NOHEA 'ILIO

僭越ながら、屋号犬神屋を名乗らさせていただいております。
19年春、ホノルルからラスベガスに転居してまいりました。

潮を汲む

2024年05月07日 | Weblog
↑ママの可愛いべべたん💕なTHEOくんです。
愛しさが、止まらんのですわ奥さん。

さて奥さん。
本日は、ペットブログにはまったくそぐわない。
読み物仕立てでお送りしようと思います。



無慈悲なほどに耳を圧する潮騒は止むことは決してない。
熱砂は灼けていて、足の裏を焼き続けている。
水疱に砂が喰い込んで、一足ごとに激痛が奔るが、なすすべもなく女は浜に追いやられて行く。
行かねば、醜い獄卒の荊棘の細枝で嬲られるだけだから。
抱えているのは、荒い網目も崩れかけの重い潮汲みざるひとつ。
延々と果てしない寂れた浜で、女は今日も潮を汲む。
ぼろ着をまとい、陽に灼けて赤茶けた蓬髪に、干からびた魚の鱗がいくつもひっついている。
唇の皮は白く剥け、顔にも腕にも陽膨れが浮いている。
真水は無い。
与えられない。
舌から喉から胃の腑まで、海の潮の塩気だけがへばりついて、喘鳴も止むことはない。
銀波の照り返しが、鋭角に網膜を刺すように、眼球が炙られ続ける。
涙はとうに干上がって、まつげに絡んだ塩気でまばたきさえままならない。
無理矢理目を閉じても、瞼の内側はただ赤く燃えている。
天空を仰げば、閃光のような眩しい黄色の輪が襲う。
その眩むような輪が押し迫り、まるで焼け串で脳天を突き割るような鋭い疼痛も絶え間ない。

潮を、汲まねばならない。
この破れざるで。
たがの緩んだ潮汲み桶は、隙間だらけの底板の木目から、砂地に海水があっという間に漏れていく。
微塵も疑うこともなく信じたのに。
全身全霊で愛したのに。
男は逃げた。
たった一人、心から信頼して、若さの全てを捧げたあの男は
孕んだと告げた途端に、ためらいもせず逃げた。
獄卒の怒号が、潮風で半ばかき消されながら、途切れ途切れに千切れて飛んできたかと思えば
背中をえぐる、焼け火箸を押し当てられると同じ、熱い痛みが降ってくる。
荊棘の細枝は、容赦無くぼろ着もろとも皮膚を裂いて、傷がぱっくりと白い脂肪をのぞかせた途端に、みるみる血が湧き上がってしたたっていく。
本気で愛しただけなのに。
生涯、愛し抜けると神にも誓ったはずなのに。
陽膨れが潮をかぶって、その激痛が女を朦朧とさせる。
砂浜に横倒しになったひょうしに、砂粒のじゃりじゃりとした厭な味が口の中に広がる。
揺らめく蜃気楼の向こう側に、ぼんやり映って見えるのは、かつてあれほど愛した男の幻影か。
脱水している。
渇水している。
でも、死の迎えが来ることはない。
浪音を聾するような口汚い罵声を浴びて、女は必死に潮汲みざるに手を伸ばす。
限りなく果てない大海の、潮を汲むそれだけのために。
憎くはない。
憎めばいいのに、憎めはしない。
だが恨めしい。
憤りは、積もり積もって恨みに変わる。
恨んでいるうち、愛という偽名の依存と執着は、消滅していくことはない。
膿み爛れた陽膨れの激痛にも似た想い、女の心も苛んで黒く膨れ上がってくる。
殺したい。
殺せない。
自分の全てを惜しげなく差し出して
そこまで惚れ抜いた女だけが。
そこまで惚れ切った女だけが。
この無限の浜辺に追われてやって来て潮を汲む。
永劫に。
潮を汲む。
姦通に
しとどに溺れた女だけが。



いやあの奥さん。
筆者はとっても落ち込んでるワケよ。
古い知己が、不倫の最果てに病んでいると伝えられたので。
浜で潮を汲むような恋をしたと泣いていたけれど。
その涙すら、恋の悦びだということを筆者は知っておりました。
話を聞くたび、筆者の頭の中には、潮汲みのイメージが沸きました。
実際に
「破れざるで海の水汲み続けるような関係は、精算したほうが賢明だよ?」
くらいのことは言いました。
もう、だいぶ昔のことです。
今にして思えば
もっと、強い断固とした態度と言葉を投げかけるべきだったなと。
筆者も口の中で砂粒がじゃりじゃりする思いです。
胸の奥がひりつきます。
潮汲み恋ほど、不毛な恋愛も無いですね。
ちょいと、心境なんぞ吐露させていただきました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

機を織る

2024年05月04日 | Weblog
↑皆さま、お元気でいらっしゃいますか?
こちら、西洋さんざし(あらそうよね?アタシ間違ってないわよね?ホーソーンベリーって和名はさんざしよね?)
そのさんざしが満開の頃でございます。
上部でポチッとMJ兄さんが写っております。


↑こちらの、ちらほら可憐な赤い花を咲かせているのはランタナでございます。
ランタナ越しに笑顔を振りまいているのはポメ姐さん。
ランタナ。
灼熱と厳寒を繰り返す、厳しい砂漠気候にひるむどころか、それになんなく抗うような、とんでもない繁殖力なのでした。
刈り込んでも刈り込んでも、初夏にはまふっと元の木阿弥状態でした。
まふっと繁茂していれば、自然に悪い虫の温床ともなりましょう。
そして。
毒性強し。
もし犬たちが実や葉を口にしたら危険です。
と、いうことで。


