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日本水工コンサルタント 社員ブログ

自然との調和に配慮し、農村と都市の新たな風景を創造する

XバンドMPレーダ雨量情報

2010年08月17日 | 調査・測量

国土交通省が、XバンドMPレーダ雨量情報の試験運用を実施しています。

表示地域は、関東・北陸・中部・近畿地方と全国にまでは広がっていませんが、近年の豪雨対策として、今までよりも早く詳細に観測できるものとして期待されています。

 

外出時にはもちろんですが、現場調査に行く際などにも事前確認あるいは現地確認などして事に当たれば良いので意識的に見てみましょう。

Webサイトはこちらから

http://www.river.go.jp/xbandradar/index.html

 

詳細図を見ると、丁度いま、栃木市の上空では50mm~100mmの雨粒になっています。

 


iPhone3Gで写真撮影した位置情報

2009年12月15日 | 調査・測量

巷で話題?のiPhone3Gで写真を撮影すると、写真のファイルに緯度、経度の情報が記述されます。
Iphone_img_property_4   撮影した写真のファイルをPCに読み込んでプロパティを表示させると緯度経度の情報が記載されてます。
  GPS搭載のデジカメなどもありますが、携帯(スマートフォン)でも簡単にこういった情報が得られるようになったんですね。
このプロパティを取得すれば現場で撮影した写真の管理等に使えそうです。

Iphone_capture_koredoko_2 とりあえず弊社の西部支店をiPhoneで撮影してみました。
iPhone用の無料アプリ「Koredoko」を使うとGoogleマップ上に撮影ポイントが表示されます。
多少のズレはありますが、なかなか良い精度で撮影位置を表示してくれているのではないでしょうか
(添付のiPhoneのスクリーンショット参照)

ただ、iPhoneの場合は携帯の回線(3G)で位置情報を取得しているらしく、携帯の電波が入らないところではこの機能は使えないようです。

by Small Y.I


地理空間情報フォーラム2009

2009年06月22日 | 調査・測量

6/17~6/19の3日間、パシフィコ横浜において地理空間情報フォーラム2009が開催されていた。
ベンダーによる製品の展示や、官公庁職員による講演など、地理空間情報の貴重な情報を手に入れることが出来る展覧会だ。
http://www.jsurvey.jp/geoforum2009.htm

Ca3c0004_2 土木において地理空間情報は欠かせない。
近年は、当社の得意分野である農業土木、上下水道の設計業務においても、GISを利活用した業務が盛んである。
現時点でも、手軽に見れるGoogleEarthやVirtual Earth、国土地理院の基盤地図情報など、地理空間データを簡単に情報に変換して利活用する環境が整いつつある。
これらは、我々がICT利活用を語る上では欠かせない次世代ビジネスを担う一つの要素であろう。

by Small Y.I


基盤地図情報

2009年03月15日 | 調査・測量

Kibanviewer01 国土地理院が公開している基盤地図情報をダウンロードして試してみました。
これは「測量法第27条第2項に基づいた測量成果の提供を目的」としているものだそうです。

25,000分の1の地図、5mメッシュ標高データ、10mメッシュ標高データなどのXMLデータが公開されております。
公開されているデータをダウンロードして有効活用することができます。

具体的な活用方法としては、
(1)画像データに変換し協議資料等の添付図として活用する。
(2)DM形式のデータに変換してCADで読み込み計画に利用する。
(3)SHAPE形式のデータに変換してGISアプリケーションで利用する。
などが考えられるかと思います。

Kibanviewer02_2 ダウンロードしたデータ(XML形式)は、同じく公開されている「基盤地図情報ビューア・コンバータ」に取り込み、DM形式やSHAPE形式のファイルに変換することで、市販されているアプリケーションで使用することが可能となります。

C3ddmimport01 そこで、実際にダウンロードして試してみました。

サンプルとして鹿児島県の25,000分の1のデータを全てダウンロードし、「基盤地図情報ビューア・コンバータ」でデータを結合してみたのですが・・・
なんとファイルの容量が1.25GBtye。
C3ddmimport02 試用したPCは、CPU:IntelXeon5060(3.2GHz)、メモリ:2Gbyteと比較的高性能な部類のPCですが、データを結合する途中で何度か強制終了してしまうなど手間取りました。
25,000分の1のデータを扱うにはハイスペックなワークステーションなどが必要なようです。

なんとかビューアにデータを取り込んだ後、データの一部を「DM形式」、「SHAPE形式」に変換し、各々を「Autodesk Civil3D2009」、「ESRI ArcView9.3」に取り込んでみました。
Arcgisimport 各形式への変換は、必要な範囲だけを変換することができるので、広範囲でなければそれほど時間を要さないようです。

どちらの場合も等高線、道路、河川、海岸線、建物などの要素毎にレイヤ分けされて変換されているので、データはとても扱いやすく業務に有効活用することが出来そうです。

是非一度お試しください。

ただし、このデータを業務に活用する場合、国土地理院への申請が必要となる可能性もありますので、利用にあたっては、「測量成果の複製・使用」を読み確認することが必要です。

基盤地図情報ダウンロードサービスはこちら
http://fgd.gsi.go.jp/download/

「測量成果の複製・使用」とは
http://www.gsi.go.jp/LAW/2930-index.html

by Small Y.I