こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

29.6%という数字は少ないのでは

2009年07月17日 11時14分34秒 | Weblog
昨日の日本農業新聞の1面に、「ネットの米販売 3割が不適正表示」という記事が掲載されていた。

内容は「インターネットの米販売業者のうち29.6%が、精米年月日が欠落しているなど表示が不適正なことが15日、農水省の調べで分かった。異品種が混入していた業者も21%あった。米の取り扱いでは名称、内容量、精米年月日など、表示方法が細かく規定されている。同省は「小さい業者が多く、体制が整っていないところが多い」(表示・規格課)とみている。
 調査は袋詰めされている20銘柄米を対象に、2003年から毎年行っている。今回は08年産米3万3513点について、表示方法などを調べた。小売店、量販店、卸売業者の計2637店舗に加え、今回初めてインターネットで通信販売をしている業者108も調べた。(詳しくは日本農業新聞紙面)」というもの。

このネット販売の問題については、自分は以前から、「違反や間違いが多く、品質にも問題があって、購入者からのクレームも多い」と指摘を続けていた。
よって、このように新聞紙面で数字が公表されるのは物凄く嬉しいのだが、自分の中では「実際よりも少ないのでは」という疑問が残っている。

もっとも、毎年調査して、その都度、指導と改善命令を続けているので、前年からすると不適切表示があった店舗は9.3%で、前年よりも1.1ポイント減少。異品種の混入が判明した店舗は11.2%で5.7ポイント減少しているので、そろそろこの程度の数字になるのかも知れないのだが、それでもまだ3割が不適切なのだ。

このままだと、消費者の産地に対する信用・信頼が無くなってしまうし、これを許している米業界の姿勢も疑問視されてしまう。
少しでも早く、ゼロになってほしいものだ。
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