愛知県犬山市にある国宝犬山城は、豊臣秀吉が生まれた天文6年(1537)に、織田信長の叔父である織田信康によって創建されました。これは、現存する日本最古の木造天守閣です。
7月12日の豪雨時に、落雷による衝撃でしゃちほこが破損したと推定されます。2体あるしゃちほこのうち、天守閣北側の1体(高さ1・2メートル)は、尾に加えて胴や顔などほぼ全体が壊れました。また、天守閣の北東側には、しゃちほこの破片数枚が落ちているのが見つかりました。
北側に足場を設置して残骸を回収しました。これらの応急措置は8月8日に終了しました。
8月16日には、屋根などの復旧修理が終わり、天守閣の一般公開が再開されています。
しゃちほこは壊れたままであり、復元について文化庁と協議中とのことです。