↑アディオス。ランタナ。

最初。
旦那さまが、どこから調達してきたのか、ツルハシ的な物をふるっておりました。
妻は無力なので
「与作は木ぃ〜をぉ切るぅ〜、へいへいホ〜♪へいへいホ〜♪」
と、できる限りのエンターテイメントで激励していました。
「しゃらっぷ!」
真剣作業中の旦那さまが言いました。
こ。
この与作がっ!!!
機を織る気立のいい女房にしゃらっぷとは何事だっ!
とんとんト〜ン♪
気立のいい機織り女房が荒ぶるので、仕上げは専門の業者さんにお任せすることになりました。
ああ。
サブちゃん。


↑ランタナの代替を探しに行ってみました。
犬に、悪影響のない安全な植物を選ぼうと思っています。
この画像はペチュニアだったか?


↑ローズ🌹的なものは難しいでしょうか?


↑この赤いカーネーションはしゃらっぷの詫びか?
ええ与作よどうなんだ?


↑数日後のこの白いカーネーションはどういうこった?
死んだおっかあに供養する花だよなぁぁぁ?

良かれと思って何をしても、とにかくねちねちと詰められる不憫な与作。
機織り女房は、気立がものすごく良いからなぁぁぁぁぁ。

さて。
不憫な与作話しは横っちょあたりに置いといて。
暑くなってまいりますと、冷たいものがほしくなりますね?


↑庭仕事に励むおっとうに若衆方からの愛の差し入れです。
「キムチサンデー?」
与作っ!
この与作っ!
キサマあああああああっ!
※日本の実妹、友人にこの画像を届けたところ、奇しくも「キムチサンデー?」と問われましたが。

tajin chamoyです。
筆者の耳には、どうしたって「タヒンチャモイライ」と聞こえます。
辛い。甘い。ライムの香り。
冷えたパイナップルやマンゴーに情熱的にからまっております。
暑さしのぎの、メキシカンな夏のデザートでございます。


↑ラスベガスのそこらへんのスーパーで必ず売っているこちら。
筆者は「タジン」だと思って微塵も疑いもしませんでした。
なんせ気立のいい、へいへいホ〜♪の女房なものですから。
タヒンって発音すんのね?
タヒンよ?
ああそうなのねサブちゃん。
ヴァニラアイスにかけても美味しいのですってよ?
ん〜ま〜!?

じゃあ奥さん。
アタシ機織りに戻るわね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春爛漫

2024年04月17日 | Weblog
↑イースターの日のポメ姐さんです。
顔の角度で、ペキニーズのモノマネをしています。

当日、若衆方集まりましたので、茹でた孫(!?)ゆで卵たくさんこしらえてた母さんは
ヒトの子供たち幼少期以来、久しぶりにエッグハンティング決行を提案してみました。
「もうオトナなのに〜」
とか言いながら、クッションの下とかに隠してあるゆで卵探しに、愉しそうに興じている若衆方ではありました。
そののち。
「さあ召し上がれ!ママの愛情たっぷりのエッグサラダサンドウィッチをバカほど!残りはインチキおでんにしたからね!」
奥さん。
春ね?
ふへへへへ。
陽気に浮かれて、なんだかうきうきしませんか?
ふへへへへ。
なんとなく、とにかくココロ躍りませんか春だから!









日本で勤務している子1っちゃんの大親友ちゃんが、ヴィデオ中継してくださいました。
惚れ惚れうっとり夜桜堪能。
これは当家犬バカ一家犬神屋の園遊会のようなもの。


↑現地ラスベガスで、三食花見団子喰らいつつ。

奥さんアタシ。
おかげさまで春を満喫できました。
ありがたいことです&ありがたいことです。

※番外編。

その日。


↑こちらを手渡されました。


↑「おおおおおうっ!?」

数日前から旦那さまがエキサイトしておりましたが。
皆既日食でございます。
当地ラスベガスでは金環にはならず、部分日食ではありました。
一応、合掌してもろもろ拝んでおきました。
「結婚したての頃の皆既日食のこと覚えてる?(英)」
なぜか興奮ぎみな旦那さま。
妻にしてみれば、記憶にかすりもせんこった。

そうなの奥さん。
花よりも陽よりも月よりも。
ワシは団子🍡が命じゃもん。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MAY9+🍕

2024年04月03日 | Weblog
↑さる3月25日、9歳のお誕生日を迎えた、Rosalei Mayことポメ姐さんです。
え。
え?
もう9歳?
うっそー!?
てことは来年は10歳なの?
にわかに信じ難きこの事実。
だってだって。
ついこのあいだまで、キャン鳴き上等なパピコだったじゃないですか?(←しっかりしろ筆者)
奥さんアレね。
時の流れってあっちゅまね。


↑祝い品。


↑ターキーの挽き肉をギーで炒めてマッシュポテトに混ぜこねたいつものやつです。
わんこケーキというよりは、わんこ芋🥔お潰しと呼ぶのが妥当かと。
犬たちそれぞれ、この儀式を覚えてしまっているので、ハッピーバースデー歌い出すと、全頭テーブル周りをぐるぐる回りながら大騒ぎします。


