花あそび

庭で育てた花々や嵯峨御流の花、そして時には野の花を
いっときいただいてそばに置きました。

辛夷

2009年02月13日 | 嵯峨御流

辛夷を使って瓶花を稽古していただきました。
今回は主体となる体の枝を2~3本用いる
両成体もしくは乱成体を稽古したいと花屋さんへ相談したところ
時季的に木瓜もしくは雪柳になるだろうとのことでした。
ところが配達していただいた花はまあ なんとも嬉しい~♪
辛夷じゃありませんか
そりゃあ木瓜、雪柳より辛夷のほうがいいに決まってるわ 
だって木瓜や雪柳は庭にもあるし・・・この野趣あふれる枝 好きなんですよ^^
でもこの花木にとりあわせてある花を見て一瞬顔が曇りました。
色鮮やかなオレンジの薔薇
園芸のほうのブログをご覧になっていただいている方がお気づきかもしれませんが
何十種類と薔薇を育てているものの
ピンク、白、黄色、赤はあれどオレンジ色はありません。
どうも苦手なんですよね 
ところがいけあがった花を眺めているうちに
意外にこのオレンジ色が辛夷とよく合っているということに気づきました。
この辛夷に添えるのはピンクや黄色の薔薇ではなく
やはりオレンジ色が一番似合うように思います。
そのことを稽古の時にお話すると生徒さんのおひとりが
この冬芽にも似た色が感じられるせいじゃないかしらと。
そう言われてみるとふわふわの産毛を纏った冬芽にも
柔らかな温かいオレンジ色を感じます。
(これって常々岡○先生がおっしゃっている もっと色を感じて!…だよね^^)

今回もまた花(花屋さん)や生徒さんからいろいろ勉強させていただきました。