この季節湿地や沼沢の水辺では水生植物が繁茂しています。
その景観を蒲、燕子花(カキツバタ)、睡蓮、日陰蔓を使って活け表しました。
さながら水盤は沼。。
よどんだ水辺ですがすっと伸びた蒲には風のそよぎも感じられ
燕子花は花から実へ季節は移ろい
そして泥中で勢いよく繁茂した藻(日陰蔓で表現)が水面を覆う中
睡蓮の花葉が自然界の静寂感を感じさせてくれるようです。
暑いこの時期花は傷むのが早くお稽古した花もすぐにだめになってしまいますが
だからこそその一時を大切に心を込めて活けたいものです。
というわけでここ最近の花もあわせてアップしておきます。
お花に敬意を表して。。。
この様式花をアップするのは初めて
荘厳華をいいます。(これは親先生がお活けになったものです)
その中でこの花態は宝珠形体といい、如意宝珠の形を表したものだそうです。
この様式は仏前の花のイメージが強いため飾る場所はかなり選びますね。
そのためお稽古した花はお床や出窓に飾ることがほとんどですが
さすがにこの花だけはあまり飾る気持ちになれません。
というわけでお稽古はしたもののそのままの形では活けず
盛花に変えてみました。
ナツハゼに庭のキキョウとオミナエシを加え
河川の景