↑ポメ姐さん。
呼んでもなかなか振り向きません。


↑お散歩休憩、給水タイムでも振り向きません。


↑「るっく あっと まみぃぃぃ!こっち向いてぇぇぇぇ!ねぇってばぁぁぁぁ!」
静かに狂奔していく飼い主に対して
「はぇ?なんなのよ?」
このまっふまふの小型犬、9歳ともなると、ふてぶてしいといえば、かなりのふてぶてしさではないですか。
けっ。
オンナは歳とるとコレだから。
自分のことはさておいて、ちゃらっと書いてみるこの筆者ときた日には。



さて奥さん。


↑最近の気に入り。


↑スプレーオイルしたパンに、カリフラワーベースのピッツァドウというかクラスト。
自由自在に盛ってみるトッピング。


↑バカほどチーズ。

で。
やっぱり。
筆者の手にかかると。


↑見事に崩れるワケだ。

さすが。
前世で国を滅ぼした、売国奴だけありますか?
お味はめっぽうイケるのよ?
どうやって汚名返上すればいいのかがわかりません。
前世から続く因縁を断ち切るには、やっぱカリフラワーベースじゃなくって、普通のピッツァドウで焼かなきゃいかんのか?

そういうことでした。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

☘️Shamrock special☘️

2024年03月26日 | Weblog
↑愛しき次男坊のTHEOくんです。
「大きくなったら僕はボルゾイになる!」
そんな野望は、最近になって、とうとう断念したらしいです。(←おい、筆者!)

さて。
先週だったか。
あら、先週だったわよね?
St.Patrick's Dayでしたのです。

ハワイ時代は。

↑キャベツ🥬やじゃがいも🥔などと、こちらのコンビーフブリスケットを煮込んで、ディジョンマスタードでいただきながら黒ビールをあおり。
ブレッドプディングにアイリッシュクリームコーヒーが定番なものでしたが。
「赤身の加工肉は避けたい」
という繊細なお年頃の旦那さまの御要望がございました。

ですので。


↑鶏挽肉と香草でShepherd's Pie作成。若衆方と旦那さまが


↑緑色のもんが欠かせないと思いましたので、セイントパトリックアスパラガスのがしゃがしゃ炒めなどで、簡素に清廉に祝賀いたしました。

☘️🟢☘️🟢☘️🟢☘️🟢☘️🟢☘️


↑奥さん春ね?
義父の好んだプロテアなど飾ります。


↑プロテア、意外に日持ちしなかったので、ピンクミニカーネーションなど飾る。

奥さんあのね。
この花瓶、なんと結婚祝いにいただいたものなのです。
欠けもせず。
漏れもせず。
割れもせず。
いまだに好んで使用しております。旦那さまが
婚姻実状としては
欠け欠け漏れ漏れ半割れで、修繕に修繕を重ね、イロイロお互いナントカ取り繕いながらの
なかなかのひッからび具合の、廃墟に咲き誇るプリザーヴドフラワーではありますが
まだまだ、粉々にまでは砕けておりません。
くだけても、ゴリラグルーでひっつけ合わせて直すのか旦那さま。
雨傘のホネ?とか折っちょれても、直しそうだもんな旦那さま。
ご存知か?
世間一般には「修復不可能」というコトバもあるのだぞ。

奥さん。
文末。
筆者の血中毒素が、思わず沸き立ったことにお気づきでしょうか。

春分の日から、めでたく麗かに暖かくなってきて。
庭でも半袖で過ごせるような陽気を満喫していたら。
打って変わって豹変か。
昨日は儚い粉雪舞いました。
砂漠気候は、これっぽっちも容赦ございません。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

王様に捧ぐ

2024年03月13日 | Weblog
↑たとい、クラークカウンティ事務局に連絡して、保留になったまま1時間以上ホールドされて、いらいらのあまり酸っぱいものが込み上げそうになっても。
たとい、保険会社連絡不備で、こちらから確認し直さなければならなくなって、折り返し待つのに半日かかって一日潰れようとも。
この画像ひと目見たら、完全に癒されてしまうのです。
あうあうあう。
アントワン💕エンゾ💕ノア💕ラ フランス💕
成長してきて、フレンチブルらしくわりとイカつくなってきて
もう「🍐洋梨坊主🍐」呼ばわりするのも躊躇われるほど、ゴツゴツ岩石っぽくなってきたこの頃でございます。
ひははははは。
見るたび笑える。
筆者、犬ばかに生まれ落ちてホントに良かった。
これぞまさに、犬神さまからの恩寵ではあるまいか。

そんなところで。
筆者の記憶が確かなら。
その日は若衆方に引率されて、久しぶりにIKEAを訪れた日でしたでしょうか。
奥さん。
ご存知のとおり、IKEAは広い。
若衆に引っ張り回されただけで、老母は疲弊へろっへろになるのです。

ですので。
「ご飯だけ炊いておいて〜。なんかおかず買ってく〜(英)」
もうすでに、声すらかすれるへろっへろ具合いでございます。


↑おおおおお。


↑オアシスにしか見えない状態。

店内に一歩踏み入ったら、そこは完全に韓ドラワールドでございます。
耳に入るは韓国語のみ。
ぜんぜん読めないハングル記号。
筆者、犬ばかのみにあらず、結構な韓ドラばかでもありますが。
耳に慣れたはずのコリアンランゲージも、実際わーっと話しかけられると、ただのデクの棒ほど立ち尽くすしかございません。
お店の方は察したようで、即座に英語に切り替えてくださってコマスミダ。


↑チャプチェまでおまけしてくださって、聖恩の限りでございます。
ソ〜ンウニ マングハオムニダ チョオオオアアア〜!
耳で覚えた韓ドラ史劇あるあるのフレーズを脳内で叫ぶしかございません。


↑飢えて疲労困憊なカラダにかっこむコリアめし。
チャルモッケスムニダ チョオオオアアア〜!
残念ながら筆者はキムチを食べることができませぬ。
王様、コロしてください。
チュギョ ジュシプシオ チョオオオアアア〜!


