花あそび

庭で育てた花々や嵯峨御流の花、そして時には野の花を
いっときいただいてそばに置きました。

葉蘭

2009年11月22日 | 嵯峨御流

先日三管筒を使って葉蘭のお生花を稽古しました。
竹器を箱から取り出す時はいつもどきどきします。
もちろん正真正銘?!竹でできているので、
保存状態によっては割れてしまうことがあるからです。
初めて買った三管筒は、日頃あまり使わないので
じゃまにならないよう本棚の上に置いてましたが
乾燥気味の部屋だったせいもあってか、
久しぶりに取り出してみたら見るも無惨なほどに筒3つとも割れました。
それ以来竹器は倉庫に保管するようにしています。
よせ筒をつかって花をいけるときは何本組み合わせても、
それをすべてひとつの花器と見なして調和よくいけることが大切です。
細かい約束事も多々ありますが、一番大切なのはやはり全体のバランス・・・
和室の真ん中で何度かおさらいを繰り返ししました。
その様子を見ていた娘が
一番低い筒の姿は自然ぽくて好きだけど
あとのはくせをつけすぎた葉があまり好きじゃないなあ~と・・・
お生花の花型の原則である虚実等分、
しかしながら生けあがった姿には実の姿より虚の姿が強すぎ
バランスが悪くだから受けた印象として違和感を感じたのでしょう。
まったくの素人とはいえ、
率直感想を言ってくれる娘の存在はありがたいものです