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「ササニシキ」復活計画進む 米全体の10%めざす JAみやぎ登米

2014年11月20日 17時43分27秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「「ササニシキ」復活計画進む 米全体の10%めざす JAみやぎ登米 (2014/11/20)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
宮城県のJAみやぎ登米は、「ササニシキ」の復活プロジェクトを進行中だ。
米の産地間競争が過熱する中、「あっさりと飽きのこない味」で差別化を狙う。
同品種のJA集荷量は、この3年間で約250トン増え、今年産は約1380トンの見込み。
米の集荷量全体に占める割合はまだ4%だが、生産拡大に力を入れ、10%(3700トン)まで増やす方針だ。

JAは、2012年度に「ササニシキ」に絞った栽培塾を開設し、「環境保全米こだわりのササニシキ復活プロジェクト」に乗り出した。
気象で作柄にばらつきが出やすいという品種の問題点を改善するため、塾で営農指導を徹底している。
塾生は現在約350人。
初年度の230人から大幅に増えた。

塾は年7、8回の講習会などで1等米比率を高める土づくりに力を入れている。
この他、塾を通じ、ケイ酸資材などへの助成措置をJAが講じている。
こうした取り組みによって13年産の1等米比率は9割近くに達し、過去最高を記録した。
実需者からも「食味だけでなく、精米の歩留まりが良くなった」と高い評価を受ける。

JA米穀販売課の佐々木衛課長は「品質を安定させ、集荷量が増えれば、もっと販促に力を入れられる」と意気込む。
JAは塾生対象に20日、13年産「ササニシキ」概算金に60キロ当たり300円の追加払いをする。

「ササニシキ」は1980年代、登米市の水稲作付面積のほぼ全てを占めた品種で、93年の大冷害をきっかけに激減した。
しかし「コシヒカリ」系と違った特有の食味にファンが多い。
佐々木課長は、「(県内外のすし店や米穀店など)こだわり志向の実需から引き合いが強まり、生産量を上回る需要がある」と説明する。
というもの。

自分としては、温暖化に対応できない、時代遅れの品種という思いを持ってはいるのだが、産地は諦めていない。
実際、シッカリと育てられたササニシキは、今でも抜群に美味しい。
問題は、昔の特徴と旨味に戻れるのか、今の時代に合わせるのかだろうな。
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