↑こちらのお店でございます。

味卵。
醤油漬けの中に大きな青唐辛子がゴロン。
 
ノムノムだか
マニマニだか
テ〜ゲだか
チンチャ カライデスミダ ちょおおおおおおああああああ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

🎎🎎🎎

2024年03月05日 | Weblog
↑蔡蘭芳さんです。
アレキサンドラ💕ポージィ💕ツァイランファン。
でも。
「ぽぽち」とか
「ポポっちょ」とか
「ぽーぽぽぽ」とか
ふざけて呼ぶことのほうが多いです。
ぽーぽぽぽ、ぽーぽぽぽ、ぽっぽぽー💕

さて。
さてですよ。
また食べ物画像でいいですね?




↑こちらのお店です。


↑隣のお店で口直し。

奥さん。
キサマ、文章書く気ないな?
と、思われましたね?
ふっ。
ふへへへへへへへ♪


↑奥さんアタシ。
桃の節句用の雛人形、どこにやったかしら?
探しても探しても見つからない。
ひょっとしてもしなくても、旧宅に置きっぱなしかもしれない。
いやたぶんそうだろう。
週末ね、カリフォルニアの悪天候の影響もあって、ラスベガス強風警報出るくらい風強かったのね。
たかだか車で10分くらいの、子2さん住んでる旧宅に戻るのも危ぶまれてしまうほど。
でも、新居に引っ越して行った子1っちゃんは来たわ。
道路標識くんにゃり折れ曲がって、木々が車道に吹っ飛ぶほど薙ぎ倒されてる中来たわ。


↑だもんで胡麻まぶし鶏の唐揚げ持たせたわ。

風の音怖いほど、なんか家も揺れてる感じして、安眠なんかできやしない。
翌日ね。
だいぶ強風おさまった。
庭から見える山頂に、誇らかに翻ってたアメリカンフラッグ忽然と消えている。
🇺🇸
吹っ飛ばされたね何処行った?
しかたなく、筆者は歌うしかなかったね。
「あかりをつけましょぼんぼりに〜♪
お花をあげましょ桃の花〜♪
ご〜にん囃子の笛太鼓〜♪
今日は楽しいひなまつり
っぺろん!」
ぺろん!
までで歌いきったわ。

あら?
アタシまじ雛人形どこやった?
あ。
子1っちゃんの新居は、現宅から車で2分くらいっす。


↑雛祭りが思う存分楽しめなかったので
ココロの穴を埋めるため
ホノルルのアラモアナscの和菓子屋さんの雛飾りを眺めながら
また歌うしかないのねアタシ。

っぺろん!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オクジャは奥じゃ?

2024年03月02日 | Weblog
↑ブラッシングから逃げ、シャンプーから逃げ。
寝てるとこ起こされ激写され、超絶仏頂ヅラのポメ姐さんです。

さて。
年明けの頃でしたでしょうか。
スティーブンユアンとユウシク観たさに「オクジャ」を鑑賞。
ラストシーンでは意外に涙ぐむ筆者ではございました。
「もう、豚肉なんか絶対食べない〜。涙」
その舌の根も乾かぬうちに。


↑「わ〜日本っぽいね〜」


↑ごめんよオクジャ。


↑続ごめんよオクジャ。


↑ひょ〜!

美味しくいただくことができました。
オクジャ。
んまいなキミは。


↑ママ、ブログネタ枯渇なんだね?

あら?
わかる?
なんで?
食べ物画像揚げるしかないときは、だいたいそんなもんだけど?

そんな犬ばか一家犬神屋ですが。
本日、「ホノルルからラスベガスに移住してきてまるっと五周年」を寿いでおります。
もう。
あっ!
ちゅ〜ま、でございます。
中間、3年間近く、ほぼほぼステイホームだったけど。


↑先週でしたか。
うっかり気ぃ抜いてたら、「予防接種に強制連行」の憂き目に遭いました。
このお見苦しき肌色は、なかなかオクジャっぽいではありませんか。
接種してくれたお兄さんはハワイ出身同郷の方。
注射上手にも程があるというほどの手だれではないですか。
へ?終わり?
あら、いつの間に?
痛みのいの字もないままに
「アロハマハロヌイロア♪」
と、ひっさしぶりに声に出して、ハワイ語で御礼を述べさせていただきました。
ココロの中で、涙が滲むような郷愁がせり上がり、それをぐっと飲み下したはいいけれど。
その晩から始まった副反応、それは忘れかけていた生き地獄。
熱っぽいわ、腕は痛むわ、寝返り打つのもしんどいわ。

翌日。
昼過ぎあたりから快癒。
ことなきを得ました。

犬神屋大女将。
ラスベガス生活6年目に突入ののちも、勝って兜の緒を締めよ。
日々、しゃにむに邁進して参りたく存じます。
寝起きの、犬トイレのペットシーツ替えとかのことを言っております。
家事とかは、無理しないの。
手ぇ抜くのもワザのうち。
奥さん。
アタシ頑張るわ♪






