつ、静かに煮えたぎるほどに、「愛している」としか言いようのない場所。
それがそう、あの歴史ある、植物園なのでございます。

数年のあいだに、ただ二日ほど。
開花するというその巨大な植物は。
植物というよりは、「先鋭的なモニュメントアート」といいますか。
美しいのに、不気味といえば、この上もなく不気味で。
艶やかなのに、禍禍しいといえば、途方もなく禍禍しい。
そんな、妖しい姿をしています。
そして。
魅入られし者を、必ず戦慄させずにおかぬのは、発散させているその芳香のせいでもありましょうか。

あれは。
私にとって、忘れようにも忘れられない、酷いほどの灼熱の夏のことでした。
その人は、ドライアイスに冷たく護られて、布団の上に横たわっていました。
固まった唇に、赤い紅をさしています。
最後の別れ。
納棺の直前。
その人は安らかな寝顔のまま、暗緑色に染まっていました。
あのとき、鼻を打ったのは、「生」の残滓の腐敗の臭い。
それはそのまま、私の全身深く染みついたものでした。
「死んだら、生きものはすべてこうなる」
若かった私は、そのことを思い知ったのでした。
愛して止まない植物園の、天上極楽に咲き誇っているような艶姿のその花は。
忌むべきなのか、愛しむべきなのかわからない
肉の腐る屍臭を、私の中に、瞬時に蘇らせてくれたのです。





ワンダフルワンダーブラの左右に、上げ底胸パッドじゃなくて
消臭力挟み込んで行けば良かった。
消臭力で、レイつくって、首飾り代わりに下げて行けば良かった。
腰回りの皮ベルトに、ぐるり一周、消臭力たばさんで行けば良かった。
西川貴教さんとミゲルくんとエステーの偉いさんに
泣きながらline送りたかった。
「消ぉ~ぅ臭~ぅりィ~きィィィ~~~ッッッ!!!!!」
錯乱状態で、慟哭したまま、私は絶唱したかった。

屍の花。
和名 スマトラオオコンニャク。
ラフレシアアーノルディは地に這っているが
学名 Amorphophallus titanumは、不遜の象徴のように直立だ。
主婦の経験値からいいますと、板コンニャクなんか調理前、けっこう臭いますものね。
ナンバーワンだかオンリーワンだか。
とにかく、世界にひとつだけの花。
無心に、一生懸命咲くがいい。



※お写真は、生前のフレディ兄さん。
兄さん、ママ、鼻バカになっちゃったかも。
エステーさん。
なんてことないかもしれないけど、私からお伝えしたいことといえば
桃の香りと、グレープフルーツの香りの
消臭力が好き♡












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする