これは9月末にあった研究会のお花(アップするが遅れぎみです)、私たちは
菊のお生花を稽古しましたが
先生が参考花として燕子花の「秋のいけ方」をいけてくださいました。
秋の燕子花は、体に実(こんな立派な実がつくんだね)を葉よりも高く扱い、
花は留に低くいけます。
葉も春は葉組をきっちりとしますが秋は自然の風情をいかし緩やかに組み、
枯れ葉や虫食い葉、靡き葉などを交えて季節感を強調します。
今月私は当番だったのですがラッキーなことにこの参考花をいだたくことができました。
家で生けた時には花はすでにしぼんでましたが、二日後二番花が咲きました。
そしてその花を最後に花は枯れ、緑色だった葉も次第に土色へ。。。で
もその風情も自然の移ろいゆく姿のよう~
先週のお稽古の時生徒さんにもみていただきました。
もうすでにほとんど枯れてしまってましたがその姿さえみなさん素敵だね。。。と
秋はやはり侘び寂びの風情がここちいいです。
とても嬉しいです!
枯れた葉でさえも彩り美しくて、
風情漂う姿に心惹かれました。
若さだけでは真似できない、
時間を重ねてでしか適わない熟成された美しさですよね。
こんなふうに年を重ねられたらいいなぁ。
程遠い私ですが…(-_-; むむむ
生のお花はかぎりある命なので
新鮮なうちに少しでもでもはやくいけなくてはと思うのに
いったん写真におさめてしまうと
アップはまあそのうちなんて思っているうちに何枚もたまって。。。
昔から宿題なんかもためてためて締め切り間際にひぃひぃやってたタイプ こればかりはなおらないかも
こうやってお花を育てたりいけたりしていると
なにかしら人の一生と重なるように感じることがありますよね。
お花から教えやパワーたくさんこといただいて
この燕子花のように老いてもなお美し。。。
そうなりたいね。
このお花昨日片付けました。
最後にもう一度写真撮っておけばよかったと気づいた時はすでに遅し。。。
いつも肝心なところがぬけてます(泣)