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

忍びで恭喜發財

2024年02月21日 | Weblog
↑当家の御曹司、MJ兄さんです。
なかなかに、ヒトっぽい表情が得意。

先日の日本語会話。
「あ〜ワシね〜。こないだアレ観たじゃ〜。
冬彦さんの元嫁の、声が引き攣ってる感じの女優さんの親戚のヒトが出てて〜。
私がおばさんになってもの旦那さんで、昔ひとつ屋根の下でタルサドゥームヘア兄貴だったヒトがお父さん。
でもって、薄幸そうな貞子がお母さん。
あとジューゾーイタミのウィドウで、芸者小春っぽい名女優さんがおばあさん。
あとアレ、あのヒト。
ほらアレよ
ん〜とね。
山田濃いカオ」

ハウスオブニンジャ。
Netflix「忍びの家」を観てみたよと伝えたのですが。
これでちゃんと伝わるんだから、日本語会話の奥深さを実感せずにはおれません。

あと。
「麿赤兒」さんっていう方の名前が読めなくて
ずーっとずーっとずーっとずーっと
「赤ペコじ」
って呼んでたけど、ペコじがキラーザイチのパパってことはなんとなく知っています。

で。
一生懸命英語身につけたんだな〜って感心する、東京オリンピックで前衛舞踏を演じた、一本線スラントアイのなんたら未来さんと。
龍馬伝で高知山内家の主人だった、中華屋みんみんみたいなイケオジさまって親子なの?
これもなんとなくは通じます。

あのホラ。
濃いカオ。
昔、世界の中心で愛叫んでて、白夜行できんぱっつぁん刺したヒトのことを言っています。


さて。
2024年の春節。
恭喜發財。
ごんふぇいふぁっちょい。
ハワイのローカルは「クンギーファッチョイ」と発音いたしますですが。
慌ただしく、子1っちゃんの独立&新居引越しなどもあいまって、簡素にシンプルに
早い話が、やっつけで至極地味に祝ってみたのです。


↑僧侶の方々の御精進。
「齋」
をいただこうと思いました。
だがしかし。
「ジャイ」「ズァイ」「ザイ」
と注文してもお店の方に通じずに。
「Buddha's Delight」
と注文してみたらば、今までに目にしたことのない、革新的な齋がきましたよ。
あら美味しい。
美味しいじゃないのよ。
愛して愛して愛してやまないあの華人街。
ハワイはホノルルのチャイナタウンの味とは異なるものだけど。
もう、うちの齋、これでよろしいのではございません?


↑じゃじゃっとこんなの焼いてみて。


↑これも簡単、トースターでサクッとなるまで焼くのです。
あとはたっぷり、熱い茉莉花茶啜れば、ココロの中ではじゃんじゃんジャカジャカ獅子踊り。


↑子1っちゃんの好物です。いつも買い置きしています。

じゃあ奥さん。
アタシもう一度、山田濃いカオのやつ、日本語字幕で観てみようかな。(←旦那さまと一緒に観たので英語字幕で鑑賞したのです)
だってなんだか、画面がとっても暗くってよくわかなかったのよ。
あ。
奥さん。
日本作品なんだもの、日本語字幕アタシ要らないんだったわね?
あらあらあら、なんか韓ドラと混同しちゃったわ。
ほらあのヒトよあのヒト。
カクカクしてる名前の、榮倉奈々さんの旦那さんよ?
相手役は、「人生チョロかった!」ってダイヤの指輪さらしながら名台詞吐いてたキツネのお嬢さん。

日本が遠くなったのか。
それとも筆者がアレなのか。
榮倉奈々さんはわかるのよ。
ビオレのCMしてたでしょ?



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

💖Festa degli innamorati💖後編

2024年02月17日 | Weblog
↑左、ブラックビューティ、ナニ💕エレ💕ナラ💕姐さん。
右、チョコレートキャンディ、カナケ💕ココレカ💕姐さん。
ホノルルから、ラスベガスへ移住してきたばかりの頃でございます。



↑2月14日の寝起きに。
愛のメッセージがディープ過ぎて哲学の域?


↑奥さんあのね。コレなのですけれどもね。


↑開けてみたらばこうよ。


↑こんな感じにしてみたら。


↑これっぽっちも、ぜんっぜん可愛くならないじゃないのよ。


↑何度やっても、可愛くならないのね。


↑旦那さまの評価は、「フランケンシュタインストロベリー」
筆者は、愛のオバケ苺をひねくり出してしまいました。
お味は良し。
これは、小さいお子様方と、わらわらわいわいキャッキャキャッキャ、ふざけながら遊んで食べるのが正解だと思いました。


↑🌹レッドホットディープラヴな真紅🌹
おおおおおおお〜!


↑「ヴァレンタインデーは、各々のパートナーとめくるめく愛の日をすごすこと!ダダとマミのことはほっとけ!」
と、若い衆方には厳命しておきましたが。
夕方、両親に花束捧げに訪れるヒトの子供たちでした。
ありがたいことです。
真実、ありがたいことです。
旦那さまが花束抱えて笑顔でいると、どうしても仏花に見える妻ですが。


↑だもんでつい、バセンジー大姐さんが闘病していたケージのあたりに飾る筆者なのでございます。
若衆たち、💐Smithで買ってきたと言うとりました。💐


↑老夫婦。
チョコ齧って、美味しいディキャフコーヒー啜りながら過ごす、そんな愛の日ではありました。
翌日から、糖分摂取は、厳密にひかえねばなりませんいやマジだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

💖Festa degli innamorati💖中編

2024年02月16日 | Weblog
↑こういう色合いを、大きめのカップに入れて湯で溶いて。


↑クリームエスプーマ状のものを浮かべたら。

さぞ、美味しいラテ的な飲み物にならないか?
そう、妄想するのが楽しゅうございます。


↑ヴァレンタイン前日、こちらに買い物に行きました。


↑ローデシアンリッジバックちゃんが。
人生二度目の、生ローデシアンリッジバックちゃんが。
(一度目は、ホノルルのダイヤモンドヘッド脇のドッグパークで邂逅)


↑オーナーが買い物の間、忠誠尽くして待っている。
尻尾、ダダ下がってはいるけれど。
尻尾ダダ下がってる、アフリカ産のライオンハントドッグには、不用意に近寄ってはいけません。
買い物終わりのオーナーさんに
「ローデシアンリッジバック知ってるなんて、君が初めてだよ?ハッピーヴァレンタイン!(英)」
などとお声がけいただき
「あい じゃすと らゔ どっ〜ぐす💕🇮🇹Buon San Valentino🇮🇹とぅ ゆう とぅ〜💕」
と、あくまで東洋ラヴリネスを放ってみました。
「子供の頃から、犬種ポスターを壁に貼り、日本に帰国するたび「犬種図鑑」や「愛犬の友」を買い求め、今でもたまに、寝しなに犬種図鑑を眺めてから就寝いたしますんですの」
とは、脳内だけで告知するに留めおきました。


↑地元、ラスベガスのチョコレートといえばこちらですわよね?


↑大粒の🍓は、Costco経由だそうですよ。それを使用して、スウィートハートチョコレッティコーティングしておられると。

Trader Joe'sでは




↑皆さん、目の色変えて花束鷲掴んではります。



↑帰りしなに寄ったアルバートソンでも、おっちゃんたちが真剣な面持ちで花束お買い求めしてらして
年に一度の点数稼ぎか。
それともなんらかの「挽回」か。
半ば青ざめて見えるほどの真剣な表情は、きっとアレよね照れ隠し?
おっちゃんたち、ら〜ぶ〜り〜💕


↑悪魔チョコと天使ヴァニラ。
双方濃厚&ラヴリッチ。


↑焦がしトリプルクリームバター、三種のチョコレート風味withマスカルポーネ。
でもってポリフェノールたっぷり。
そんな飲み物を妄想せずにおれません。
ハイカロリーandハイリターンです。


↑デヴォンシャークリームエスプーマ。
ハイヤーカロリーandハイヤーリターン。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

💖Festa degli innamorati💖前編

2024年02月15日 | Weblog
↑仲良きこと美しき。


↑嬉し恥ずかし💖のパスタ。


↑うふふふふ💖


↑見てるおばちゃんが、ほんのり小っ恥ずかしくなるようなラインナップ。


↑💖💖💖


↑チョコ齧って🍓齧って。


↑甘いぞ甘いぞ。


↑寿司も💖か?


↑やっぱこれが一番好き。


↑☕️おかわりしてしまいます。


↑Smith。
ヴァレンタインの💐が爆発しています。


↑どかーん!


↑うはははは。
どかーん!
どかーん!


↑Smithに奔って行ったのは、そうですこちらが目当てでございましたのよ。


↑はなれていてもココロはひとつ。

1月末頃から、なにかと血糖値が上がり気味な犬神屋郎夫妻なのでございます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ありがたき弔問客

2024年02月01日 | Weblog
↑アレクサンドラ💕ポージィ💕蔡蘭芳(ツァイランファン)さんです。台湾出身。不育症判明につき、母胎犬早期引退の経緯がございます。

奥さんあのね。
アタシ、バセンジー大姐さん見送ってから、やっぱり少しおかしくなったの。
昨年末あたりからここずっと。
大姐さんの傍でカウチとかで寝てたのね。
それでやっぱり2、3時間おきに目が覚めて、大姐さんの看護とお世話に当たっていたのです。
でもって、見送ったあとからも、どうしたって2、3時間おきに覚醒してしまうわけ。
「ああ、もう眠っていいんだ。ベッドでゆっくり眠っていいんだ」
って自分に言い聞かせても、熟睡なんかはできやしない。
それから一日中、どうしたって療養ケージ置いてあったところに必ず視線が向いちゃって。
「もう、ここには居ないんだ」
そんな時は、一番せつなくて胸痛い。
奥さん、毎日の習慣って、おいそれとは元に戻らないわね。
旦那さまも
「どうしてあんなとこに、エィミーが寝てるんだっ!?」
あとで捨てようと思って、外の窓際に放置していた茶色いレジ袋見ても、どうやら丸くなって眠ってる大姐さんに見えるよう。
おいおいおい。
大丈夫か犬神屋老夫婦。
もう、療養食手ずから給餌しなくていい。
全魂かたむけてた頻繁な掃除も、投薬ケアもしなくていい。
なんかね〜。
他の犬たちの世話だけだと、あまりにも簡単ですっかり手持ち無沙汰になっちゃって。
やること激減して、時間なんかも持て余してしまうよう。
時間、持て余してると


↑ちょいと不謹慎かもしれないけれど。
アタシ、ほんとにこんな感じ。
元気でないの。
なんか力抜けちゃって。
悲しくなくても、自然につーっと涙が頬伝ってる。
奥さん、これってペットロス症候群?
しかも重篤なやつ?
ちゃんと食べてるのに、いっつもお腹が空いてるみたいに、力なんかは漲らない。
ただ、ぼろタオル人形みたいに、一日中クタッとしたまんま。

そんな時に。


↑分家を代表して、弔問客がやってきました。


↑弔問客。
好奇心でいっぱいです。

弔問客、いざ子2さんたち若衆が帰宅しようとしたら、頑として動かず、本犬自らドアも閉める勢い。


↑そして、弔問客は床と同化して。


↑いきなり抱き抱えて歯ブラシごしごしも嫌がるだろうから、これ買ってきたりなんかして。
「慰問と慰霊と鎮魂のレンタルペット一週間」
くらいに、子2さん共々考えていたところ。


↑初日はこんなに遠慮がちだったのが。


↑一週間もしないで悠然と犬ベッド占拠。
歯ブラシも、三日ほど前からラクにさせてくれるようになりました。


↑一週間過ぎて、なんとなくレンタル契約破棄。
しっかりと、心開いてくれちゃって、このまま、本家の方に所属する気しかしません台湾人。


↑そしてうちの新台湾総督は、慣れてくると、こういうことを普通にするようになります。
おいおい。
総督〜。

ご推察のとおり、弔問客はすでに客分ではなく。
慰問犬として、職務を忠実に勤めてくれています。
おかげさまで、傷心の犬ばか、随分と心をを慰められているところです。


↑旦那さまの焼いてくれたタルトタタンもちゃんと味がわかるようになりました。
奥さんアタシ、ぼろタオル人形だったから、ちゃんと食べてても、あんまり味わかんないままでした。


↑こちらですけれどもね。
甘過ぎず癒される感じよ。


↑猫とも仲良くしています。
まったくもってノンプロブレモス。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Raised by Dogs3

2024年01月31日 | Weblog
↑飼い主が、気絶しそうなほどに可愛いバセンジー姐さんではないですか。


↑ああ。愛おしい。


↑2019年春に、長年棲み慣れたホノルルハワイを後にして、ラスベガスネヴァダに転居して参った、当家犬ばか一族屋号犬神屋でございます。
ハワイと違って、寒暖の厳しき砂漠地帯移住にあたって、真っ先に求めたのは何はなくとも、こちらのinsulationドッグハウスでございました。
ついでに、車庫のシャッターにもinsulation 加工を施す夫。
砂漠地帯。
真夏の苛烈な暑さから。
真冬の過酷な寒さから。
ただただ、アフリカ犬の身体を護るための施工でございました。


↑ええ。
炎暑のとき。
酷寒のとき。
姐さんには車庫内のケージにて、しばし休息などしていただいておりました。


↑ポメ姐さんとはいいコンビ。


↑チワワさん姐さんの、故ベラ✨バンビーノ姐さんともいいコンビ。


↑犬たちのために、芝の庭が良かろうと。
ですが砂漠地帯。
渇水取水制限のため、2026年までには人工芝に植え替えよとのお達しが。
現在、旧宅の庭は、荒涼と芝枯れさせております。


↑青々としていましたね。
旦那さまが、嬉々として芝刈りしていたことなど思い出します。


↑長毛&短毛。
赤毛犬たちの邂逅。


↑「あぁた、まっふまふじゃないのよ?犬なの?」
「あぁた、つるりっぺたじゃないのよ?犬なの?」
まっふまふなのは、ジャーマンスピッツとしか表現してはいけないような分家のデカポメ、ポリーさんです。


↑「あぁたもまっふまふしてるけど、クリーム色よね?」
本家所属のポメ姐さんメイさんです。


↑「こりゃ坊主!こりゃ坊主!ボールしか目に入らなのねこりゃ坊主!」
御曹司MJくん、まだまだパピっ気が残る幼き日。


↑バセンジー姐さんは引きが強いので、歩きに行く時はだいたい一頭引きでした。


↑趣味のsunbathing。


↑4頭そろっているということは、コロナ禍突入のころと思われます。


↑頸椎に異変を生じたため、しばらくは通院しておりました頃。
首輪厳禁ということになりました。


↑自分を犬だと信じて疑わない、猫も参加するのが常でございました。


↑旧宅から現在の自宅に引き移ってきても、相変わらず日光浴が大好き。


↑15歳頃から痩身が目立ってきました。


↑姐さんの真冬コーデ。
冬季の衣類各種は、分家に新規加入したフレンチブル坊主が成犬になったら譲るつもりです。合うか合わないかは坊主の育ちっぷり次第。


↑痩せてきてしまったけれど、まだかくしゃくとしていた頃。


↑ナチュラルに猫もいます。


↑晩年。
どうしましょう。
やっぱり、気絶しそうなほど可愛いです。

息を引き取る前日まで、日光浴が大好きでした。
真冬の砂漠地帯でも、日中の陽だまりはほっこりホコホコと暖かかったのが幸いです。
四肢も萎え始め、起き上がれなくなった頃でしたが
ビューティフルでリマーカブルでファビュラスな
パーフェクトシェイプな自力排泄があったとき
筆者、飛び上がるほど嬉しかったです。
飛び上がったまま、喜び勇んで全若衆方に、頬紅潮させて報告しましたもん。
これほど喜ばしいことは、犬バカ人生、滅多にございませんですよ。


↑バセンジー姐さんを荼毘にふした日。
子1っちゃんに呼ばれて庭に出て見つめた夕景。

それでね奥さん。
その晩綺麗な半月だったの。
ふっと窓の外に目をやったら白い半月が目に入ったのね。
だからなんとなく撮ったわけ。
わかってるの。
反射だって。
でも。


↑どうしたって、バセンジー姐さんが写ってるとしか思えないのは
無理からぬことでしょう?

筆者。
日本の北国の故郷で
犬小屋で育ったんです。
こう書くと、えらい被虐待児童だった感じしますか?
いや事実なのです。
たしなめる父母の制止振り切って、犬小屋に潜り込んで、犬の柔毛に埋もれて眠ってましたから。
犬の頭に顔を押し当てると、太陽に干したほわほわの布団のような、おひさま成分の匂いがしました。
おやつも分けあって食べた記憶がございます。
犬の毛先に付着した、雪の結晶❄️の美しさも鮮明に覚えているくらい。
犬といたので、寒さもあまり感じずに。
犬といたので、なんだか嬉しくて幸せで。
はい。
犬と育ってきました。
ええ。
犬に、育てられてそのまま大きくなりました。
おかげさまで、こんな分不相応なくらい幸福な現在がございます。

縁あって海外に移住してからも、犬を見送るたびに、すっかり子供返りして、母に泣きながら電話してました。
「あぁお姉ちゃんは、犬が大好きで、子供の頃犬小屋で寝てたもんねぇ」
毎回、そう言われました。
米国では、末期を苦しませないためにeuthanizeが一般的ですが。
筆者は、ユーソナイズのユの字も耳にしたくないのです。
痛みで悲鳴あげてるわけでもない。
食餌だって受け付ける。
最後の最後まで、看取ってこその犬バカだと、そう信じたいではないですか。

見送った犬たちそれぞれに、いつか虹の橋地区での再会ありますように。
筆者は、そう祈念するばかりでございます。
犬缶とカリカリとドッグトリーツ、たんまり抱えて持ってくからな虹の橋地区へ。













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Raised by Dogs2

2024年01月22日 | Weblog
↑いつも足繁く通っていた、カカアコウォーターフロントパークです。
サンセットに、赤毛映えるバセンジー。
懐かしいこの場所。
今でも、猫とマイナバードと、野外生活者の皆さんがひしめいておりますのでしょうか。

ハワイ時代、一年中だいたい2〜3頭引きで歩いておりました。
日本からの観光客様方には
「まぁポメラニアン?カワイイですね〜!」
「ダックスフンド?うちでも飼ってるんですよ〜!」とか
優しくお声がけいただいておりましたが。
エィミーさんは、つるっペタな柴犬もどきだと思われていたかもしれません。
犬好きなガイジンさん方には
ポメもダックスも、まるで眼中に入らずのように
「おおマイガー!バセンジー!?おおマイガー!」
などと、突進して来られる方など、決して少なくなかったです。
ハワイでは、バセンジー専門のチャンピオンドッグ輩出ブリーダーさん、結構有名でしたしね。
皆さん、吠えない犬がお好みのようでございました。


↑外犬舎。
滅多に吠えないバセンジーが、唯一変な声で絶叫するのが
「風に飛ばされて、フワフワ空中を漂う黒いレジ袋」
それが視界に入ったときでした。
白なら平気。


↑こっち向いてエィミー♪
呼びかけても、カメラ目線くれたことなぞ滅多にございませんでした。


↑モアナルアヴァレーパークトレイルを歩く。
岩場に、古代ハワイアンペトログリフが刻まれてあったりしました。


↑こちらのディープトレイル、ピットブル系の野犬が群れをつくっていて、時折り襲ってくると聞きましたので
常時、ペッパースプレーなど携帯。
バセンジー愛好家、なんと16頭飼いの日系のおばさまに伺い、そして奨められました。
おばさまのバセンジーくん、群れに襲われ負傷したとかで。
そのほか、巨体な、ワイルドボア一家も棲息してますしね普通にね。
こちら。
必ず、家族団体行動で、大声で歌いながら行軍していた想い出が。


↑姐さんは、身内にしか心開かぬ古代犬。
獣医さんを訪れるときや、人の多くいる場所などでは口輪装着してました。
何度登ったか知れない、こちらマカプウトレイルです。


↑陽が傾いてきて、人々が減ってきて、あたりが紫に染まってきたら口輪オフ。


↑微笑む姐さん。
こちらケイヒーラグーンあたりです。


↑バセンジーの♀にしても、わりと小柄な姐さんでしたが。
硬く巻いた尻尾と魅惑のデコジワ。
旦那さまは、「deep thinker」と呼んでおりました。


↑大大大好きなお父ちゃん。
愛と信頼のアイコンタクトが尊い。
当家所属のケモノたちの中で唯一、「呼び戻し」が完璧だったのは姐さんがダントツ。
野っぱらで。
旦那さまとかなりの距離をとって立ち
「エィミー!」
と呼べば、猛ダッシュで旦那さまの元へ駆け寄り
筆者が
「エィミー!」
と呼べば、踵を返して、筆者の元に猛ダッシュで駆け戻り。
体力のある犬種ですので、それを延々と延々と繰り返すうち、あたりは夕陽に包まれて
ただそれだけの単調な繰り返し。
でも、ものすごく幸せそうな愛犬の顔を見つめて
いつしか感動で、涙ぐんでしまう犬バカ夫婦でございました。
あのときの姐さんの嬉しそうな表情、今も目に灼きついて忘れることなどできません。


↑子2さん厳選の、犬の詩の朗読でございます。
意外にも、旦那さまが涙腺崩壊。
あぁた。
ちょいとあぁた!
舅も姑も他界して、葬儀のときだって涙見せなかったのに私には。
あぁたったら、泣いてやがるの?
ねぇあぁた!
あぁたぁぁぁぁ!



アフリカの宝石。
バセンジー追悼回、次回からはラスベガス編になります。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする